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公開日 2007/09/06 19:18

<大橋伸太郎のCEDIAレポート>ビクターのD-ILAプロジェクター新製品は一台ではなかった

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JVC=日本ビクターは昨年と同様、コロラドコンベンションセンターに隣接するパフォーミングアーツセンター(コンサートやミュージカルを上演する複合施設)の一区画を借り切って、D-ILAを中心に新製品のプライベートショーを行った。

デモの中心は数百人が収容できる劇場での業務用4KD-ILAプロジェクターのフライトシミュレーション映像の映写だが、出展の花形は二つの1,920×1,080グレードの家庭用D-ILAプロジェクターの新製品である。

その一つはIFAベルリンショーにも出品された「DLA-HD1」の上位機種「DLA-HD100」(関連ニュース)。D-ILA素子の改良でデバイス単体でのコントラストレシオ40,000対1、セットで30,000対1を達成した、昨年発売されプロジェクターのベンチマークとなったDLA-HD1の上位機である。

「DLA-HD100」

しかし、さすがに最大のホームシアター市場・北米である。新製品はDLA-HD1だけでなかった。カスタムインスタレーション専用機で、「DLA-RS1U」の後継となる「DLA-RS2」が同時発表されたのである。

DLA-RS2

製品の特徴

両者の違いは、販売政策上、DLA-HD100はJVCカンパニー・オブ・アメリカが販売し、DLA-RS2はJVCプロフェッショナルプロダクツカンパニーが販売するということがまず一つ。内容も異なり、CEDIA EXPOでデビューしたDLA-RS2はJVCプロフェッショナルプロダクツカンパニーのレファレンスラインの製品として位置づけられ、プロセッサー「RSVP1」やモーター駆動のアナモフィックレンズ「RSAL1」ら周辺機器と組み合わせてインストールされ、ガンマカーブの調整機能も専用設計されている。

このほか、第2世代の120Hz駆動(Clear Motion Drive II)搭載の液晶テレビ、「LT-37X898」「LT-42X898」「LT47X898」なども来場者の注目を集めていた。

(大橋伸太郎)

執筆者プロフィール
1956年神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。フジサンケイグループにて美術書、児童書を企画編集後、 (株)音元出版に入社、1990年『AV REVIEW』編集長、1998年にはホームシアター専門誌『ホームシアターファイル』を刊行した。2006年に評論家に転身。西洋美術、クラシックからロック、ジャズにいたる音楽、近・現代文学、高校時代からの趣味であるオーディオといった多分野にわたる知識を生かした評論活動を行っている。

[CEDIA2007REPORT]

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