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公開日 2008/03/06 18:14
パナソニック、新世代PDP搭載のプラズマVIERA「PZ85/80」シリーズを発売
松下電器産業(株)は、プラズマテレビ“VIERA”の新モデルとして、「スタイリッシュシリーズ」と位置づけるPZ85シリーズ、「スタンダードシリーズ」として訴求するPZ80シリーズを4月10日に発売する。
VIERA公式サイトにも詳細な情報が掲載されている。発売する製品の概要は以下の通り。
【PZ85シリーズ】
・46V型「TH-46PZ85」¥OPEN(予想実売価格38万円前後)
・42V型「TH-42PZ85」¥OPEN(予想実売価格32万円前後)
【PZ80シリーズ】
・50V型「TH-50PZ80」¥OPEN(予想実売価格43万円前後)
・46V型「TH-46PZ80」¥OPEN(予想実売価格36万円前後)
・42V型「TH-42PZ80」¥OPEN(予想実売価格30万円前後)
パネル解像度は全機種が1,920×1,080ドットのフルHD。地上・BS・110度CSデジタルチューナーは1基のみ。同社は、PZ85シリーズは最薄部が79mmで、壁掛けなどの用途にも適しているとしている。なおPZ80シリーズの奥行きは95mmで、この厚みの違いが両シリーズの大きな違いとなる。
両シリーズのプラズマパネルは、最上位シリーズのPZ800のものと基本的に同じで、様々な新技術を搭載した“新世代PDP”を採用する。
PDP前面板の誘電体層の上に、新開発の「ダイナミックブラックレイヤー」を構成した新パネルを採用。ダイナミックブラックレイヤーは、従来の保護層の部分に、新素材で形成した新たな構造層を構成したもので、初期電子放出時間の短縮と電荷保持電圧の低減を両立したという。これにより、微少なセルを高速かつ安定的に放電させることに成功し、予備放電量を従来モデル比で約3分の1に抑えた。暗所コントラスト比は3万対1を実現している。また、全白と全黒の輝度比では、最大100万対1となるという。
また、これまで42V型のフルHDパネルで培った、リブを細く形成する技術を50V/46V型モデルにも応用することで、パネルの開口率を向上。蛍光体も新たなものを採用している。なお、x.v.ColorやDeep Colorにも全機種が対応している。色再現能力は、HDTVの色域面積比で約110%となる。また階調の信号処理は、世界最高となる最大18ビットで行う。
また色と輝度の各データを高精度にデジタル制御する「デジタルカラー・リアリティ技術」、MPEGノイズを効果的に低減する「HDオプティマイザー」なども搭載。
PZ800シリーズと同様、1080/24p映像の入力・表示にも対応。2-3プルダウン処理せず、48Hzまたは96Hzで表示が可能。また、2-3プルダウンを行って60Hzで表示することもできる。
前面ガラスの映り込みを抑える「クリアピクチャーパネル」も新開発。前シリーズよりさらに外光の映り込みを低減させた。
なお、HDMI端子はPZ800シリーズの4系統に対し、3系統に減らしている。i.Link端子も、PZ800シリーズは2系統を装備するが、PZ85/80シリーズでは省略されている。そのほかミニD-Sub 15ピン入力も備え、PCの画面を表示できる。
音声面では、フロントサラウンド機能「アドバンスドサラウンドシステム」を搭載するほか、スタンダード/スタジアム/ミュージック/シネマ/ニュースの5つのサウンドモードも搭載している。
■さらに進化した“VIERA Link”機能
VIERA Linkも進化。対応レコーダー(DMR-XP12/XP22V/XW120/XW320/BR500)と接続すると、見ている番組を一時停止し、後で続きを見ることができる「番組キープ」機能が利用できる。いわゆる「追っかけ再生」機能で、追っかけ再生中の早送りや30秒スキップなども行える。また、番組キープ機能モードを終了すると、録画した番組は自動消去される。レコーダーの電源がOFFの場合は自動的に電源が入るが、録画開始まで3.5秒程度必要になる。なお、上記以外のレコーダーを、ファームウェアのアップデートで本機能に対応させる予定はないとのこと。
また「画面deリモコン」機能では、録画した映像の早送りや30秒スキップなども画面上のリモコン操作パネルで行える。
対応のラックシアター(SC-HTR310/210/110)との連携では、テレビ番組のジャンルに適したサウンドモードに自動で切り替わる。また対応のドアホンやセンサーカメラの画像をIP経由でVIERAに送信することで、VIERAでカメラの画像を確認できる。センサーカメラは最大8台まで接続が可能。
なお、PZ800シリーズが対応している、SDメモリーカード内のAVCHD映像の再生は、PZ85/80シリーズでは行えない。また、ネットワークサービス「アクトビラ」についても、コンテンツ配信サービス「アクトビラ ベーシック」にのみ対応し、VODサービス「アクトビラ ビデオ」と「アクトビラ ビデオ・フル」は利用できない。
GUIも進化。GUIのデザインイメージが変えられるようになり、「スタンダード」「リッチ」「ポップ」の3種類から選択できる。
EPGは、昨年モデルから採用した、最大19チャンネル、12時間分の一覧が可能な新「ワイドインテリジェントテレビ番組ガイド」に対応。さらに今回、スポーツ、ドラマ、映画、音楽、アニメの5ジャンルの色分けを行う機能を追加し、見やすさをさらに高めた。また、1つの放送局の番組表を、時間帯別に8日間分を一覧表示する機能も新たに追加。毎日放送されるドラマなどの確認に適している。
リモコンの基本的なボタン配置はこれまでとあまり変わらないが、カーソルキー左の「ビエラリンク」ボタンを大きくしたほか、今回の新機能の「番組キープ」は、ダイレクトボタンを配置した。
【問い合わせ先】
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
(Phile-web編集部)
VIERA公式サイトにも詳細な情報が掲載されている。発売する製品の概要は以下の通り。
【PZ85シリーズ】
・46V型「TH-46PZ85」¥OPEN(予想実売価格38万円前後)
・42V型「TH-42PZ85」¥OPEN(予想実売価格32万円前後)
【PZ80シリーズ】
・50V型「TH-50PZ80」¥OPEN(予想実売価格43万円前後)
・46V型「TH-46PZ80」¥OPEN(予想実売価格36万円前後)
・42V型「TH-42PZ80」¥OPEN(予想実売価格30万円前後)
パネル解像度は全機種が1,920×1,080ドットのフルHD。地上・BS・110度CSデジタルチューナーは1基のみ。同社は、PZ85シリーズは最薄部が79mmで、壁掛けなどの用途にも適しているとしている。なおPZ80シリーズの奥行きは95mmで、この厚みの違いが両シリーズの大きな違いとなる。
両シリーズのプラズマパネルは、最上位シリーズのPZ800のものと基本的に同じで、様々な新技術を搭載した“新世代PDP”を採用する。
PDP前面板の誘電体層の上に、新開発の「ダイナミックブラックレイヤー」を構成した新パネルを採用。ダイナミックブラックレイヤーは、従来の保護層の部分に、新素材で形成した新たな構造層を構成したもので、初期電子放出時間の短縮と電荷保持電圧の低減を両立したという。これにより、微少なセルを高速かつ安定的に放電させることに成功し、予備放電量を従来モデル比で約3分の1に抑えた。暗所コントラスト比は3万対1を実現している。また、全白と全黒の輝度比では、最大100万対1となるという。
また、これまで42V型のフルHDパネルで培った、リブを細く形成する技術を50V/46V型モデルにも応用することで、パネルの開口率を向上。蛍光体も新たなものを採用している。なお、x.v.ColorやDeep Colorにも全機種が対応している。色再現能力は、HDTVの色域面積比で約110%となる。また階調の信号処理は、世界最高となる最大18ビットで行う。
また色と輝度の各データを高精度にデジタル制御する「デジタルカラー・リアリティ技術」、MPEGノイズを効果的に低減する「HDオプティマイザー」なども搭載。
PZ800シリーズと同様、1080/24p映像の入力・表示にも対応。2-3プルダウン処理せず、48Hzまたは96Hzで表示が可能。また、2-3プルダウンを行って60Hzで表示することもできる。
前面ガラスの映り込みを抑える「クリアピクチャーパネル」も新開発。前シリーズよりさらに外光の映り込みを低減させた。
なお、HDMI端子はPZ800シリーズの4系統に対し、3系統に減らしている。i.Link端子も、PZ800シリーズは2系統を装備するが、PZ85/80シリーズでは省略されている。そのほかミニD-Sub 15ピン入力も備え、PCの画面を表示できる。
音声面では、フロントサラウンド機能「アドバンスドサラウンドシステム」を搭載するほか、スタンダード/スタジアム/ミュージック/シネマ/ニュースの5つのサウンドモードも搭載している。
■さらに進化した“VIERA Link”機能
VIERA Linkも進化。対応レコーダー(DMR-XP12/XP22V/XW120/XW320/BR500)と接続すると、見ている番組を一時停止し、後で続きを見ることができる「番組キープ」機能が利用できる。いわゆる「追っかけ再生」機能で、追っかけ再生中の早送りや30秒スキップなども行える。また、番組キープ機能モードを終了すると、録画した番組は自動消去される。レコーダーの電源がOFFの場合は自動的に電源が入るが、録画開始まで3.5秒程度必要になる。なお、上記以外のレコーダーを、ファームウェアのアップデートで本機能に対応させる予定はないとのこと。
また「画面deリモコン」機能では、録画した映像の早送りや30秒スキップなども画面上のリモコン操作パネルで行える。
対応のラックシアター(SC-HTR310/210/110)との連携では、テレビ番組のジャンルに適したサウンドモードに自動で切り替わる。また対応のドアホンやセンサーカメラの画像をIP経由でVIERAに送信することで、VIERAでカメラの画像を確認できる。センサーカメラは最大8台まで接続が可能。
なお、PZ800シリーズが対応している、SDメモリーカード内のAVCHD映像の再生は、PZ85/80シリーズでは行えない。また、ネットワークサービス「アクトビラ」についても、コンテンツ配信サービス「アクトビラ ベーシック」にのみ対応し、VODサービス「アクトビラ ビデオ」と「アクトビラ ビデオ・フル」は利用できない。
GUIも進化。GUIのデザインイメージが変えられるようになり、「スタンダード」「リッチ」「ポップ」の3種類から選択できる。
EPGは、昨年モデルから採用した、最大19チャンネル、12時間分の一覧が可能な新「ワイドインテリジェントテレビ番組ガイド」に対応。さらに今回、スポーツ、ドラマ、映画、音楽、アニメの5ジャンルの色分けを行う機能を追加し、見やすさをさらに高めた。また、1つの放送局の番組表を、時間帯別に8日間分を一覧表示する機能も新たに追加。毎日放送されるドラマなどの確認に適している。
リモコンの基本的なボタン配置はこれまでとあまり変わらないが、カーソルキー左の「ビエラリンク」ボタンを大きくしたほか、今回の新機能の「番組キープ」は、ダイレクトボタンを配置した。
【問い合わせ先】
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドPANASONIC
- 型番TH-46PZ85
- 発売日2008年4月10日
- 価格¥OPEN(予想実売価格38万円前後)
【SPEC】●画面サイズ: 46V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト比:30,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ ●音声実用最大出力:総合20W(JEITA) ●入出力端子:HDMI×3、D4×2、S2映像入力×3、ビデオ入力×4、Sビデオ×2、音声入力4、モニター出力×1、RGB入力端子(ミニD- Sub15Pin)×1、音声出力×1、光デジタル出力×1、Irシステム端子、LAN端子、ほか ●本体外形寸法(スタンドなし):1,168W×735H×79Dmm ●質量(スタンドなし):約34kg
- ブランドPANASONIC
- 型番TH-42PZ85
- 発売日2008年4月10日
- 価格¥OPEN(予想実売価格32万円前後)
【SPEC】●画面サイズ: 42V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト比:30,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ ●音声実用最大出力:総合20W(JEITA) ●入出力端子:HDMI×3、D4×2、S2映像入力×3、ビデオ入力×4、Sビデオ×2、音声入力4、モニター出力×1、RGB入力端子(ミニD- Sub15Pin)×1、音声出力×1、光デジタル出力×1、Irシステム端子、LAN端子、ほか ●本体外形寸法(スタンドなし):1,064W×668H×79Dmm ●質量(スタンドなし):約29kg
- ブランドPANASONIC
- 型番TH-50PZ80
- 発売日2008年4月10日
- 価格¥OPEN(予想実売価格43万円前後)
【SPEC】●画面サイズ: 50V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト比:30,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ ●音声実用最大出力:総合20W(JEITA) ●入出力端子:HDMI×3、D4×2、S2映像入力×3、ビデオ入力×4、Sビデオ×2、音声入力4、モニター出力×1、RGB入力端子(ミニD- Sub15Pin)×1、音声出力×1、光デジタル出力×1、Irシステム端子、LAN端子、ほか ●本体外形寸法(スタンドあり):1,210W×844H×387Dmm ●質量(スタンドあり):約40.5kg
- ブランドPANASONIC
- 型番TH-46PZ80
- 発売日2008年4月10日
- 価格¥OPEN(予想実売価格36万円前後)
【SPEC】●画面サイズ:46V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト比:30,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ ●音声実用最大出力:総合20W(JEITA) ●入出力端子:HDMI×3、D4×2、S2映像入力×3、ビデオ入力×4、Sビデオ×2、音声入力4、モニター出力×1、RGB入力端子(ミニD- Sub15Pin)×1、音声出力×1、光デジタル出力×1、Irシステム端子、LAN端子、ほか ●本体外形寸法(スタンドあり):1,124W×801H×387Dmm ●質量(スタンドあり):約37kg
- ブランドPANASONIC
- 型番TH-42PZ80
- 発売日2008年4月10日
- 価格¥OPEN(予想実売価格30万円前後)
【SPEC】●画面サイズ:42V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト比:30,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ ●音声実用最大出力:総合20W(JEITA) ●入出力端子:HDMI×3、D4×2、S2映像入力×3、ビデオ入力×4、Sビデオ×2、音声入力4、モニター出力×1、RGB入力端子(ミニD- Sub15Pin)×1、音声出力×1、光デジタル出力×1、Irシステム端子、LAN端子、ほか ●本体外形寸法(スタンドあり):1,020W×727H×327Dmm ●質量(スタンドあり):約31.5kg