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公開日 2002/02/12 18:30
現行DVDにHDTV映像を記録! 三菱電機が開発中
●三菱電機(株)は、現行のDVDにHDTV画像の収録を可能にするHDTV超圧縮技術を開発している。
現行のDVDビデオ規格では、走査線が525本のSDTV映像をMPEG-2準拠で圧縮して9.8Mbps以下のビットストリームとするよう規定されている。HDTV映像は情報量が多いため、画質劣化を抑えて9.8Mbps以下に圧縮することが困難で、現行DVDビデオに記録することが不可能だった。ちなみに、BSデジタルハイビジョンのHDTV映像はビットレート20Mbps程度となっている。
同社では、従来から同社で培ってきた技術を活用することで、現行のDVDビデオ規格でもHDTVの記録を可能にする圧縮技術を開発している。従来、約2時間のHDTV映像の記録には、片面2層9.4GBのDVDディスク2枚の容量が必要だったが、本技術によって、半分のDVDディスク1枚に記録が可能となった。
開発中の技術は、MPEG-2標準に準拠し全ての処理をおこなっているため、汎用的なMPEG-2 HDTVデコーダLSIで復号が可能。圧縮したHDTV映像を再生するHDTV対応DVDプレーヤも容易に開発できる。
30GB〜50GB程度の記憶容量を誇る次世代DVDの規格争いが激しくなってきたが、現行DVDでもHDTVが記録できるとあれば、コストパフォーマンスやコンパチビリティなどの優位性で一気に人気を集める可能性もある。ぜひこの技術の製品化を期待したいところだ。(Phile-web編集部)
現行のDVDビデオ規格では、走査線が525本のSDTV映像をMPEG-2準拠で圧縮して9.8Mbps以下のビットストリームとするよう規定されている。HDTV映像は情報量が多いため、画質劣化を抑えて9.8Mbps以下に圧縮することが困難で、現行DVDビデオに記録することが不可能だった。ちなみに、BSデジタルハイビジョンのHDTV映像はビットレート20Mbps程度となっている。
同社では、従来から同社で培ってきた技術を活用することで、現行のDVDビデオ規格でもHDTVの記録を可能にする圧縮技術を開発している。従来、約2時間のHDTV映像の記録には、片面2層9.4GBのDVDディスク2枚の容量が必要だったが、本技術によって、半分のDVDディスク1枚に記録が可能となった。
開発中の技術は、MPEG-2標準に準拠し全ての処理をおこなっているため、汎用的なMPEG-2 HDTVデコーダLSIで復号が可能。圧縮したHDTV映像を再生するHDTV対応DVDプレーヤも容易に開発できる。
30GB〜50GB程度の記憶容量を誇る次世代DVDの規格争いが激しくなってきたが、現行DVDでもHDTVが記録できるとあれば、コストパフォーマンスやコンパチビリティなどの優位性で一気に人気を集める可能性もある。ぜひこの技術の製品化を期待したいところだ。(Phile-web編集部)