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公開日 2006/01/11 16:39
三洋、ハイビジョン対応のデジタルムービーカメラ「Xacti」を発売
三洋電機(株)より、先にPhile-webの2006 International CESレポートでもご紹介した720pでの撮影が可能なハイビジョン対応デジタルムービーカメラ“Xacti”「DMX-HD1」の発売が正式に発表された。発売時期は2月下旬を予定しており、価格は税込で126,000円になる。
本機の大きな特徴は体積約200cc、質量約210gのコンパクトなボディにMPEG-4形式によるハイビジョン対応ムービー(1280×720ピクセル/30fps)の撮影機能を搭載した点にある。2GBのSDカードを利用すれば、ハイビジョンクオリティの画質で最長40分の撮影が可能だ。
動画、静止画の両方で高精細な撮影を実現するためのコアエンジンとなる、高速画像処理LSI「プラチナエンジン」には同社の独自技術が活かされている。静止画は0.2秒/コマで、高精細な510万画素の高速連写を実現している。
レンズにはコニカミノルタ製の新開発小型光学10倍ズームレンズを採用。デジタル10倍ズームと連動して、最大100倍のズームアップを可能にする。ムービー撮影時には手ぶれ補正機能の搭載によるサポートも働く。また別売オプションとして、専用の2.0倍テレコンバージョンレンズや0.6倍ワイドコンバージョンレンズも発売される。
モニター部には、三洋電機とイーストマン・コダック社の合弁会社である(株)SKディスプレイが開発した約21万画素の2.2型有機ELディスプレイ「プラチナビジョン」が搭載された。
操作性の面では従来モデルでも高い評価を得ている、親指だけで撮影/再生が操作できるイージーオペレーションを踏襲。動画/静止画の撮影ボタンをそれぞれ独立して設けることで、瞬時のモード切替を実現している。
本体付属のドッキングステーションにはPCにつなぐためのUSB2.0端子のほか、D4端子も搭載し、高精細な映像を大画面で楽しむこともできる。なお、今回のモデルでは外部インターフェイスとしてHDMIの搭載は見送られるかたちとなったが、これについては「HDMIが普及した後もD端子は必ずカバーする必要のあるインターフェイス。HDMIの搭載については来るべき時期より対応を進めていきたい(同社担当者談)」とした。
同社が本日開催した新製品発表会には、代表取締役会長 兼 CEOの野中ともよ氏も出席した。野中氏は「総合家電メーカー」から「環境・エナジー先進メーカー」への変革をうちだした同社の企業コンセプトを改めて強調し、第三の創業「SANYO EVOLUTION」の戦略が順調に推移していることを示した。
挨拶の中で野中氏は昨年末に発表したニッケル水素充電池「eneloop」の紹介も交えつつ、新製品「DMX-HD1」が同社の新しい企業スタイルを背景に生まれてきた経緯を説明した。今後のデジタルカメラ事業に関するビジョンを語った野中氏は「“デジカメ”という言葉は三洋が商標登録しており、思い入れも特に深い事業。現在OEMの比率が95%を締めているが、ユーザーの声に耳を傾けつつ、三洋ならではのものを追求し提案していくことが私たちの使命と考えている。Xactiはワールドワイドで支持を受けている製品であり、会社全体の事業バランスにとらわれすぎることなく思い切ったかたちで進めていきたい商材だ」とした。
【問い合わせ先】
三洋電機(株)
パーソナルエレクトロニクスグループ DIカンパニー
お客様相談係
TEL/072-870-4184
(Phile-web編集部)
本機の大きな特徴は体積約200cc、質量約210gのコンパクトなボディにMPEG-4形式によるハイビジョン対応ムービー(1280×720ピクセル/30fps)の撮影機能を搭載した点にある。2GBのSDカードを利用すれば、ハイビジョンクオリティの画質で最長40分の撮影が可能だ。
動画、静止画の両方で高精細な撮影を実現するためのコアエンジンとなる、高速画像処理LSI「プラチナエンジン」には同社の独自技術が活かされている。静止画は0.2秒/コマで、高精細な510万画素の高速連写を実現している。
レンズにはコニカミノルタ製の新開発小型光学10倍ズームレンズを採用。デジタル10倍ズームと連動して、最大100倍のズームアップを可能にする。ムービー撮影時には手ぶれ補正機能の搭載によるサポートも働く。また別売オプションとして、専用の2.0倍テレコンバージョンレンズや0.6倍ワイドコンバージョンレンズも発売される。
モニター部には、三洋電機とイーストマン・コダック社の合弁会社である(株)SKディスプレイが開発した約21万画素の2.2型有機ELディスプレイ「プラチナビジョン」が搭載された。
操作性の面では従来モデルでも高い評価を得ている、親指だけで撮影/再生が操作できるイージーオペレーションを踏襲。動画/静止画の撮影ボタンをそれぞれ独立して設けることで、瞬時のモード切替を実現している。
本体付属のドッキングステーションにはPCにつなぐためのUSB2.0端子のほか、D4端子も搭載し、高精細な映像を大画面で楽しむこともできる。なお、今回のモデルでは外部インターフェイスとしてHDMIの搭載は見送られるかたちとなったが、これについては「HDMIが普及した後もD端子は必ずカバーする必要のあるインターフェイス。HDMIの搭載については来るべき時期より対応を進めていきたい(同社担当者談)」とした。
同社が本日開催した新製品発表会には、代表取締役会長 兼 CEOの野中ともよ氏も出席した。野中氏は「総合家電メーカー」から「環境・エナジー先進メーカー」への変革をうちだした同社の企業コンセプトを改めて強調し、第三の創業「SANYO EVOLUTION」の戦略が順調に推移していることを示した。
挨拶の中で野中氏は昨年末に発表したニッケル水素充電池「eneloop」の紹介も交えつつ、新製品「DMX-HD1」が同社の新しい企業スタイルを背景に生まれてきた経緯を説明した。今後のデジタルカメラ事業に関するビジョンを語った野中氏は「“デジカメ”という言葉は三洋が商標登録しており、思い入れも特に深い事業。現在OEMの比率が95%を締めているが、ユーザーの声に耳を傾けつつ、三洋ならではのものを追求し提案していくことが私たちの使命と考えている。Xactiはワールドワイドで支持を受けている製品であり、会社全体の事業バランスにとらわれすぎることなく思い切ったかたちで進めていきたい商材だ」とした。
【問い合わせ先】
三洋電機(株)
パーソナルエレクトロニクスグループ DIカンパニー
お客様相談係
TEL/072-870-4184
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドSANYO
- 型番DMX-HD1
- 発売日2006年2月下旬
- 価格¥126,000(税込)
【SPEC】●カメラ部有効画素数:約510万画素 ●撮像素子:1/2.5型 約536万画素原色CCD ●記録媒体:SDメモリーカード ●レンズ:光学10倍ズーム ●モニター:2.2型有機EL ●電源:リチウムイオン電池×1 ●外形寸法:80W×119H×36Dmm (突起部除く) ●質量:約235g(電池、SDメモリーカード込み)