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公開日 2001/01/30 14:05
セガが技術統合、ドリームキャストをセットトップボックスに
●株式会社セガは、セットトップボックスメーカーとして業界のリーディングカンパニーである英国PACE Micro Technology, PLC.(本社:West Yorkshire, England、CEO:Malcolm Miller)とドリームキャストの技術ライセンス契約を結び、ドリームキャストのアーキテクチャーを組み込んだセットトップボックスを共同で開発することを決定した。この製品はPACE社が1月下旬よりイギリス、アメリカにて開催する展示会に出展予定である。
セガでは、高性能ゲーム機であり、またその最大の特徴であるネットワーク機能を活かしたドリームキャストの技術を、ゲーム市場に留まらずさらなる大きな市場にアーキテクチャー・ライセンス事業として拡張していく。ドリームキャスト・アーキテクチャー搭載のセットトップボックスは、その第一弾製品となる。
この製品は、ゲ−ムコンテンツに代表される高度なグラフィックインタ−フェイスとセットトップボックスの特徴である大容量ハードディスクドライブやブロードバンドの利用が可能になり、ユーザーはテレビ番組やエンターテイメントコンテンツ、ネットワークゲームなどをより自由自在に、またオールインワンで利用することができる。
セガはこれまで主体であったゲーム機依存のビジネスの枠を越えて、ドリームキャストのアーキテクチャーを活用し、ネットワークを軸にしたコンテンツ供給や新たなネットワ−クビジネスを積極的に推進していくとのこと。
今回のセガとPACE社との新技術、製品の開発により、
1) 家庭のリビングルームに設置されているテレビモニターで、ブロードバンド(xDSL、CATV、衛星など)接続及び大容量ハードディスクを特徴とするセットトップボックスを通じたゲームのダウンロードが可能になり、ユーザーの利便性が飛躍的に向上する。
2) ゲーム機に搭載されている強力なグラフィック機能により、これまでより遥かに使いやすい3DによるTV番組の電子プログラム予約(EPG)サービスなどの新サービスの展開が促進される。
3) 今後ブロードバンドネットワークが発展しTV放送とゲームの世界が融合することで、ゲームプレーヤーが自分自身のキャラクターをゲームの中に挿入したり、他のプレイヤーと相互に文字チャットや音声(VoIP)で会話したり、プレーヤーが見逃したエピソードを高速でダウンロードしプレイできる。
以上のことなどが可能となり、まったく新しいエンターテイメントの世界が期待される。
ドリームキャストのアーキテクチャーをゲーム機以外のデジタル機器へ発展させることの最大の特徴は、それらの機器がドリームキャストと完全な互換性をもつこと。家庭用ゲーム機ドリームキャスト用に開発された数百タイトルにも及ぶソフトは、ドリームキャスト・アーキテクチャー搭載のセットトップボックスでそのまま活用できる。そのため、ソフト開発者は新たにソフトを開発し直す必要がない。これにより、ドリームキャストのソフトはゲーム機から様々なデジタル機器へとそのプラットフォームを広げていくことになる。
今後のデジタル機器の方向性として、テレビを中心としたデジタル家電やセットトップボックスにより、家庭のリビングルームでより気軽に情報及びサービスをやりとりしていくというコンセプトが注目されている。またネットワークに接続するデジタル機器についても、ゲーム機やセットトップボックス、AV機器、PDA、携帯電話など、PC以外に多様化する方向にある。先ごろドリームキャストの生産中止の方針を定めたセガであるが、同社の、ゲーム機を超えた21世紀型エンターテインメントに向けての新しいスタートに注目したいところだ。(Phile-web編集部)
セガでは、高性能ゲーム機であり、またその最大の特徴であるネットワーク機能を活かしたドリームキャストの技術を、ゲーム市場に留まらずさらなる大きな市場にアーキテクチャー・ライセンス事業として拡張していく。ドリームキャスト・アーキテクチャー搭載のセットトップボックスは、その第一弾製品となる。
この製品は、ゲ−ムコンテンツに代表される高度なグラフィックインタ−フェイスとセットトップボックスの特徴である大容量ハードディスクドライブやブロードバンドの利用が可能になり、ユーザーはテレビ番組やエンターテイメントコンテンツ、ネットワークゲームなどをより自由自在に、またオールインワンで利用することができる。
セガはこれまで主体であったゲーム機依存のビジネスの枠を越えて、ドリームキャストのアーキテクチャーを活用し、ネットワークを軸にしたコンテンツ供給や新たなネットワ−クビジネスを積極的に推進していくとのこと。
今回のセガとPACE社との新技術、製品の開発により、
1) 家庭のリビングルームに設置されているテレビモニターで、ブロードバンド(xDSL、CATV、衛星など)接続及び大容量ハードディスクを特徴とするセットトップボックスを通じたゲームのダウンロードが可能になり、ユーザーの利便性が飛躍的に向上する。
2) ゲーム機に搭載されている強力なグラフィック機能により、これまでより遥かに使いやすい3DによるTV番組の電子プログラム予約(EPG)サービスなどの新サービスの展開が促進される。
3) 今後ブロードバンドネットワークが発展しTV放送とゲームの世界が融合することで、ゲームプレーヤーが自分自身のキャラクターをゲームの中に挿入したり、他のプレイヤーと相互に文字チャットや音声(VoIP)で会話したり、プレーヤーが見逃したエピソードを高速でダウンロードしプレイできる。
以上のことなどが可能となり、まったく新しいエンターテイメントの世界が期待される。
ドリームキャストのアーキテクチャーをゲーム機以外のデジタル機器へ発展させることの最大の特徴は、それらの機器がドリームキャストと完全な互換性をもつこと。家庭用ゲーム機ドリームキャスト用に開発された数百タイトルにも及ぶソフトは、ドリームキャスト・アーキテクチャー搭載のセットトップボックスでそのまま活用できる。そのため、ソフト開発者は新たにソフトを開発し直す必要がない。これにより、ドリームキャストのソフトはゲーム機から様々なデジタル機器へとそのプラットフォームを広げていくことになる。
今後のデジタル機器の方向性として、テレビを中心としたデジタル家電やセットトップボックスにより、家庭のリビングルームでより気軽に情報及びサービスをやりとりしていくというコンセプトが注目されている。またネットワークに接続するデジタル機器についても、ゲーム機やセットトップボックス、AV機器、PDA、携帯電話など、PC以外に多様化する方向にある。先ごろドリームキャストの生産中止の方針を定めたセガであるが、同社の、ゲーム機を超えた21世紀型エンターテインメントに向けての新しいスタートに注目したいところだ。(Phile-web編集部)