パイオニア、映像・音声のフルデジタル伝送を実現したHDMI搭載ユニバーサルプレーヤー

パイオニア（株）は、同社のユニバーサルプレーヤー新製品となる「DV-AX5AVi」を11月上旬に発売する。価格は210,000円（税込）。本機は自社開発による高画質LSIの搭載をはじめ、HDMI ver1.1端子の採用や独自の高音質設計など、数多の注目すべきスペックを備えている。

高画質再生を実現する機能としては、はじめに自社開発の高画質LSI「VQE（Video Quality Enhancer）9」の採用が挙げられる。これにより、全ての画像処理の過程を10bit精度でフルデジタル処理ができ、高精細な映像を再生する。加えて自社開発の画素変換IC「Two-Dimensional Resolution Expander」が搭載され、720p/1080iへの高解像度化処理がDVDプレーヤー側で実現した。

搭載されたHDMI端子はバージョン1.1に対応し、DVDオーディオのマルチチャンネル出力を可能にする。HDMIならではのフルデジタル伝送により、同社のプラズマテレビやAVアンプとの組み合わせにより、DVDビデオの映像をより高品位に楽しむことができる。

高音質再生を実現するために、本機では同社独自の技術を活かした新設計が各所に採用されている。不要な振動を抑える「トリプルレイヤードシャーシ」が採用された。本体内部の巣旅ライジング・プレートをより厚く、重くすることで剛性を高め、安定感の高い筐体を実現している。

DVDドライブメカは本体シャーシ底面に直接ビスどめされ、耐振性の向上と筐体の安定性を高めている。データの読み出しにおいても不要な振動の影響が最小限に抑えられるという。

また6ch全てにバーブラウンの高音質192KHz/24bit DAC「PCM1738EG」を採用している。これによりアナログ接続時にも2ch再生と同様に各チャンネルの音質を揃え、高品位なマルチチャンネル再生を可能にしている。

その他にも、DVDオーディオやSACDなど様々なデジタル音声をオリジナルのクオリティのまま伝送できるi.LINKデジタル伝送「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」が搭載され、同社製の「VSA-AX4AVi」などAVアンプとの接続時に、DVDオーディオやSACDをはじめとする高音質な音声信号をデジタルのまま伝送することが可能になっている。

【問い合わせ先】
パイオニア（株）
カスタマーサポートセンター
TEL.0070-800-8181-22

（Phile-web編集部）