• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/07/25 15:20

KLAUDiO、ブランド初のアナログプレーヤー「Magnezar」。“マグネット・フローティング” など独自機構を搭載

トーンアーム同梱で税込1787万5千円
編集部 : 伴 修二郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ノアは、同社が取り扱うKLAUDiO(クラウディオ)ブランド初のアナログプレーヤー「Magnezar(マグネザー)」を、8月8日(木)より発売する。価格は以下の通り(表記いずれも税込)。

・トーンアーム「ARM-AP12」同梱モデル:17,875,000円
・アームレスモデル(ARM-AP12以外のトーンアームを搭載する場合):15,620,000円
・アームレスモデル(ARM-AP12を搭載する場合):15,400,000円

「Magnezar」

Magnezarは、 “マグネット・フローティング” 機構や、レコード盤とプラッターを一体化させるクランプ・システムといった独自構造を採用するブランド初のアナログ・ターンテーブル。昨年秋に開催された「2023東京インターナショナル・オーディオ・ショウ」で本機のプロトモデルが参考出品されたが、この度正式な製品発売が決定した格好だ。

自社開発のダイレクトドライブ方式を採用。10MHzのクロックを搭載することで「非常に正確な回転を実現する」としており、回転速度は33 - 1/3回転、45回転、および78回転に対応する。プラッターは、アルマイト処理を施したアルミニウム製で、剛性と耐久性に優れると説明。約20kgという高重量により、一般的なダイレクトドライブ方式に見られるコギング(回転ムラ)の影響を受けないとしている。

回転速度を表示するインジケーター。78回転にも対応する

加えて、プラッターを磁力でフローティングさせる「マグネット・フローティング機構」を採用。高重量のプラッターとターンテーブル本体の双方にマグネットを内蔵し、互いの反発力によりプラッターを浮かせている。この機構と、物理的に振動を発生させる部位のないダイレクト・ドライブ方式とを組み合わせ、床面などからプラッターに伝わる外部振動の影響を抑制した。

さらに、プラッター自体の回転時の揺れに対応するため、高重量プラッターの上面に、特殊な液体を封入した別体トップ・プラッターを搭載。プラッターが回転すると、独自配合の液体が遠心力に従って外周部に寄り、プラッターの揺れを大幅に抑制する。これにより、ターンテーブル本体に対して水平で安定的な回転が可能になったとのこと。

別体トップ・プラッター内の液体が遠心力で外周に寄り、プラッターの揺れを抑制する

もう1つの特徴として、再生時にレコードの内・外周部からレコード盤を物理的に挟み込む「クランプ・システム」を搭載。レコードの反りを補正することに加えて、レコードの実質的な質量が増加することで、より安定したトレースが可能になったという。

最外周部を約4kgの圧力でクランプ

クランプ・システムは、トーンアームをアームレストから離すだけで自動的に作動し、アームレストに戻すと解除される「ワンアクション・オペレーション」を採用するため、日常使いの利便性にも配慮したとアピール。オン/オフをスイッチ1つで簡単に切り替えられるだけでなく、内周部のみオン/オフすることも可能で、スタビライザーとの併用にも対応している。

カートリッジのスタイラスをレコードの最外周に確実に降ろすための「コレクト・ランディング機構」も採用した。ネジ部を回すだけでスタイラスが降りる位置を簡単に調整できるため、使用のカートリッジやトーンアームに応じた理想的なセットアップが可能だと説明している。

スタイラスを確実に音溝へ降ろす「コレクト・ランディング機構」

そのほか、ダブルアーム(10.5〜12inch)にも対応する。対応トーンアーム数は2本(いずれも10.5〜12inch対応)。モータートルクは5N/m(0.5kg/m)。外形寸法は575W×280H×415Dmm、プラッター質量は20kg、本体質量は55kg。

「ARM-AP12」

なお、本モデルは発売に先駆け、明日7月26日(金)〜28日(日)に東京国際フォーラムで開催される「2024東京インターナショナル・オーディオ・ショウ(TIAS)」の同社ブースにて、実機がお披露目される。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマハの最新ブックシェルフスピーカーで80年代ヒットナンバーを存分に楽しもう!NS-800A/NS-600Aの音の違いもチェック
2 「パリ2024オリンピック」の応援のお供に!地デジからBS 4K・8Kまで中継放送スケジュールを一挙公開
3 「多くの方にデノンの音を届けたい」、最上位アナログプレーヤー「DP-3000NE」開発者の声を聞く
4 デノン、旗艦プリメイン「PMA-3000NE」。差動1段アンプなど“究極のシンプル”を追求
5 老舗デノンが打ち出す「新しいHi-Fiのカタチ」。HDMI搭載小型プリメイン「DENON HOME AMP」を聴く
6 ソナス・ファベール、“至高” のフラグシップスピーカー「Suprema」。1億5400万円から
7 Amazon Music、「FUJI ROCK FESTIVAL ‘24」の配信タイムテーブルを公開
8 ラックスマン、USB DAC「DA-07X」。D-07Xからプレーヤー機能省きDAC単体機としてブラッシュアップ
9 SIMGOT、1DD/8BA/1ピエゾのドライバー基搭載トライブリッド型イヤホン「EM10」
10 PS5、3Dオーディオの個人最適化が可能に。リモートプレイのユーザーごと有効化など新ベータ配信
7/26 11:45 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX