HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2004/09/09 16:14
05年度は2,140万台 DAP協議会がDVDオーディオ対応機器の需要を予測
●DVDオーディオプロモーション協議会(略称:DAP協議会)は8日、マスコミ向けにDVDオーディオの体験試聴説明会を開催した。
説明会の冒頭、DAP協議会 全体会議議長の渡邉哲純氏は、DVDオーディオ普及のための新たな取り組みとして、カーオーディオ分野に注力する方針を明らかにした。今年4月、DAP協議会の中に「カーオーディオ部会」を設け、現在8社が様々な活動を行っているという。なお、DVDオーディオの再生に対応したカーオーディオは、現在パナソニック、パイオニア、ケンウッドから発売中だが、渡邉氏は「アルパインも対応機器を発売する予定だ」と述べ、対応機器が続々と発売されるとの見通しを示した。
また渡邉氏は、DVDオーディオ対応のソフト、家庭用プレーヤーがともに順調に増えているとし、「ソフトに関してはこの半年で約100タイトルを発売し、半年前に比べると総タイトル数は140%と急増傾向にある」と語った。プレーヤーについては「国内市場では、05年度に800万台のDVDプレーヤーが出荷される見込みだが、そのうちDVDオーディオ対応製品は330万台となり、約41%を占めると予想している」と語り、また世界市場にについても「日本と同じように欧州・米国でも需要が急伸し、05年度には2,140万台が出荷される」との予測を明らかにした。
またDAP協議会では今後、「A&Vフェスタ 2004」や販売店が主催する試聴会などのイベントで認知度向上を図るほか、販売店に販促グッズを配布して拡販を呼びかけるなど、様々な活動を通じてDVD魅力を訴求していく。協議会事務局長の江本修氏によると、全国の販売店での試聴会は年間100件を超えるペースで行われており、試聴したユーザーからは「これまでにない音質で鳥肌が立った」「曲に込められたアーティストの想いがこれまで以上に伝わってきて、涙が出るほどの感動を覚えた」など、その音質の良さを高く評価する声が数多く寄せられているという。
続いて、説明会のメインイベントとなる試聴デモが行われた。CDとDVDオーディオ、DVDビデオとDVDオーディオの比較デモなどが行われ、DVDオーディオの表現能力の高さを改めて確認することができた。解説を行ったビクターエンタテインメント(株)ビクタースタジオ長の高田英男氏は、「DVDオーディオでは、様々な音声フォーマットが選択できる上に、静止画や動画なども記録できるため、ソフト制作のアプローチが非常に多様化している」とし、「特にサラウンドでは、これまで不可能だった自然な臨場感を再現できるほか、現実にはありえない音場を創り出すサウンドプロダクションも可能で、エンジニアにとっては非常にチャレンジしがいがある」と述べた。また、高田氏は「良い音、良いサラウンドをユーザーに届け、音楽ソフトを“パッケージメディア”として持つ楽しみを知ってもらいたい」とDVDオーディオに期待を託した。
なおDAP協議会では、9月22日からパシフィコ横浜で開かれる「A&Vフェスタ 2004」にブースを出展する。同ブースのくわしい展示内容は下記リンクを参照されたい。
(Phile-web編集部)
説明会の冒頭、DAP協議会 全体会議議長の渡邉哲純氏は、DVDオーディオ普及のための新たな取り組みとして、カーオーディオ分野に注力する方針を明らかにした。今年4月、DAP協議会の中に「カーオーディオ部会」を設け、現在8社が様々な活動を行っているという。なお、DVDオーディオの再生に対応したカーオーディオは、現在パナソニック、パイオニア、ケンウッドから発売中だが、渡邉氏は「アルパインも対応機器を発売する予定だ」と述べ、対応機器が続々と発売されるとの見通しを示した。
また渡邉氏は、DVDオーディオ対応のソフト、家庭用プレーヤーがともに順調に増えているとし、「ソフトに関してはこの半年で約100タイトルを発売し、半年前に比べると総タイトル数は140%と急増傾向にある」と語った。プレーヤーについては「国内市場では、05年度に800万台のDVDプレーヤーが出荷される見込みだが、そのうちDVDオーディオ対応製品は330万台となり、約41%を占めると予想している」と語り、また世界市場にについても「日本と同じように欧州・米国でも需要が急伸し、05年度には2,140万台が出荷される」との予測を明らかにした。
またDAP協議会では今後、「A&Vフェスタ 2004」や販売店が主催する試聴会などのイベントで認知度向上を図るほか、販売店に販促グッズを配布して拡販を呼びかけるなど、様々な活動を通じてDVD魅力を訴求していく。協議会事務局長の江本修氏によると、全国の販売店での試聴会は年間100件を超えるペースで行われており、試聴したユーザーからは「これまでにない音質で鳥肌が立った」「曲に込められたアーティストの想いがこれまで以上に伝わってきて、涙が出るほどの感動を覚えた」など、その音質の良さを高く評価する声が数多く寄せられているという。
続いて、説明会のメインイベントとなる試聴デモが行われた。CDとDVDオーディオ、DVDビデオとDVDオーディオの比較デモなどが行われ、DVDオーディオの表現能力の高さを改めて確認することができた。解説を行ったビクターエンタテインメント(株)ビクタースタジオ長の高田英男氏は、「DVDオーディオでは、様々な音声フォーマットが選択できる上に、静止画や動画なども記録できるため、ソフト制作のアプローチが非常に多様化している」とし、「特にサラウンドでは、これまで不可能だった自然な臨場感を再現できるほか、現実にはありえない音場を創り出すサウンドプロダクションも可能で、エンジニアにとっては非常にチャレンジしがいがある」と述べた。また、高田氏は「良い音、良いサラウンドをユーザーに届け、音楽ソフトを“パッケージメディア”として持つ楽しみを知ってもらいたい」とDVDオーディオに期待を託した。
なおDAP協議会では、9月22日からパシフィコ横浜で開かれる「A&Vフェスタ 2004」にブースを出展する。同ブースのくわしい展示内容は下記リンクを参照されたい。
(Phile-web編集部)