公開日 2024/06/24 17:32
<OTOTEN>StreamUnlimited、ヘッドホンをネットワークプレーヤー化するソリューションを提案
ルーム補正やマルチルーム展開も提案
6月22日(土)と23日(日)に有楽町の国際フォーラムで開催されたOTOTEN。多くのブースはコンシューマー向けのプロダクトのお披露目の場であるが、音に携わるBtoB向けの提案ブースも設けられている。新世代のオーディオコーデックを提案するドイツの研究機関フラウンホーファーや、Bulk petやTaktinaといったUSB/ネットワークソリューションを提案するインターフェイス(株)、4FのG406に単独ブースを設けた「StreamUnlimited Engineering」などである。
StreamUnlimitedはあまり聞きなれない会社名かもしれないが、ネットワークオーディオ機器向けのモジュール/ソリューションのサプライヤー企業。同社のモジュールを活用することで、自社でソフトウェアなどを開発しなくても、比較的“容易に”ネットワークプレーヤーやネットワーク対応アクティブスピーカーなどを開発することができる。
具体的にはUPnP/DLNA再生、TIDALやQobuz、Airableといったストリーミングサービスとの連携、Roon ready対応、BluetoothやAirPlayといったワイヤレス伝送への対応を、手のひら大くらいの小型ハードウェアモジュールで実現できるというものだ。このモジュールを購入し、それをどう“使いこなして”オーディオ機器として仕上げるかはそれぞれのブランドのこだわりや技術にかかっている。日本国内の営業・マーケティングを担当している山田さんも、「具体的な名前は言えないのですが、ハイエンドなネットワークオーディオブランドに多数採用いただいています」とのこと。
OTOTENは昨年に続いて2度目の出展となるが、その大きな目的はStreamUnlimitedに関心を持ってくれるオーディオメーカーとの商談に繋げること。OTOTENはコンシューマー向けがメインのイベントではあるが、「いわゆるソリューション系のイベントに出展することもありますが、なかなか音の話はしづらいところがあります。私自身がオーディオ好きということもありますし、OTOTENは音に関わる企業の方が多くいらっしゃっているので、逆にこちらの方が具体的な商談に繋げられる可能性が高いと感じています」とのこと。
今回新しい提案として、ヘッドホンのイヤーカップ内にStreamUnlimitedのモジュールを埋め込み、「ヘッドホン単体でストリーミングサービスが再生できてしまう」というソリュ^ションを紹介。写真でもわかる通りモジュールのサイズは3cm角程度で、ストリーミング&アンプモジュールを搭載。スマートフォンからBluetoothで受けるのではなく、ヘッドホンそのものがネットワークプレーヤーになる、という新しい試みである。
「今回はあくまでデモンストレーション用になりますが、モジュールをここまで小型化できる、ということをお見せしたいと思って作りました」。会場ではSpotify Connectとして音を確認できるようになっていた。このモジュールを使うことで、電話がかかってきても音楽を中断させることなく操作が可能になる。Roon Ready対応のヘッドホンといった夢も広がる。
ほかにも、ひとつのデバイスで、複数の部屋でそれぞれ好きなネットワーク再生ができるマルチストリーム機能や、部屋の環境に応じた最適なルームアコースティック補正がかけられる機能なども紹介。
ほかにも、「アナリティクス機能」も提供しており、StreamUnlimitedを採用したデバイスを使用しているユーザーが実際に「どのように」使っているのかを、個人が特定できないかたちでデータとして収集、分析できる機能も設けている。次のプロダクト開発の参考として活用できるように提供されているものとなる。
StreamUnlimitedはOTOTENに続き、アメリカ・デンバーのCEDIA(9月開催)、ドイツ・ベルリンのIFA(9月開催)にも出展予定となっている。
StreamUnlimitedはあまり聞きなれない会社名かもしれないが、ネットワークオーディオ機器向けのモジュール/ソリューションのサプライヤー企業。同社のモジュールを活用することで、自社でソフトウェアなどを開発しなくても、比較的“容易に”ネットワークプレーヤーやネットワーク対応アクティブスピーカーなどを開発することができる。
具体的にはUPnP/DLNA再生、TIDALやQobuz、Airableといったストリーミングサービスとの連携、Roon ready対応、BluetoothやAirPlayといったワイヤレス伝送への対応を、手のひら大くらいの小型ハードウェアモジュールで実現できるというものだ。このモジュールを購入し、それをどう“使いこなして”オーディオ機器として仕上げるかはそれぞれのブランドのこだわりや技術にかかっている。日本国内の営業・マーケティングを担当している山田さんも、「具体的な名前は言えないのですが、ハイエンドなネットワークオーディオブランドに多数採用いただいています」とのこと。
OTOTENは昨年に続いて2度目の出展となるが、その大きな目的はStreamUnlimitedに関心を持ってくれるオーディオメーカーとの商談に繋げること。OTOTENはコンシューマー向けがメインのイベントではあるが、「いわゆるソリューション系のイベントに出展することもありますが、なかなか音の話はしづらいところがあります。私自身がオーディオ好きということもありますし、OTOTENは音に関わる企業の方が多くいらっしゃっているので、逆にこちらの方が具体的な商談に繋げられる可能性が高いと感じています」とのこと。
今回新しい提案として、ヘッドホンのイヤーカップ内にStreamUnlimitedのモジュールを埋め込み、「ヘッドホン単体でストリーミングサービスが再生できてしまう」というソリュ^ションを紹介。写真でもわかる通りモジュールのサイズは3cm角程度で、ストリーミング&アンプモジュールを搭載。スマートフォンからBluetoothで受けるのではなく、ヘッドホンそのものがネットワークプレーヤーになる、という新しい試みである。
「今回はあくまでデモンストレーション用になりますが、モジュールをここまで小型化できる、ということをお見せしたいと思って作りました」。会場ではSpotify Connectとして音を確認できるようになっていた。このモジュールを使うことで、電話がかかってきても音楽を中断させることなく操作が可能になる。Roon Ready対応のヘッドホンといった夢も広がる。
ほかにも、ひとつのデバイスで、複数の部屋でそれぞれ好きなネットワーク再生ができるマルチストリーム機能や、部屋の環境に応じた最適なルームアコースティック補正がかけられる機能なども紹介。
ほかにも、「アナリティクス機能」も提供しており、StreamUnlimitedを採用したデバイスを使用しているユーザーが実際に「どのように」使っているのかを、個人が特定できないかたちでデータとして収集、分析できる機能も設けている。次のプロダクト開発の参考として活用できるように提供されているものとなる。
StreamUnlimitedはOTOTENに続き、アメリカ・デンバーのCEDIA(9月開催)、ドイツ・ベルリンのIFA(9月開催)にも出展予定となっている。