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公開日 2005/09/15 16:21
パナソニック、SDメモリーカードに記録する3CCDビデオカメラ「SDカードムービー」
松下電器産業(株)パナソニックマーケティング本部は、記録媒体にSDメモリーカードを使用する“SDカードムービー”を発売する。
発売するのは「SDR-S100」「SDR-S300」の2モデル。S300は、カラーリングや一部デザインと同梱物が異なるだけで、カメラ部分の機能はS100と同等。価格と発売日は以下の通り。
「SDR-S100」¥OPEN(予想実売価格13万円前後)10月15日発売
「SDR-S300」¥OPEN(予想実売価格165,000円前後)11月15日発売
記録媒体にSDメモリーカードを採用。2GBのSDメモリーカードを同梱する。テープでは必須となる駆動メカを持たない分、本体をコンパクトにでき、ローディングやディスク回転も必要ないため、起動も高速で行える。また、メモリーカードの空きスペースに自動的に記録を開始するため、上書き等の失敗もない。
撮像素子は3CCDで、1/6インチ総画素80万のCCDを3個装備。画素ずらしにより、静止画は最高310万画素で記録できる。
外形寸法は49.9W×96.7H×80.4Dmm、本体質量は242gで、これは3CCDビデオカメラとして世界最小・最軽量となる。CCDやレンズなど基本的な仕様はDVカメラ「NV-GS250」とほぼ同等だが、GS250の本体質量は約500gなので、半分以上の軽量化を実現していることになる。
レンズは新設計のライカディコマーレンズを採用。光学ズームは10倍。マルチコーティングの導入により有害反射を防ぎ、ゴースト・フレアを低減。色滲みを抑える低分散ガラスも採用している。レンズ構成は8群12枚(うち非球面3枚)で、マルチコートは14面に使われている。
光学式手ブレ補正も搭載。GS250のものと比べ、ユニットを小型化した。画像エンジンはGS250と同様のものだが、こちらも基板を小型化している。
動画はMPEG2で記録する。DVDカメラなどでは、CBR(固定ビットレート)で記録するものが多く、情報量が急に増えた場合などにブロックノイズが目立つ傾向があるが、本機はDVDレコーダーの技術を応用し、VBR(可変ビットレート)での記録を実現した。
動画の撮影モードは「XP」(約10Mbps)、「SP」(約5Mbps)、「LP」(約2.5Mbps)の3種類。付属の2GB SDメモリーカードを使用した場合、それぞれ約25分、約50分、約100分の撮影が可能。
本機のMPEG2 VBR記録は、同社独自のアルゴリズムが搭載された動き検出エンジンや、画質改善率とビットレートの関係を定量化した独自のQR(Quality Rate)制御などにより実現した。同社では、「他社の6Mbps程度のCBR記録より、本機の5MbpsのVBR記録の方が高画質」と説明する。
デザインはシンメトリー(左右対称)で、ボタン類は背面に集中レイアウト。上からズームレバー、撮影ボタン、カーソルキー、メニューボタンを並べる。右手でも左手でも自然に持つことができ、片手でほとんどの操作が行える。なお、本体を縦型にしたのも、この左右対称を実現するためだったという。
起動時間は1.5秒で、「クイックスタート」を「入」設定にしておけば、液晶モニターを開けただけで電源がONになる。その際、レンズカバーも自動で開閉する。
液晶モニターは2.8型、約21万画素ワイドモニター。パワーLCDボタンを押すことで輝度が約2倍にアップし、屋外での視認性を高められる。
撮影機能も充実しており、肌をソフトに再現する美肌モード、約50cmまで被写体に近づけるテレマクロ機能、逆行補正、風音低減、ワイドモード、カラーナイトビュー、マニュアルフォーカスやマニュアル色調整などを搭載。マニュアルモード時は、5つのシーンモードも選択できる。
バッテリーのフル充電時間は約1時間30分で、連続撮影時間は約1時間20分、間欠撮影した場合は約45分。
映像を記録したSDカードを、ディーガの対応機種に挿入し、映像をディーガのHDDに転送することも可能。転送はLPモードの場合、最高8倍速で
行える。なお、現段階でのディーガ対応機種は、E100H/E200H/E500H/EH53/EH66/EH73Vの6機種。
PCへはUSB2.0で接続し、こちらもLPモード時で最高22倍速で転送可能。Windows用の動画編集ソフト「MotionSD STUDIO 1.0J」が付属し、映像の取り込みから編集、DVDやSDへの書き出しまでが行える。編集機能はカット、結合、タイトル作成やエフェクト処理までが可能な本格的なもの。なお、Macintoshには対応していない。
薄型テレビ「VIERA」とも連携が可能。ビデオ出力を備えているので、ビエラの入力端子と接続し、動画を表示できるほか、静止画については、SDカードをビエラのカードスロットに入れるだけで再生が行える。ピクトブリッジにも対応しているので、対応プリンターと接続してダイレクトプリントを行うことも出来る。
上位機の「SDR-S300」は、カラーリングをブラックに変更。本体のグリップや液晶の外装部にカーボンポリマー繊維強化ポリマーを使用し、よりアクティブ感を演出したという。S100には付属しない予備のバッテリーやキャリングケース、キャリングバッグ、カーアダプター、バッテリーチャージャーなどを同梱。同社では「アクセサリーを充実させた行動派向けモデル」と位置づけている。
なお、10月15日より、2GBのSDメモリーカード「RP-SDQ02GJ1A」の単体発売も行われる。価格はオープンだが、25,000円前後での販売が予想される。データ転送速度は最大5MB/sの普及タイプとなる。
【問い合わせ先】
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
(Phile-web編集部)
発売するのは「SDR-S100」「SDR-S300」の2モデル。S300は、カラーリングや一部デザインと同梱物が異なるだけで、カメラ部分の機能はS100と同等。価格と発売日は以下の通り。
「SDR-S100」¥OPEN(予想実売価格13万円前後)10月15日発売
「SDR-S300」¥OPEN(予想実売価格165,000円前後)11月15日発売
記録媒体にSDメモリーカードを採用。2GBのSDメモリーカードを同梱する。テープでは必須となる駆動メカを持たない分、本体をコンパクトにでき、ローディングやディスク回転も必要ないため、起動も高速で行える。また、メモリーカードの空きスペースに自動的に記録を開始するため、上書き等の失敗もない。
撮像素子は3CCDで、1/6インチ総画素80万のCCDを3個装備。画素ずらしにより、静止画は最高310万画素で記録できる。
外形寸法は49.9W×96.7H×80.4Dmm、本体質量は242gで、これは3CCDビデオカメラとして世界最小・最軽量となる。CCDやレンズなど基本的な仕様はDVカメラ「NV-GS250」とほぼ同等だが、GS250の本体質量は約500gなので、半分以上の軽量化を実現していることになる。
レンズは新設計のライカディコマーレンズを採用。光学ズームは10倍。マルチコーティングの導入により有害反射を防ぎ、ゴースト・フレアを低減。色滲みを抑える低分散ガラスも採用している。レンズ構成は8群12枚(うち非球面3枚)で、マルチコートは14面に使われている。
光学式手ブレ補正も搭載。GS250のものと比べ、ユニットを小型化した。画像エンジンはGS250と同様のものだが、こちらも基板を小型化している。
動画はMPEG2で記録する。DVDカメラなどでは、CBR(固定ビットレート)で記録するものが多く、情報量が急に増えた場合などにブロックノイズが目立つ傾向があるが、本機はDVDレコーダーの技術を応用し、VBR(可変ビットレート)での記録を実現した。
動画の撮影モードは「XP」(約10Mbps)、「SP」(約5Mbps)、「LP」(約2.5Mbps)の3種類。付属の2GB SDメモリーカードを使用した場合、それぞれ約25分、約50分、約100分の撮影が可能。
本機のMPEG2 VBR記録は、同社独自のアルゴリズムが搭載された動き検出エンジンや、画質改善率とビットレートの関係を定量化した独自のQR(Quality Rate)制御などにより実現した。同社では、「他社の6Mbps程度のCBR記録より、本機の5MbpsのVBR記録の方が高画質」と説明する。
デザインはシンメトリー(左右対称)で、ボタン類は背面に集中レイアウト。上からズームレバー、撮影ボタン、カーソルキー、メニューボタンを並べる。右手でも左手でも自然に持つことができ、片手でほとんどの操作が行える。なお、本体を縦型にしたのも、この左右対称を実現するためだったという。
起動時間は1.5秒で、「クイックスタート」を「入」設定にしておけば、液晶モニターを開けただけで電源がONになる。その際、レンズカバーも自動で開閉する。
液晶モニターは2.8型、約21万画素ワイドモニター。パワーLCDボタンを押すことで輝度が約2倍にアップし、屋外での視認性を高められる。
撮影機能も充実しており、肌をソフトに再現する美肌モード、約50cmまで被写体に近づけるテレマクロ機能、逆行補正、風音低減、ワイドモード、カラーナイトビュー、マニュアルフォーカスやマニュアル色調整などを搭載。マニュアルモード時は、5つのシーンモードも選択できる。
バッテリーのフル充電時間は約1時間30分で、連続撮影時間は約1時間20分、間欠撮影した場合は約45分。
映像を記録したSDカードを、ディーガの対応機種に挿入し、映像をディーガのHDDに転送することも可能。転送はLPモードの場合、最高8倍速で
行える。なお、現段階でのディーガ対応機種は、E100H/E200H/E500H/EH53/EH66/EH73Vの6機種。
PCへはUSB2.0で接続し、こちらもLPモード時で最高22倍速で転送可能。Windows用の動画編集ソフト「MotionSD STUDIO 1.0J」が付属し、映像の取り込みから編集、DVDやSDへの書き出しまでが行える。編集機能はカット、結合、タイトル作成やエフェクト処理までが可能な本格的なもの。なお、Macintoshには対応していない。
薄型テレビ「VIERA」とも連携が可能。ビデオ出力を備えているので、ビエラの入力端子と接続し、動画を表示できるほか、静止画については、SDカードをビエラのカードスロットに入れるだけで再生が行える。ピクトブリッジにも対応しているので、対応プリンターと接続してダイレクトプリントを行うことも出来る。
上位機の「SDR-S300」は、カラーリングをブラックに変更。本体のグリップや液晶の外装部にカーボンポリマー繊維強化ポリマーを使用し、よりアクティブ感を演出したという。S100には付属しない予備のバッテリーやキャリングケース、キャリングバッグ、カーアダプター、バッテリーチャージャーなどを同梱。同社では「アクセサリーを充実させた行動派向けモデル」と位置づけている。
なお、10月15日より、2GBのSDメモリーカード「RP-SDQ02GJ1A」の単体発売も行われる。価格はオープンだが、25,000円前後での販売が予想される。データ転送速度は最大5MB/sの普及タイプとなる。
【問い合わせ先】
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドPANASONIC
- 型番SDR-S100/SDR-S300
- 発売日上記参照
- 価格¥OPEN
【SPEC】
<SDR-S100>
●撮像素子:1/6インチ総画素80万画素×3 ●レンズ:光学10倍 F1.8〜2.8 f3.0〜30.0mm ●モニター:2.8型ワイド液晶 ●記録メディア:SDメモリーカード ●消費電力:録画時3.5W ●外形寸法:49.9W×96.7H×80.4Dmm ●本体質量:約242g
<SDR-S300>
●撮像素子:1/6インチ総画素80万画素×3 ●レンズ:光学10倍 F1.8〜2.8 f3.0〜30.0mm ●モニター:2.8型ワイド液晶 ●記録メディア:SDメモリーカード ●消費電力:録画時3.5W ●外形寸法:49.9W×97.2H×80.6Dmm ●本体質量:約245g
<SDR-S100>
●撮像素子:1/6インチ総画素80万画素×3 ●レンズ:光学10倍 F1.8〜2.8 f3.0〜30.0mm ●モニター:2.8型ワイド液晶 ●記録メディア:SDメモリーカード ●消費電力:録画時3.5W ●外形寸法:49.9W×96.7H×80.4Dmm ●本体質量:約242g
<SDR-S300>
●撮像素子:1/6インチ総画素80万画素×3 ●レンズ:光学10倍 F1.8〜2.8 f3.0〜30.0mm ●モニター:2.8型ワイド液晶 ●記録メディア:SDメモリーカード ●消費電力:録画時3.5W ●外形寸法:49.9W×97.2H×80.6Dmm ●本体質量:約245g