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公開日 2003/08/30 15:22
<IFA2003ベルリンショー・レポート 4>−パイオニア・プレスカンファレンス(その2) 欧州投入新製品ラインナップ
<プラズマテレビ>
米国・欧州でのプラズマ市場は2006年までに飛躍的な成長を遂げると予測する同社では、欧州でも40インチ以上の画面に注力。日本でもすでに発表のあった、プラズマテレビ「ピュアビジョンン」シリーズの第4世代機が披露された。
50インチサイズの「PDP-504HDE」と43インチサイズの「PDP-434HDE」。ともに日本国内で発表されたモデルと同様のスペックを有しているが、欧州モデルではHDMI端子(High Definition Multimedia Interface)を搭載し、コンテンツのフルデジタル伝送を可能にしている。
同社では欧州においても「環境にやさしいPDP」のコンセプトを強調した販売展開を行う。またデジカメなどで撮影した静止画を大画面で楽しむ「PIONEER HOMEGALLERY」を提案。欧州でも大画面製品の本格的な普及を強く推し進めていく考えだ。
<DVDレコーダー/DVDドライブ(ライター)>
欧州でもブームに火がつき、今後急成長が期待できる商材となるDVDレコーダー。パイオニアブランドにとって欧州初のハイブリッドモデルとなるDVR-5100H-Sを中心としたプレゼンテーションが行われた。
本機は日本でも大人気のDVR-77Hの機能を踏襲しながら、新たに追っかけ再性、動画サムネール機能つきディスクナビ、69mmのうす型デザインの付加価値を打ち出したモデルだ。本機のほかにもDVD単体機DVR-3100-Sも発売される。こちらは欧州でも人気の高かったDVR-7000の後継機となるモデルだ。
DVDドライブでは、日本でも発表されたDVD±R/±RWコンパチブルドライブのDVR-A06と同じスペックをもつDVR-S606の発表を行った。同社ではDVD-R/DVD-RWの高い互換性とワールドワイドな魅力を訴求していく考えを明らかにした。
<モバイルエンタテインメント>
最後にDVDナビを中心としたカーAV製品の発表が行われた。使いやすさと機能性で日本No.1のポジションを誇るパイオニアの製品だが、欧州でもそのブランド力は周知だ。今後も欧州で着実な成長が期待できるカーAV製品を重要な基幹ビジネスと位置付け、HDDタイプ、DVDタイプ、ネットワークタイプの3種類を中心に魅力ある商品展開を推し進めていくという。
■写真左:パイオニア(株)欧州統括本部長 小谷進氏
■写真右:パイオニア・プレスカンファレンス会場
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2003REPORT]