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公開日 2007/10/24 18:23
<FPD2007:液晶/PDP編(2)>サムスンが厚さ10mmの超薄型液晶ディスプレイを出品
フラットパネルディスプレイの総合展示会「FPD International 2007」が本日開幕した。会場はパシフィコ横浜で、会期は本日10月24日から26日までの3日間。本項では液晶・プラズマの注目技術をレポートする。
■日立製作所/富士通日立プラズマディスプレイ
現行の最新ラインナップとして“01シリーズ”をズラリと展示。iVポケットによる便利な録機能と動画解像度の高さをアピールする。
ブースに設けられた暗室では、最新技術として「大型3Dモニター」と「ハイブリッドモニター」のデモを行う。大型3Dモニターは、リアプロジェクションの画面に液晶パネルを重ねることで立体表示を実現する技術。前面、後面で、明るさの異なる同一の映像を表示することで、任意の奥行き位置を表現することが可能となっている。
またハイブリッドモニターは、液晶パネルの光源に、独自の光学設計技術を適用した単一光源システムを採用することで、高コントラストな映像表現を可能にしたディスプレイ。液晶パネルの変更特性に最適な、単一偏光の光源を採用することにより800万対1のコントラスト比を実現できるという。また、光源にはマイクロディスプレイが組み込まれており、2表示素子駆動を行うことで、2倍の階調性を実現しているという。
■エプソン
有機ELディスプレイが最大の注目を集めたエプソン・ブースだが、液晶関連の展示も多数行う。
組み込み機器向けプロジェクションユニットとして紹介されたのは、ロイヤルフィリップスエレクトロニクス社と共同開発した高音ポリシリコンTFT液晶パネルと「Ujoy」ランプシステムの組み合わせによるシステム。300lmの明るさ、高彩度表示を実現しながら小型化を実現しており、様々な製品に組み込んで使用することが可能だ。
また同ブースでは、左右の額縁幅が0.8mmを実現した3.1型液晶パネルや、多視点カメラを使用することで広い立体視範囲を実現した3Dディスプレイなどを参考出品した。
■三菱電機
屋外用やPC向けなど、業務向けの液晶ディスプレイの新技術を展示する。同社が開発した「NCM」は、よりリアルな映像表現が可能な色変換技術。ディスプレイに入力されたRGBデータをRGB、CMY、輝度成分に分解し、マトリクス演算を行うことで、より実物に近い色再現が可能になるという。
■サムスン電子/サムスンSDI
プラズマ、液晶の両ディスプレイを開発するサムスンだが、超薄型液晶など、液晶ディスプレイに注力した展示を行う。
注目を集めた超薄型の液晶ディスプレイ試作機は40型で、厚さは10mm。フルHD表示に対応している。また、高コントラストモデルや、低消費電力モデルなど、液晶ディスプレイの参考展示を多数行った。
■LGフィリップスLCD
LGも超薄型液晶を開発。サイズは42型、フルHD対応で奥行きは19.8mmを実現している。また「Multi Touch Screen」として47型液晶の両ディスプレイを展示。画面に表示されたGoogle Earthを指先で操作するデモが行われた。車載向けディスプレイとしては、10.1型の「Free Form LCD」を出展。ダッシュボードの形状に合わせて設計できるのが特徴だ。
(Phile-web編集部)
■日立製作所/富士通日立プラズマディスプレイ
現行の最新ラインナップとして“01シリーズ”をズラリと展示。iVポケットによる便利な録機能と動画解像度の高さをアピールする。
ブースに設けられた暗室では、最新技術として「大型3Dモニター」と「ハイブリッドモニター」のデモを行う。大型3Dモニターは、リアプロジェクションの画面に液晶パネルを重ねることで立体表示を実現する技術。前面、後面で、明るさの異なる同一の映像を表示することで、任意の奥行き位置を表現することが可能となっている。
またハイブリッドモニターは、液晶パネルの光源に、独自の光学設計技術を適用した単一光源システムを採用することで、高コントラストな映像表現を可能にしたディスプレイ。液晶パネルの変更特性に最適な、単一偏光の光源を採用することにより800万対1のコントラスト比を実現できるという。また、光源にはマイクロディスプレイが組み込まれており、2表示素子駆動を行うことで、2倍の階調性を実現しているという。
■エプソン
有機ELディスプレイが最大の注目を集めたエプソン・ブースだが、液晶関連の展示も多数行う。
組み込み機器向けプロジェクションユニットとして紹介されたのは、ロイヤルフィリップスエレクトロニクス社と共同開発した高音ポリシリコンTFT液晶パネルと「Ujoy」ランプシステムの組み合わせによるシステム。300lmの明るさ、高彩度表示を実現しながら小型化を実現しており、様々な製品に組み込んで使用することが可能だ。
また同ブースでは、左右の額縁幅が0.8mmを実現した3.1型液晶パネルや、多視点カメラを使用することで広い立体視範囲を実現した3Dディスプレイなどを参考出品した。
■三菱電機
屋外用やPC向けなど、業務向けの液晶ディスプレイの新技術を展示する。同社が開発した「NCM」は、よりリアルな映像表現が可能な色変換技術。ディスプレイに入力されたRGBデータをRGB、CMY、輝度成分に分解し、マトリクス演算を行うことで、より実物に近い色再現が可能になるという。
■サムスン電子/サムスンSDI
プラズマ、液晶の両ディスプレイを開発するサムスンだが、超薄型液晶など、液晶ディスプレイに注力した展示を行う。
注目を集めた超薄型の液晶ディスプレイ試作機は40型で、厚さは10mm。フルHD表示に対応している。また、高コントラストモデルや、低消費電力モデルなど、液晶ディスプレイの参考展示を多数行った。
■LGフィリップスLCD
LGも超薄型液晶を開発。サイズは42型、フルHD対応で奥行きは19.8mmを実現している。また「Multi Touch Screen」として47型液晶の両ディスプレイを展示。画面に表示されたGoogle Earthを指先で操作するデモが行われた。車載向けディスプレイとしては、10.1型の「Free Form LCD」を出展。ダッシュボードの形状に合わせて設計できるのが特徴だ。
(Phile-web編集部)