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公開日 2021/04/05 14:16

キース・モンクス、独自アーム搭載のレコードクリーナー「Prodigy」発売

250mlの専用クリーニング液付属
編集部:松永達矢
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(株)タクトシュトックは、同社が取り扱うイギリスのオーディオブランド「KEITH MONKS(キース・モンクス)」より、竹素材のレコードクリーナー「Prodigy」を5月15日(土)に発売する。クリーニング液「discOvery 33/45」(250ml/50枚分の洗浄を想定)が標準で付属し、販売価格は195,800円(税込)。

「Prodigy」

KEITH MONKS は、1969年にBBCと共同開発したレコードクリーナーが、改良を続けながら大英図書館と米国議会図書館に正式採用され続けているという実績のあるオーディオブランド。同社のクリーナーは、トーンアーム型の独自アームを特徴としている。これを用いることで、レコードの内周から外周に向かってトレースしながら溝ごとの吸引を実現している。また、本年中に全自動で洗浄可能な、「Redux」(638,000円/税込)も登場予定とのこと。

実績に裏打ちされたレコードクリーナーを展開する「KEITH MONKS」

キース・モンクの後を継いだ息子のジョナサン・モンクは、往年のクリーナーを改良し、長年の研究を経てクリーニング液自体を流体クッションとし、バキューム力をほぼ倍にしたシステムを開発。これを手軽に使えるような価格で販売したいという考えから生まれたのが本機・Prodigy(神童・天才の意)だという。

Prodigyは、薬液散布とブラッシングを使用者が行なうことでコストパフォーマンスを向上させたモデル。先記した同社レコードクリーナーの特徴である溝をトレースしながらバキュームを行なう独自アームによって、レコード片面の洗浄を3分程度で終えることができる。

CD等のデジタルメディアの洗浄にも対応する

溝ごとに薬液をバキュームするために静音設計が可能で、1日に何十枚とレコードをクリーニングしても盤面に薬液が残ってしまうことはないとする。なお、バキュームされた廃液は、取り外しが容易な本体右側のボトルに溜められ、容易なメンテナンスを可能とした。

付属のカバーを取り付けた状態

薬液の散布には、レーベル面を守るようにEco Roller(エコローラー)と名付けられた専用ブラシを使用。バキュームを開始する際、真空状態を作り出すことで薬液が流体クッションの役目を果たすとしている。アームが盤面から少し持ち上がった状態で薬液を吸いあげることで、盤面を傷つけず、先端のチップを360度方向からセルフクリーニングしながらバキュームを行うことが可能となる。

豊富なオプションを用意

替えのローラーは、17,600円(ファイバー3本付属/税込)で用意されており、先端のチップの寿命は1000枚以上のクリーニングに耐えるとしているほか、交換用チップを1つ別途付属。こちらも追加チップを6,600円(2個入/税込)で購入可能だ。

クリーニング液のオプションとして、「discOvery 33/45」の1000mlボトルを6,600円(税込)で購入可能。そのほか、シェラック盤専用のクリーニング液「discOvery 78」(1000ml/税込6,600円)、カビが付着したレコード向けに用意された「discOvery BreakTheMold(BTM)」(500ml/税込6,600円)、SACDやBlu-rayといった12cmディスク専用に設計された「discOvery Digital」(500ml/税込6,600円)を用意している。

本体部素材は、経年変化に強く帯電しない優れた素材とする竹を使用。付属品にラバークランプ、シングル盤アダプター、照明調整用リモコン(OFF可能)を備える。

外形寸法は、550W×140H(付属カバー使用時230H)×220Dmm。質量は5.0kg。

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