• ブランド
    特設サイト
公開日 2023/06/24 14:53

<OTOTEN>ソニー、開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」やAVアンプ、Xperiaなど新製品勢揃い。360RA制作/試聴体験も

スタジオマイクもずらり展示。貴重な一台も
編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
国内最大級のオーディオ&ホームシアターイベント「OTOTEN2023」が、本日6月24日と25日の二日間にわたって、東京・国際フォーラムにて開催されている。本稿では、ソニーのブース内容をレポートする。

ソニー(ガラス棟6F G610/B1F ロビー)


「感動」を生み出すべく、“クリエイターとの共創” を推進するソニーでは、制作現場から再生システム・フォーマットまでを幅広くカバーした展示を実施。ガラス棟6F G610にブースを構え、入り口から向かって左側に「コンテンツを創る・生み出す製品・サービス」、右側には「コンテンツを高品質に再生するアイテム」という、2つの軸で展開している。

「コンテンツを創る・生み出す製品・サービス」のコーナーには、スタジオ向けマイクロフォンやモニターヘッドホンといった、プロユースのオーディオ機器の代表的なモデルが並ぶ。

スタジオ向けマイクロフォンやモニターヘッドホンがずらりと並ぶ

たとえば、ソニー初の業務用商品として1958年に発売された真空管コンデンサー・マイク「C-37A」は、内蔵のカプセルも自社製で、現在は自社内でも貴重な存在という一台が展示。また、“サンパチ” と呼ばれ、漫才のマイクとしても認知度の高い「C-38B」や、世界の音楽スタジオで活躍するボーカルマイク「C-800G」なども存在感を放っている。

2022年登場の最新モデル「C-80」も出展。昨今は動画配信や宅録をするユーザーが増加しており、そうした用途にも活躍する手頃かつ高品質なマイクとして発売され、好評を博しているという。

「C-80」

真空管コンデンサー・マイク「C-37A」

モニターヘッドホンのコーナーには、今春発売されたばかりのソニー初・開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」はもちろん、スタジオヘッドホンとして最も有名なモデルの一つ「MDR-CD900ST」、ハイレゾ時代に最適な一台として「良い音を再定義」したという「MDR-M1ST」が並び、それぞれ試聴体験も可能。「MDR-EX800ST」や「IER-M9」といったインイヤーモニターも同じく試聴展示している。

開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1

「MDR-CD900ST」

また、独自の立体音響フォーマット「360 Reality Audio」コンテンツに関するクリエイター向けサービスの体験スペースも展開。360 Reality Audioコンテンツを手軽に制作できる、プラグインソフト「360 WalkMix Creator」と、6月より提供開始としていた独自立体音響技術「360 Virtual Mixing Environment(360VME)」の体験が可能となっている。

360 Reality Audioのコンテンツ制作ツールの体験展示

音の情報を可視化、画面上で360度全方向に配置できる

360VMEは、音楽スタジオの音場環境をヘッドホンで高精度に再現するという技術。本来360 Reality Audioのコンテンツ制作には、13個以上のスピーカーが必要だが、そうした環境がない場合でも、同技術を介すことで場所を選ばずに高品位な立体音響制作が行えるとしている。ブースでは画面上に可視化された音の配置情報を、実際に聞いたり、音の位置を動かすなどといった体験が可能となっている。

「360 Virtual Mixing Environment」の体験は、開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」と組み合わせ

「コンテンツを高品質に再生するアイテム」には、WM1シリーズなどのウォークマン各種や、この春登場した7.1ch対応AVアンプ「STR-AN1000」を中心としたホームシアターシステムの展示および試聴体験と、新たなフラグシップスマートフォン「Xperia 1 V」で360 Reality Audio Liveコンテンツを試聴するスペースを展開。また、ウォークマン/STR-AN1000それぞれの開発者によるセミナーも実施され、多くの人が集まっていた。

カスタムIEM「Just ear」も展示

Xperia 1 Vで聴く360 Reality Audio Liveコンテンツ体験も


ウォークマンの試聴スペース

WM1シリーズの中身が見られる展示も


ホームシアターシステムによる再生デモもセミナーと共に行われる

7.1ch対応AVアンプ「STR-AN1000」


受付と同じB1Fのロビーの展示スペースでは、6Fのブースで紹介される一部を展示している

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX