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公開日 2003/04/09 18:41
ソニー、DVD+RWとDVD-RWに両対応したDVDレコーダーを発売
RDR-GX7。右は本機のリモコン。 |
本機のコンセプトは、「デュアルRWコンパチブル」。いつでも追記・書き換えが可能なDVD+RWと、DVD-RW方式の再生互換性に優れる2つのディスクへの記録に対応している。
DVD+RWディスクに記録した場合は、他のDVDプレーヤーで再生できるようにするためのファイナライズ処理を自動で、しかも短時間に行える。また、DVD+RWディスクは、ファイナライズ後も追記・書き換えがいつでも可能となる。
DVD-RWでは、用途に合わせてビデオモード/VRモードの2つから選択し、記録することが可能。
記録モードは、HQ(1時間)、HSP(1.5時間)、SP(2時間)、LP(3時間)、EP(4時間)、SLP(6時間)の6段階となっている。他モデルでは4段階から選択することが多いが、本機ではより細かくレートを設定することができる。
本機は様々な高画質技術を搭載している。ゴーストリダクションチューナー、全フォーマット/全モードでのVBR記録、プレシジョン・シネマ・プログレッシブ、同社独自のバイ・ピクセル・アクティブIP変換、12bit108MHzノイズ・シェイプド・ビデオD/Aコンバーターなど、同社がこれまで培ってきた技術を詰め込んだという印象だ。
先進的な操作機能を採用したことにも注目したい。GUI画面の色調はテラコッタ(素焼き)をイメージしたといい、見やすさと美しさが両立している。また、電子番組表(EPG)対応により番組表を自動受信し、テレビ画面に表示された番組一覧から、簡単に予約録画などが可能。録画した番組には、タイトル名が自動的に付加され、一覧表示が可能である。さらに、編集等で多用されるサーチ、スロー、コマ送りを1つのスティックに集中させ、編集ポイントを快適に探せるなど、同社ならではの細かい気配りが盛り込まれている。
DV入力(i.LINK)端子ももちろん装備。しかも、ただDVカメラの操作が行えるだけでなく、ボタン一発の「ワンタッチダビング」や「プログラムダビング」、「ディスク編集ダビング」、「コピーダビング」など、様々なダビング方法が活用できる。編集データを本体に記録できるので、オリジナルのDVDは、手軽に複数枚作成することができる。
ハードディスクこそ搭載していないが、他メーカーのDVDレコーダーには無い機能が数多く盛り込まれ、内容が充実している。筐体にも高級感があり、モノとしての魅力も十分。ハードディスクが必要ないユーザーにはおすすめのモデルである。
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドSONY
- 型番RDR-GX7
- 発売日5月21日
- 価格¥90,000
【SPEC】●受信チャンネル:VHF…1〜12ch、UHF…13〜62ch、アナログBS…1,3,5,7,9,11,13,15ch、CATV…C13〜C38ch ●記録可能メディア:DVD+RW、DVD-RW (Ver.1.1/Ver.1.1 CPRM対応、ビデオモード/VRモード)、DVD-R(Ver.2.0) ●再生可能メディア:DVDビデオ、DVD-RW、DVD-R、DVD+RW、DVD+R、CD、CD-RW/R(CD-DA) ●記録方式:映像…MPEG 音声…ドルビーデジタル2ch ●入力端子:DV端子1、Sビデオ3、ビデオ3、アナログ音声3 ●出力端子:RCAコンポーネント1、D2端子1、Sビデオ2、ビデオ2、光デジタル1、同軸デジタル1、アナログ音声2 ●消費電力:53W ●外形寸法:430W×89H×381Dmm(最大突起含む) ●質量:約5.7kg