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公開日 2001/10/05 16:54
サンヨー、DVDプレーヤー用フロントエンド1チップLSIを開発
新製品は、デジタルサーボ回路とDVD信号処理回路を1チップ化。デジタルサーボ部は、再生性能向上の為に各種自動調整機能やエラーモニタ用検出回路を内蔵しているが、今回更に、外乱オブザーバを基本とした同社独自の高性能サーボ制御技術を業界で初めて搭載。このサーボ制御技術の採用により、外からの振動に対するサーボ性能とディスクの持つ面ぶれや偏心への追従力が向上し、ディスクから正確にデータを読み出す能力が大幅に向上している。
DVDプレーヤー市場は急速に成長し、2001年度の世界需要は2600万台見込まれ、今後さらに急激な伸びが見込まれている。同時にセットの低価格化も進み、DVDプレーヤー用途のLSIには性能向上のために最新テクノロジーを迅速に製品化することだけでなく、高集積化,低コスト化の要求が高まっているのが現状である。
またDVDプレーヤーには、高精度なディスク再生能力が要求されているが、市場には、反り、傷,汚れ、偏心等のディスクが数多く存在し、DVDプレーヤーシステムはこれらのディスクから正確にデータを読み取る性能が重要となっている。
「DVDプレーヤフロントエンド用LSI LC78662/663シリーズ」はマイコンからの制御を大幅に軽減する目的でDVDエラー訂正部のインテリジェンス化を図ったもの。さらに本製品は、高精度のサーボ制御とエラー訂正性能を実現するDVDフロントエンドシステムを少ない部品点数で構築でき、市場のニーズに応えるものである。(Phile-web編集部)