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公開日 2003/04/17 19:23

RWプロダクツ・プロモーション・イニシアティブが第18回定期ミーティングを開催

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左:RWPPI代表・相澤宏紀氏 右:満席の会場にてシャープ「DV-RW100」の紹介が行われた
●RWプロダクツ・プロモーション・イニシアティブ(略称RWPPI)は本日、東京都目黒区の同事務局本部において第18回目の定例会議を開催した。DVDフォーラムによって国際規格として策定されたDVD-R/RWフォーマット関連商品の普及促進を目標に活動を開始したRWPPIは、2000年5月の設立以来多数の会議を定期的に開催している。定例会議では、ディスクメーカーのみならず、記録・再生機器メーカーやコンテンツプロバイダーを中心とした会員同士で、DVD-R/RW技術関連やユーザー動向、またDVD記録・再生における著作権保護をめぐる、各国の法律・技術開発動向などについての情報交換が活発に行われている。

今回の会議では、DVD-R/RW関連商品間での互換性を、メンバー会社内のプロダクトどうしで“総当り”的に繰り返しながら検証・確認、各種互換性データを蓄積していく「ラウンドロビンテスト」の現状報告などが行われた。同テストは昨年「第1ステージ」として、1倍速のDVD-R/RWメディアを中心に検証を行い、昨年の第15回・16回の定期ミーティングにて成果レポートが発表された。その内容は事務局のホームページ(http://www.rwppi.com)に公開されている。現在は「第2ステージ」として、高速記録対応(DVD-R/4倍速、DVD-RW/2倍速)メディアを使い、各社の機器間での記録・再生互換性が検証されている。本テストにおける参加メーカーは昨年の24社から、「第2ステージ」では31社に増加。本テストに対する各社の期待と評価の高さをうかがうことができる。「第2ステージ」の成果報告は、来る8月に開催予定の第20回定例ミーティングで行われるという。

本日の第18回定期ミーティングでは、始めにRWPPIの代表・相澤宏紀氏が開会の挨拶を述べた。相澤氏は、昨今の記録型DVD市場における大きな成長を高く評価しつつ、同時に規格が多様化するDVD関連市場において、DVD-RW/R関連商品のポジショニングをより明確にしていく必要性を強調した。相澤氏はさらに、DVD-RWディスクにおける再生互換性の高さと、光ディスクならではの高いパフォーマンスを指摘しながら、RWフォーマットが備える高い存在価値をあらためて評価し、今後はRWPPIにおける活動として、DVD-RWディスクにおけるVRモードの記録・再生互換性検証に力を入れていく方向性を示した。

開会挨拶の後、続いて同日の午前中に開催されたハード/メディア分科会の報告が行われ、RWPPIのホームページにおいて現在公開されている再生互換性の報告レポートを、さらに充実させて行く方向性が示された。今後もVRフォーマットの互換性や、再生時の注意点を疑問に素速く応えられるよう、サイトの充実が図られるという。本報告の後、世界各主要地域でのショウイベントに積極的なブース出展を行ってきたRWPPIの活動が報告された。去る3月にドイツ・ベルリンで開催されたCeBITにおける展示・調査報告とともに、今後年内に開催されるIFA、CEATECにおける展示計画が紹介された。さらには8月の定例ミーティングで成果報告がされる、「ラウンドロビンテスト」の経過報告や、会員向けに行われた定例会に関するアンケートの集計報告が引き続き行われた。

ミーティングの後半ではさらに、会員各社における研究開発、新技術の発表が行われた。本日のミーティングでは、シャープ(株)が先日発売した、DVDレコーダーとHiFiビデオを一体化したビデオ一体型DVDレコーダー「DV-RW100」が紹介された。会場には同社・指出実氏が登壇し、本機の開発経緯と背景を説明した。指出氏は、ビデオからDVDへ、ユーザーが求めるレコーディングメディアの過渡期において、ビデオ+DVDレコーダーを成長が期待できる商品と位置付けながら、今後もVRフォーマットならではの利便性に着目しながら、バリエーション豊かなDVDレコーダー製品を開発していく考えが明らかにされた。

RWPPIでは今後も引き続き、「ラウンドロビンテスト」への参加を広く業界に呼びかけながら、ユーザーにとっての高い利便性を備えるDVD-RW/Rフォーマットの商品環境をさらに向上・発展を推進するよう積極的な活動を続けていくという。

(Phile-web編集部)

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