BHAが家電タイプのXVDレコーダーの発売計画を発表

●（株）ビー・エイチ・エーと米DigitalStream-USA社（以下：DS-USA）は、次世代ビデオコーデック「XVD」を家電レコーダー用として、中国InnovAsian Technology社（以下：IAT）にライセンス販売することを明らかにした。また、XVDエンコード/デコード機能搭載のDSPチップを採用した家電タイプの「XVDレコーダー」を、中国および韓国の家電各メーカーが北米・中国・韓国向けに製造、発売することが予定されており、製品を2004年第2四半期の販売開始を目処に準備中していると伝えている。IATによりDSPチップが中国・韓国の家電メーカーに販売され、またXVDレコーダーの製造については中国のHiteker、MiCO両社、および韓国のNexphil Electronicsの3社が計画を進めているという。

XVDレコーダーは、1つの筐体にCD-R/RWドライブなどのデジタルビデオレコーダーと、DVDプレーヤーを搭載したコンビネーションデッキモデルとなり、テレビなどの映像をDVDディスクより安価なCD-R/RWディスクにXVD形式でデジタル録画することができる。さらにDVDプレーヤーで映像を再生しながら、その映像をXVD形式にリアルタイムエンコードしてディスクに録画したり、あるいは外部接続したDVカメラから映像を取り込んでXVD形式で録画することもできるという。録画済みのディスクにはWindows用のXVD再生ソフトウエアが自動的に書き込まれることにより、XVDコーデックがインストールされていないPC環境でも、ディスクをセットするだけでプレーヤーが自動起動し、映像を再生することが可能になる。計画されているXVDレコーダーでは、1枚のCD-R/RWディスクに2時間の高画質デジタル映像をリアルタイムエンコード録画できるようになるという。日本での販売については現在のところ未定であるとしている。

ビー・エイチ・エー、DS-USAは、1月8日から米国で開催される「CES2004」にて本機のプロトタイプをデモンストレーション展示する予定だ。

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（Phile-web編集部）