東芝、4.0型液晶/大容量HDD搭載の“gigabeat”Vシリーズ最新モデルを発売

（株）東芝は、デジタルメディアプレーヤー“gigabeat”の最新モデルとして、40GB HDD搭載の“gigabeat V401”「MEV401」と、80GB HDD搭載の“gigabeat V801”「MEV801」の2機種を6月1日に発売する。

本日行われた、マイクロソフトとレーベルゲートの協業に関する記者会見に、V401が展示された。また、記者会見には（株）東芝 デジタルメディアネットワーク社 モバイルギガ事業部 商品企画部 部長の稲葉均氏が登壇し、両機の概要を説明。「両機に搭載されたOSはWindows Embedded CEで、Windows OSやWindows Media Player 11などとの親和性が高い」と述べた。

価格はいずれもオープンだが、同社直販サイトではV401が49,800円、V801が59,800円で販売される。

再生できるファイルは、音声がWMA、WMA 9 Lossless、MP3、WAV。ほかにJPEG静止画やWMV動画の再生も可能。著作権保護技術「Windows Media DRM」にももちろん対応している。

本体色はV401がブラック/ホワイト/ボルドーブラウンの3色、V801がブラックとホワイトの2色を用意する。

前モデルのgigabeat V30E/V60Eの液晶ディスプレイは3.5型だったが、今回の2モデルは4.0型に大型化。解像度は同じくQVGAだが、24ビットフルカラー表示に対応した。さらに、周囲の明るさに応じて画面輝度を5段階で調整する「明るさセンサー」も搭載している。

両機は音質にも配慮。高域を補間する独自技術「H2Cテクノロジー」を改良し、「新H2Cテクノロジー」として採用。中音域から高音域まで自然な音質で再現する「Professional モード」のほか、高音域補間に加えて低音域を強調する「Dynamicモード」の選択も可能になった。

さらに本体前面のスピーカーはオンキヨー（株）と共同開発し、音質を高めた。両社は東芝の薄型テレビ“REGZA”のスピーカーも共同で開発しているが、そのコラボレーションがgigabeatにも及んだ格好だ。

ワンセグ受信機能も充実させた。平均受信感度をV30E/V60Eに比べ9dB改善し、受信性能をさらに高めたほか、液晶ディスプレイをワンタッチで消して音声だけを聴くことができる「Displayボタン」も新たに設けた。また、ワンセグのEPGを表示したままチャンネルを切り換えることもできるようになった。さらに、ワンセグ視聴・録画時には「サラウンドモード」「ホールモード」の2種類の音響効果モードを用意した。

また両機は、新たにゲームや動画コンテンツをプリインストールした。ゲームでは、セガの「ぷよぷよフィーバー」やブロック崩しゲーム「SEGA BLOCKS」、テーブルゲーム「ソニック リバーシ」、またインターチャネル・ホロンの脳トレソフト「右脳鍛錬ウノタン」「昭和の脳トレ」などを内蔵。動画では、カラオケ音楽サイト「SEGA MUSIC GIG」の動画カラオケコンテンツの試供版やNHKハイビジョンの「毎日モーツァルト」などが収録されている。

バッテリーの持続時間もV30E/V60Eより長時間になり、ワンセグで約8時間、動画再生で約10時間、音楽再生で約28時間の連続使用が可能となっている。

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（Phile-web編集部）