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公開日 2008/08/07 18:43
エプソン、特殊メガネ不要な3D液晶ディスプレイを開発
セイコーエプソン(株)は、3次元の立体映像を、特殊なメガネなどを使わずに自由な位置から鑑賞できる3D液晶ディスプレーを開発したと発表した。
この開発品は、低温ポリシリコンを用いたTFT液晶で、左右12.5度の3D視野角を持っている。画面サイズは対角2.57インチ、パネル画素数は1024×768ドット。8視点方式を採用しており、3Dでの1視点あたりの画素数は384×256ドットとなる。
従来の3Dディスプレーでは、鑑賞のためにメガネなどの特殊装置が必要だったり、鑑賞位置も制限されるなどの課題があったが、今回の開発品はこれらの問題を解消したのだという。
同社では、立体映像の再現に優れているといわれている多視点方式をディスプレー方式に採用。さらに、多視点方式で業界内の常識となっていた視点画像幅を見直し、従来のおよそ半分である「31~32.5mm」で設計。解像度劣化防止と立体情報の増加の最適化により、高画質でなめらかな3D映像を実現した。
また、多視点方式による解像度劣化という問題に対し、同社は人の目が水平方向の解像度劣化に敏感であるという特性に注目し、画像処理技術「ステップ3D画素配列」を採用。水平方向の解像度劣化を抑えることにより、見た目の画質を向上させ、より鮮明な3D映像を楽しめるようになっている。
同社では、3Dディスプレーおよび3Dコンテンツの普及に向けて、今回採用した「31~32.5mm」の視点画像幅の標準化を推進していく予定だとしている。
(Phile-web編集部)
この開発品は、低温ポリシリコンを用いたTFT液晶で、左右12.5度の3D視野角を持っている。画面サイズは対角2.57インチ、パネル画素数は1024×768ドット。8視点方式を採用しており、3Dでの1視点あたりの画素数は384×256ドットとなる。
従来の3Dディスプレーでは、鑑賞のためにメガネなどの特殊装置が必要だったり、鑑賞位置も制限されるなどの課題があったが、今回の開発品はこれらの問題を解消したのだという。
同社では、立体映像の再現に優れているといわれている多視点方式をディスプレー方式に採用。さらに、多視点方式で業界内の常識となっていた視点画像幅を見直し、従来のおよそ半分である「31~32.5mm」で設計。解像度劣化防止と立体情報の増加の最適化により、高画質でなめらかな3D映像を実現した。
また、多視点方式による解像度劣化という問題に対し、同社は人の目が水平方向の解像度劣化に敏感であるという特性に注目し、画像処理技術「ステップ3D画素配列」を採用。水平方向の解像度劣化を抑えることにより、見た目の画質を向上させ、より鮮明な3D映像を楽しめるようになっている。
同社では、3Dディスプレーおよび3Dコンテンツの普及に向けて、今回採用した「31~32.5mm」の視点画像幅の標準化を推進していく予定だとしている。
(Phile-web編集部)