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公開日 2020/09/07 16:27

STORM AUDIO、AVプリアンプ「ISP MK2」&パワーアンプ「PA MK2」を受注販売開始

Auro-3Dをはじめ各イマーシブサウンドに対応
編集部:川田菜月
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ナスペックは、同社が取り扱う「STORM AUDIO」より、AVプリアンププロセッサー「ISP MK2」シリーズ3機種、パワーアンプ「PA MK2」シリーズ2機種を発売。9月10日より受注開始する。

AVプリプロセッサー「ISP MK2」&パワーアンプ「PA MK2」の組み合わせ

■AVプリアンププロセッサー「ISP MK2」シリーズ
・「ISP.16 ANALOG MK2」 価格:1,800,000円(税抜)
・「ISP.24 ANALOG MK2」 価格:2,000,000円(税抜)
・「ISP.32 ANALOG MK2」 価格:2,300,000円(税抜)

■マルチチャンネル・パワーアンプ「PA MK2」シリーズ
・「PA 8 ULTRA MK2」 価格:1,000,000円(税抜)
・「PA 16 MK2」 価格:1,300,000円(税抜)

STORM AUDIOは、イマーシブ・サウンド技術「Auro-3D」を手がけるベルギーのAuro Technology社が立ち上げたAV機器ブランド。製品はフランスで設計・製造され、モジュラープラットフォームスロット方式の採用で基盤毎にメンテナンス可能な設計としており、ソフトウェアも含めて、高い拡張性をはじめ、プロのスタジオ使用も想定した優れた信頼性と耐久性が特長だとしている。

イマーシブ・ AVプリプロセッサー「ISP MK2」シリーズは、従来モデル「ISP 3D.16 ELITE」をMK2としてリニューアル。チャンネルデコードは最大13.1.10chの24chに拡張、Auro-3Dをはじめ、ドルビー アトモス、Atmos, DTS:Xを強力にサポートするとしている。なお2020年内にアップデートにてIMAX Enhaned、DTS:X Proデコードにも対応予定とのこと。

「ISP MK2」シリーズ

16ch/24ch/32chの3製品をラインナップ。HDMI端子は入力2系統、出力5系統(1系統はARC/eARC対応)を装備し、いずれもHDMI2.0b/HDCP2.2対応とした。またCEC機能のパススルーに対応する。

「ISP.32 ANALOG MK2」の背面部

オプションで、16chモデル「ISP.16 ANALOG MK2」と「ISP.24 ANALOG MK2」はチャンネル拡張が可能。ISP.16 ANALOG MK2を24chとする場合は270,000円(税抜)、32chとする場合は520,000円(税抜)、ISP.24 ANALOG MK2を32chとする場合は230,000円(税抜)となる。

音声用DACはアナログデバイセズ社「ADAU1966」を従来から引き続き採用。DSPチップはTI社「K2G」と アナログデバイセズの「SHARC 4th generation x4」の構成とした。ボリューム部はデジタルとアナログのハイブリッドタイプを新採用。アナログステージのゲインを可変で最適化する回路を追加し、残留ノイズの大幅な減少を実現したとのこと。これにより高いダイナミックレンジとS/N比を実現するとしている。

最新ファームウェア 4.0rでは、ルーム補正技術「Dirac Live Room Calibration」にBass Management機能を追加。複数のサブウーファーを使用する場合にもシステム全体で低音のコントロール補正が可能となる。本機能は、システム内のスピーカー全てにカスタムフィルターを適用して低音を自動微調整する「Full Bass Optimisatior」、Dirac Liveフィルターを適用する「Upmix Only」と、OFFから選択できる。

ルーム補正は高解像度FIRフィルターを用いることで最大32chまで対応。なお、設定は製品設置時になスペックおよび販売店にて実施するが、自身で行いたいユーザー向けに測定用マイクセット「New Microphone Kit」を今秋発売予定とのこと(価格は未定)。

ブラウザからアクセスできるISP/Web インターフェースも改良。スピーカーレイアウト設定画面では複数の出力chを指定してマルチウェイスピーカーをバイワイヤ・トライワイヤ駆動することも可能で、Diracキャリブレーションによるいタイムアライメントの自動補正にも対応する。年内にはアップデートにてRoon Readyに正式対応する予定。またiPad向けの専用操作アプリ「Storm Remore」も用意する。

Auro-Headphonesを搭載した独自のバイノーラルヘッドホン技術「Sphere Audio」も年内アップデートにより実装予定。モノラル、ステレオ、5.1/7.1ch サラウンド、いまーシブフォーマットなどあらゆるソースをレンダリングし、空間情報を使って各オーディオチャンネルにバイノーラル処理を適用するなどして、ヘッドホンでも正確な3Dサウンド再生が可能としている。

最大解像度はUHD(4K60fps 4:4:4 8bpc/18Gpbs)、HDRはHDR10/HLG/ドルビービジョンをサポートし、色深度は12bpcまで対応する。

端子も各種装備し、使い勝手の向上を図っている。デジタル音声入力はCOAX×3/TOSLINK×3、アナログ音声入力はXLR×1、RCA×4(7.1 or Stereo×4)、アナログ音声(DownMix)出力はXLR×1。ほかUSB Type A×2、LAN×1、12V Trigger 出力×4 、IRリモート入出力×各1を備える。

各アップグレードも可能。32 Digital AES/EBU出力は480,000円(税抜)、32 Digital AVB出力は500,000円(税抜)、16 DCI AES/EBU入力は240,000円(税抜)。外形寸法は3機種とも490W×191H×479Dmm。質量は16chモデルが13.1kg、24chモデルが13.2kg、32chモデルが13.6kg。従来モデル「ISP 3D.16 ELITE(MK1)」所有ユーザーには、24chデコーダーアップグレード(MK1 to MK2)を470,000円(税抜)、HDMI 7 + 2 eARCアップグレードを200,000円(税抜)で対応する。

リニューアルしたマルチチャンネル・パワーアンプ「PA MK2」シリーズは、デンマーク・PASCAL AUDIO社のクラスDオーディオ技術に、Storm Audioのノウハウと知識を融合することで、圧倒的な駆動力とクリーンなサウンドを実現するとアピールする。

マルチチャンネル・パワーアンプ「PA MK2」シリーズ

1chあたり200W(8Ω)の出力を実現。超高効率かつHF減衰ネットワークを用いないクラスDオーディオ技術により、最高20kHzまでの全出力帯域幅を確保する。8chモデル「PA 8 MK2 ULTRA」と16chモデル「PA 16 MK2」の2機種をラインナップし。PA 8 MKII ULTRAではブリッジ駆動に新対応。1chあたり800Wの高出力な4chパワーアンプとしても使用可能となっている。

「PA 8 MK2 ULTRA」の背面部

内部に使用する各パーツは徹底して高品質なものを選定したとのこと。また複数の保護回路を搭載し、安全面の対策も工夫。放熱ファンを搭載し、連続動作によるアンプの高温化を防止する。また、Storm Audio製のプロセッサーと接続すれば遠隔フル・モニタリングが可能となり、様々なパラメータに関するデータをチェックする事ができる。

2機種ともS/N比は>115dB、THDは<0,03%(1W to 1dB:maxpower, 20Hz - 20kHz)、コントロール端子にUSB Type A、LAN、12V Trigger 入出力を装備する。外形寸法は442W×150H×495Dmmで、質量はPA 8 MK2 ULTRAが17.3kg、PA 16 MK2が18.0kg。

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