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公開日 2003/05/15 18:17
サムスンSDIが世界最大サイズの70インチプラズマディスプレイを開発
今回の製品では、大型プラズマ製品において技術的な問題点とされてきた解像度の問題を克服し、今までの105万画素クラス(縦768×横1,366)のハイビジョン製品より2倍も優れた207万画素のハイビジョンクラス(縦1,080×横1,920)の画質再現に成功したという。また、奥行89mmの超薄型製品でありながら、輝度800カンデラ、コントラスト比1,200対1、90%の優れた色再現性を備える。
同社はまた、今回の新製品を開発するにあたり、1枚の超大型プラズマガラス原板に、30〜40インチクラスのプラズマを4枚以上生産可能にする多面取り製造技術を確立したことを大きな成果として指摘している。この技術を今後のプラズマ生産ラインで適用することで、液晶の第5世代ラインで32インチ製品を3枚生産計画中の液晶テレビとの原価競争力も獲得できるという。
同社では今後70インチの製品を、2004年初めに完工するプラズマ第2生産ラインで、月産2〜3,000台ベースで本格生産する予定だという。今年度の第2四半期中に第1生産ラインの生産能力が補強されれば月産4万枚に、また現在進行中の月産6万5千枚生産能力の第2生産ラインの追加増設が完了する2004年1月には第1、2ライン合計で10万5千枚の月産能力が確保される。大型会議室、空港や駅内の公共スペースでの活用を主な目的とした製品として、今後販売活動を活発化していくということだ。
【問い合わせ先】
日本サムスン株式会社
お問い合わせTEL窓口
TEL/03-5641-9806(代表)
(Phile-web編集部)