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公開日 2007/01/02 13:05
編集部・小澤が選ぶ2006年10大ニュース ― 技術の進化と時代の変化に触れた1年
デジタルAVの「デ」の字にすら親しんでいなかった私にとって、Phile-webに配属された2006年6月以降はまさしくカルチャーショックの連続でした。発表会に行くたび「こんなものがあるんだ!」と、新しい製品や技術に只ただ瞠目するばかり。
思えば今までは、「なにを」観るか、聴くかということにばかり注力していました。しかしこの一年で、「なにで」観るか、聴くかという選択肢があることを知り、最先端の技術に触れる面白さを発見できたように思います。
本項では、私が実際に観たり聴いたりして「スゴイ!」と感じたものを中心にご紹介したいと思います。
第10位:アキバに早くも「PS3」行列登場
11月11日にPS3が発売となりました。PS3発売前日の秋葉原には「期待感」が充満していたように思います。ゲームには疎い私ですが、新しい時代の幕開けを観るような胸の高鳴りを感じました。20GBモデルでも49,980円(税込)という値段は正直「ゲーム機にしては高いなあ」と思ったのですが、PS3はゲーム機ではなく「エンタテインメントのためのコンピューター」という位置づけと聞きちょっと納得。BDがかなり良い画質で観られたり、SACDも聴けるとあり、「この値段でも安いくらいだ」という意見も耳にしました。
第9位:PLCが実用化の第一歩を踏み出す
家庭内電力線をネットワークケーブルとして利用できるとはすごい!と驚きました。昨年11月に松下電器産業(株)と(株)アイ・オー・データ機器がアダプターを発売し、大きく一歩を踏み出したPLCですが、広く普及するか否かの鍵は、他の家電機器との干渉などの問題をどうクリアしていくかにかかっていると思います。今後の動向が気になるところです。
第8位:フルHD対応プロジェクターが多数リリース
パナソニックのTH-AE1000 、エプソンのEMP-TW1000、三菱電機のLVP-HC5000など、フルHD対応プロジェクターが多数発売され、これからはフルHDがスタンダードとなることを強く印象づけました。なかでも実売35万円という価格を実現したEMP-TW1000には驚きでした。ハイスペック・ロープライスのプロジェクターが多数登場すれば、もっと気軽に2WAYシアターを楽しめるようになりますよね。
第7位:パイオニア、50V型 フルHDプラズマモニターを6月上旬に発売
初めて視聴したフルHDモニターがこの「PDP-5000EX」でした。それまで14型ブラウン管テレビの映像ばかり観ていたので、手を伸ばしたら画面の中のものに触れられるんじゃないかという錯覚をおこすほどくっきり目映い映像と、美しく深みのある黒表現に「こんなすごいものがあるのか!」と衝撃を受けたことを覚えています。
第6位:SEDがいよいよ商品化へ
FPDで視聴したSEDは、上で挙げた「PDP-5000EX」に次ぐ衝撃の映像体験でした。動きの激しい動画でもブレやぼやけが少なく、高輝度・高コントラストの瑞々しく艶やかな色に目を奪われました。いよいよ2007年7月からパネルの量産が開始され、第4四半期には商品化されるとのこと。55型で、高めの価格設定での発売となるようですが、ゆくゆくはサイズのラインナップを増やし、手の届きやすい価格の製品も発売されればいいなと願っています。
第5位:ビクター、14.5cmウーファー搭載のウッドコーン最上位SP「SX-WD500」を発売
これまでで最大口径となる14.5cmの振動板を搭載した、ウッドコーンスピーカーのフラグシップモデル。まさしく楽器のような、暖かで厚みのある芳醇な音色が印象的でした。美しい光沢を放つ木製エンクロージャーも魅力。真剣に購入を考えている製品です。
第4位:薄型テレビのフルHD化、低価格化
昨年12月に地デジは全国展開を果たし、視聴可能世帯のカバー率は約84%となりました。高品位ソースの増加に対応すべく、フルHD対応の薄型テレビが続々とリリースされています。今や1インチ5,000円まで価格がこなれてきた薄型テレビですが、アナログ放送が終了する2011年には1インチいくらになっているのでしょうか。これから薄型テレビを購入しようと考えている私にとって、気になる問題です。
第3位:パナソニックが103V型を含むフルHDプラズマ“VIERA”を発売 − VIERA Linkがつなぐホームエンターテインメント
103型の大きさには圧倒されました。32型テレビを初めて観て「大きいねえ」と驚いた頃とは隔世の感を覚えます。試作機として100型以上のモデルを発表したメーカーはありましたが、103型の「商品化」を実現したことに驚きました。
第2位:次世代ディスクレコーダー発売
BDレコーダーとしてはソニーのBDZ-V9/V7、パナソニックのDMR-BW200/BR100が、HD DVDプレーヤーとしては東芝のHD-XF2が発売になりました。最終的にどちらがデファクトスタンダードになるかは勿論ですが、両陣営が今後どのような戦略を繰り出すのか、というところに一番興味を持っています。
第1位:JBLから60周年記念のフラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」登場
JBLの創立60周年記念モデルとして登場したフラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」。「数十年に一度の製品」という安田社長の言葉どおり、何から何まで超弩級。本機が再生する迫力の音と音圧は、スピーカーの存在を忘れるほど生々しいものでした。ただひたすらに圧倒された製品です。
(Phile-web編集部・小澤)
思えば今までは、「なにを」観るか、聴くかということにばかり注力していました。しかしこの一年で、「なにで」観るか、聴くかという選択肢があることを知り、最先端の技術に触れる面白さを発見できたように思います。
本項では、私が実際に観たり聴いたりして「スゴイ!」と感じたものを中心にご紹介したいと思います。
第10位:アキバに早くも「PS3」行列登場
11月11日にPS3が発売となりました。PS3発売前日の秋葉原には「期待感」が充満していたように思います。ゲームには疎い私ですが、新しい時代の幕開けを観るような胸の高鳴りを感じました。20GBモデルでも49,980円(税込)という値段は正直「ゲーム機にしては高いなあ」と思ったのですが、PS3はゲーム機ではなく「エンタテインメントのためのコンピューター」という位置づけと聞きちょっと納得。BDがかなり良い画質で観られたり、SACDも聴けるとあり、「この値段でも安いくらいだ」という意見も耳にしました。
第9位:PLCが実用化の第一歩を踏み出す
家庭内電力線をネットワークケーブルとして利用できるとはすごい!と驚きました。昨年11月に松下電器産業(株)と(株)アイ・オー・データ機器がアダプターを発売し、大きく一歩を踏み出したPLCですが、広く普及するか否かの鍵は、他の家電機器との干渉などの問題をどうクリアしていくかにかかっていると思います。今後の動向が気になるところです。
第8位:フルHD対応プロジェクターが多数リリース
パナソニックのTH-AE1000 、エプソンのEMP-TW1000、三菱電機のLVP-HC5000など、フルHD対応プロジェクターが多数発売され、これからはフルHDがスタンダードとなることを強く印象づけました。なかでも実売35万円という価格を実現したEMP-TW1000には驚きでした。ハイスペック・ロープライスのプロジェクターが多数登場すれば、もっと気軽に2WAYシアターを楽しめるようになりますよね。
第7位:パイオニア、50V型 フルHDプラズマモニターを6月上旬に発売
初めて視聴したフルHDモニターがこの「PDP-5000EX」でした。それまで14型ブラウン管テレビの映像ばかり観ていたので、手を伸ばしたら画面の中のものに触れられるんじゃないかという錯覚をおこすほどくっきり目映い映像と、美しく深みのある黒表現に「こんなすごいものがあるのか!」と衝撃を受けたことを覚えています。
第6位:SEDがいよいよ商品化へ
FPDで視聴したSEDは、上で挙げた「PDP-5000EX」に次ぐ衝撃の映像体験でした。動きの激しい動画でもブレやぼやけが少なく、高輝度・高コントラストの瑞々しく艶やかな色に目を奪われました。いよいよ2007年7月からパネルの量産が開始され、第4四半期には商品化されるとのこと。55型で、高めの価格設定での発売となるようですが、ゆくゆくはサイズのラインナップを増やし、手の届きやすい価格の製品も発売されればいいなと願っています。
第5位:ビクター、14.5cmウーファー搭載のウッドコーン最上位SP「SX-WD500」を発売
これまでで最大口径となる14.5cmの振動板を搭載した、ウッドコーンスピーカーのフラグシップモデル。まさしく楽器のような、暖かで厚みのある芳醇な音色が印象的でした。美しい光沢を放つ木製エンクロージャーも魅力。真剣に購入を考えている製品です。
第4位:薄型テレビのフルHD化、低価格化
昨年12月に地デジは全国展開を果たし、視聴可能世帯のカバー率は約84%となりました。高品位ソースの増加に対応すべく、フルHD対応の薄型テレビが続々とリリースされています。今や1インチ5,000円まで価格がこなれてきた薄型テレビですが、アナログ放送が終了する2011年には1インチいくらになっているのでしょうか。これから薄型テレビを購入しようと考えている私にとって、気になる問題です。
第3位:パナソニックが103V型を含むフルHDプラズマ“VIERA”を発売 − VIERA Linkがつなぐホームエンターテインメント
103型の大きさには圧倒されました。32型テレビを初めて観て「大きいねえ」と驚いた頃とは隔世の感を覚えます。試作機として100型以上のモデルを発表したメーカーはありましたが、103型の「商品化」を実現したことに驚きました。
第2位:次世代ディスクレコーダー発売
BDレコーダーとしてはソニーのBDZ-V9/V7、パナソニックのDMR-BW200/BR100が、HD DVDプレーヤーとしては東芝のHD-XF2が発売になりました。最終的にどちらがデファクトスタンダードになるかは勿論ですが、両陣営が今後どのような戦略を繰り出すのか、というところに一番興味を持っています。
第1位:JBLから60周年記念のフラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」登場
JBLの創立60周年記念モデルとして登場したフラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」。「数十年に一度の製品」という安田社長の言葉どおり、何から何まで超弩級。本機が再生する迫力の音と音圧は、スピーカーの存在を忘れるほど生々しいものでした。ただひたすらに圧倒された製品です。
(Phile-web編集部・小澤)