HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2006/02/21 16:26
TSP、両面ホームシアターとテーブルシアターの発表会を開催
(株)ティーエスピーは、フィルムスクリーンを利用した「両面ホームシアター」と「テーブルシアター」の発表会を開催した。
「両面ホームシアター」は、Phile-webニュースで既に紹介したもの。片側から投映した映像を表裏の両方で視聴するタイプと、プロジェクター2台を使って両面に別々の映像を投映するタイプの2種類がある。
スクリーンは高分子拡散層と特殊ミラー層、高透明層の3層で構成される。価格は、片面投映タイプが50インチ4対3で30万円程度、両面投映タイプが30〜40万円程度となる見込み。販売は大手家電店では行わず、インテリアショップや家具メーカー、外車ディーラー、マンションデベロッパー、戸建てメーカーなどとのタイアップ販売を行う見込み。2006年の売り上げは10億円程度を見込む。
「テーブルシアター」は、テーブルトップにスクリーンを、内部にプロジェクターを内蔵し、テーブルトップに映像を投写できる業務用インテリア。最大4台までを連結して使用でき、それぞれ別の映像を表示したり、一つの映像を分割して表示したりすることが可能。映像の再生にはパソコンを用いる。価格は未定だが、カフェやミュージアム施設、飲食店、アミューズメント施設などへの販売を計画する。
本日行われた発表会では、同社COOの伊賀和久氏が同社の概略、製品の詳細を説明。伊賀氏は、「当社は広島の会社だが、もともと広島は重厚長大型産業の街で、多くの独自技術を抱えている。ペーパー投資で莫大な利益を稼いでいる会社がある中、額に汗して頑張っている労働者が儲かっていないという、日本経済の問題点を是正したい。広島から世界にオンリーワン商品を発信し、地方発の経済復興を行っていきたい」と訴えた。
同社はもともとイベント運営や人材派遣を行う会社。ホームシアター製品の開発に乗り出した経緯について伊賀氏は、「ホームシアターインストーラーのデモルームを見学した際、真っ暗な部屋で映像を見ることに違和感を感じた。『明るい部屋でホームシアターを楽しむことはできないか』と考え、ゲイン20の高輝度スクリーンを開発した」と説明。その後、昨今の住宅事情から「リビングダイニングの真ん中にスクリーンを置いたら両方から映像が楽しめて便利」と考え、両面スクリーンを発案したという。伊賀氏は「従来のスクリーン市場を侵食するつもりはない。新たな市場を作り出そうと考えており、それが我が社の特徴だ」と説明する。
今後同社は、ホームシアター関連事業にとどまらず、毎月1本程度、同社独自の商品や企画を発表していくという。5月には「『世界初なまこの養殖事業』in瀬戸内海」という新企画を発表する予定。また、高反射率の外壁用塗料を使い、ビルそのものに映像を投写する企画も検討中とのことで、「日本の町並みをラスベガスにする『街並みビフォーアフター計画』をスタートさせたい」と意気込む。
【問い合わせ先】
(株)TSP広島office
TEL/082-253-0528
(Phile-web編集部)
「両面ホームシアター」は、Phile-webニュースで既に紹介したもの。片側から投映した映像を表裏の両方で視聴するタイプと、プロジェクター2台を使って両面に別々の映像を投映するタイプの2種類がある。
スクリーンは高分子拡散層と特殊ミラー層、高透明層の3層で構成される。価格は、片面投映タイプが50インチ4対3で30万円程度、両面投映タイプが30〜40万円程度となる見込み。販売は大手家電店では行わず、インテリアショップや家具メーカー、外車ディーラー、マンションデベロッパー、戸建てメーカーなどとのタイアップ販売を行う見込み。2006年の売り上げは10億円程度を見込む。
「テーブルシアター」は、テーブルトップにスクリーンを、内部にプロジェクターを内蔵し、テーブルトップに映像を投写できる業務用インテリア。最大4台までを連結して使用でき、それぞれ別の映像を表示したり、一つの映像を分割して表示したりすることが可能。映像の再生にはパソコンを用いる。価格は未定だが、カフェやミュージアム施設、飲食店、アミューズメント施設などへの販売を計画する。
本日行われた発表会では、同社COOの伊賀和久氏が同社の概略、製品の詳細を説明。伊賀氏は、「当社は広島の会社だが、もともと広島は重厚長大型産業の街で、多くの独自技術を抱えている。ペーパー投資で莫大な利益を稼いでいる会社がある中、額に汗して頑張っている労働者が儲かっていないという、日本経済の問題点を是正したい。広島から世界にオンリーワン商品を発信し、地方発の経済復興を行っていきたい」と訴えた。
同社はもともとイベント運営や人材派遣を行う会社。ホームシアター製品の開発に乗り出した経緯について伊賀氏は、「ホームシアターインストーラーのデモルームを見学した際、真っ暗な部屋で映像を見ることに違和感を感じた。『明るい部屋でホームシアターを楽しむことはできないか』と考え、ゲイン20の高輝度スクリーンを開発した」と説明。その後、昨今の住宅事情から「リビングダイニングの真ん中にスクリーンを置いたら両方から映像が楽しめて便利」と考え、両面スクリーンを発案したという。伊賀氏は「従来のスクリーン市場を侵食するつもりはない。新たな市場を作り出そうと考えており、それが我が社の特徴だ」と説明する。
今後同社は、ホームシアター関連事業にとどまらず、毎月1本程度、同社独自の商品や企画を発表していくという。5月には「『世界初なまこの養殖事業』in瀬戸内海」という新企画を発表する予定。また、高反射率の外壁用塗料を使い、ビルそのものに映像を投写する企画も検討中とのことで、「日本の町並みをラスベガスにする『街並みビフォーアフター計画』をスタートさせたい」と意気込む。
【問い合わせ先】
(株)TSP広島office
TEL/082-253-0528
(Phile-web編集部)