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公開日 2006/03/02 18:11
オンデマンドTV、6月よりハイビジョンコンテンツの配信を開始 − 年内500本に
(株)オン・デマンド・ティービーは、同社が運営する映像配信サービス「オンデマンドTV」において、ハイビジョン映像や5.1chサラウンド音声のコンテンツを6月下旬より配信開始する。
今回新たに配信を開始するハイビジョン映像は、H.264フォーマットを採用した映画やドラマ、各種番組で、1080iの解像度を予定している。また音声にはAACを採用し、5.1chのサラウンド再生を実現している。H.264は圧縮効率が高いことから、今回配信するハイビジョン映像は約8Mbpsと低ビットレートを実現でき、インターネット回線でも安定した映像配信が可能であるという。
新サービスでは「オンデマンドTV」に加入し、専用のSTB(セットトップボックス)をテレビに接続することで、映画やドラマなどのハイビジョンコンテンツを楽しむことができる。「オンデマンドTV」を楽しむにはNTT東西のフレッツを利用していることが条件となる。なお、すでに「オンデマンドTV」に加入している場合は、専用STBを購入すれば、ハイビジョンコンテンツを楽しむことができる。
専用STBは(株)バッファロー製。D4出力/光デジタル音声出力の端子を備えており、ハイビジョン映像/5.1chサラウンド音声の出力が可能だ。アナログ映像/音声の端子も1系統備えている。また本機は無線LANドライバを内蔵しており、USB端子に同社指定の無線アダプターを接続することでワイヤレスでコンテンツの受信が可能だ。価格は31,500円(税込)。
本日同社で行われた記者発表会には、同社代表取締役社長の梶原浩氏と(株)バッファローの取締役社長の斉木邦明氏が出席し、新サービスについて説明を行った。
「オンデマンドTV」は、2005年3月9日にサービスを開始した映像配信サービス。全国で本格的なスタートを切ったのは2005年10月。現在は、映画やドラマ、スポーツ、テレビ局が提供する各種番組など約3,500本のコンテンツをMPEG-2フォーマットで配信しており、加入者数は約1万件(取り次ぎベースで約4万件)。2006年度中にコンテンツを5,000本まで増やし、そのうちの約500本をハイビジョンで配信する予定だ。6月のサービス開始時には映画を中心に約200本のコンテンツを用意する予定という。
同社は、新サービスの配信に先行して「ハイビジョン先取り体験キャンペーン」を既存の会員向けに行う。抽選で100名に専用STBをプレゼントするというもので、ここで得られた意見などを参考に、6月より本配信を開始する。
発表会で行われた質疑応答の主な内容は以下の通り。
Q.配信映像の録画は可能か?
A.コンテンツのデータを録画可能にするか否かはコンテンツホルダーにゆだねている。オンデマンドTVでマクロビジョンなどをかけることは技術的に可能だ。
Q.既存のサービス用のSTBと新しいSTBは違う筐体か?
A.違う。新しいSTBはサイズが大きくなり、ビデオデッキほどの横幅になった。新しいSTBでは従来のSD映像の受信も可能だ。
Q.ハイビジョン配信を始めるにあたり、営業体制は変わるか?
A.これまでNTTや家電量販店などでサービスの訴求をしてきた。今後は家電店のAV機器のコーナーなどでも展開したい。またISPがフリーのサービスなので、ISPと協力して訴求を行いたいと考えている。
Q.「GYAO」などの無料の映像配信との差別化はどう図るか?
A.PCで見る配信映像は無料で手軽な文化、テレビで見るのは高品質で有料の文化という考えができてきていると思う。PCでは視聴する環境がまちまちだが、STBを使った「オンデマンドTV」なら高性能で安定したサービスを提供することができる。
Q.地デジやBSデジタルなどの再送信は考えているか?
A.受け入れ可能な状態ではあるが、そういったサービスの予定は今のところ無い。
Q.4th MEDIAや光プラスなどライバルについてどう考えているか? CSのように最終的に1つにまとまるという可能性は?
A.協力しあうという可能性が無いことはない。ビデオ・オン・デマンドの文化を根付かせるという意味では、他サービスにもがんばってもらいたい。
【問い合わせ先】
オンデマンドTV カスタマーセンター
TEL/0120-34-1616
(Phile-web編集部)
今回新たに配信を開始するハイビジョン映像は、H.264フォーマットを採用した映画やドラマ、各種番組で、1080iの解像度を予定している。また音声にはAACを採用し、5.1chのサラウンド再生を実現している。H.264は圧縮効率が高いことから、今回配信するハイビジョン映像は約8Mbpsと低ビットレートを実現でき、インターネット回線でも安定した映像配信が可能であるという。
新サービスでは「オンデマンドTV」に加入し、専用のSTB(セットトップボックス)をテレビに接続することで、映画やドラマなどのハイビジョンコンテンツを楽しむことができる。「オンデマンドTV」を楽しむにはNTT東西のフレッツを利用していることが条件となる。なお、すでに「オンデマンドTV」に加入している場合は、専用STBを購入すれば、ハイビジョンコンテンツを楽しむことができる。
専用STBは(株)バッファロー製。D4出力/光デジタル音声出力の端子を備えており、ハイビジョン映像/5.1chサラウンド音声の出力が可能だ。アナログ映像/音声の端子も1系統備えている。また本機は無線LANドライバを内蔵しており、USB端子に同社指定の無線アダプターを接続することでワイヤレスでコンテンツの受信が可能だ。価格は31,500円(税込)。
「オンデマンドTV」は、2005年3月9日にサービスを開始した映像配信サービス。全国で本格的なスタートを切ったのは2005年10月。現在は、映画やドラマ、スポーツ、テレビ局が提供する各種番組など約3,500本のコンテンツをMPEG-2フォーマットで配信しており、加入者数は約1万件(取り次ぎベースで約4万件)。2006年度中にコンテンツを5,000本まで増やし、そのうちの約500本をハイビジョンで配信する予定だ。6月のサービス開始時には映画を中心に約200本のコンテンツを用意する予定という。
同社は、新サービスの配信に先行して「ハイビジョン先取り体験キャンペーン」を既存の会員向けに行う。抽選で100名に専用STBをプレゼントするというもので、ここで得られた意見などを参考に、6月より本配信を開始する。
発表会で行われた質疑応答の主な内容は以下の通り。
Q.配信映像の録画は可能か?
A.コンテンツのデータを録画可能にするか否かはコンテンツホルダーにゆだねている。オンデマンドTVでマクロビジョンなどをかけることは技術的に可能だ。
Q.既存のサービス用のSTBと新しいSTBは違う筐体か?
A.違う。新しいSTBはサイズが大きくなり、ビデオデッキほどの横幅になった。新しいSTBでは従来のSD映像の受信も可能だ。
Q.ハイビジョン配信を始めるにあたり、営業体制は変わるか?
A.これまでNTTや家電量販店などでサービスの訴求をしてきた。今後は家電店のAV機器のコーナーなどでも展開したい。またISPがフリーのサービスなので、ISPと協力して訴求を行いたいと考えている。
Q.「GYAO」などの無料の映像配信との差別化はどう図るか?
A.PCで見る配信映像は無料で手軽な文化、テレビで見るのは高品質で有料の文化という考えができてきていると思う。PCでは視聴する環境がまちまちだが、STBを使った「オンデマンドTV」なら高性能で安定したサービスを提供することができる。
Q.地デジやBSデジタルなどの再送信は考えているか?
A.受け入れ可能な状態ではあるが、そういったサービスの予定は今のところ無い。
Q.4th MEDIAや光プラスなどライバルについてどう考えているか? CSのように最終的に1つにまとまるという可能性は?
A.協力しあうという可能性が無いことはない。ビデオ・オン・デマンドの文化を根付かせるという意味では、他サービスにもがんばってもらいたい。
【問い合わせ先】
オンデマンドTV カスタマーセンター
TEL/0120-34-1616
(Phile-web編集部)