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公開日 2008/09/02 20:14
SCEJ、高画質化を図った新型PSPをお披露目 − 10月16日発売、価格は税込19,800円
(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は、プレイステーション・ポータブルの新型モデル「PSP-3000」を日本、アジア、北米、欧州向けに10月16日より発売する。価格は19,800円(税込)。製品の発売は先日アナウンスされていたが(関連ニュース)、未定とされていた発売日と価格が明らかになった格好だ。
「PSP-3000」のプロモーションコンセプトは“美・画面 PSP”というだけあり、画質にこだわった設計が施されているのが最大の特徴だ。
ディスプレイは16:9ワイドスクリーンTFT液晶を採用。従来モデル「PSP-2000」、「PSP-3000」ともにサイズは4.3インチ、解像度は480×272と共通スペックだが、「PSP-3000」は従来モデルと比べてコントラスト比を400対1から2,000対1と大幅に向上させた。またNTSC比は2000の53%から85%へ、黒から白へ切り替わる応答速度は30msから8msとなっている。また新たに“超低反射シート”を搭載。明るい場所で使用する際にも画面が見えやすくなった。
そのほかの新型PSPの主な特徴としてマイクを内蔵したことがあげられる。対応ゲームソフトで楽しめるほかSkypeなどのツールを手軽に使用できるようになった。
また2000で搭載したビデオ出力機能を拡張し、これまでプログレッシブ出力にしか対応していなかったがインターレス出力も可能となった。なおプログレッシブ入力にしか対応していないテレビでも別売の専用ケーブル(ビデオ/Sビデオ/D端子/コンポーネント)を接続すればPSPのゲーム画面をアナログ出力することができる。
さらにはネットワーク機能の強化も特筆すべき事項だ。PlayStation Storeに直接PSPからアクセスできるダウンロードサービスを今秋にスタートさせるという。PSPからPSPソフトの体験版などをダウンロードできるようになるほか、PS3で人気のタイトル「まいにちいっしょ」のPSP版「まいにちいっしょ ポータブル」のダウンロードも開始するという。
また「モンスターハンターポータブル 2nd G」をはじめとする人気ソフトで採用されているアドホックモードについて、PS3のネットワークを介して、離れたユーザー同士でも対戦協力プレイすることが可能になる無料のオンラインサービスも実施するという。こちらも開始は今秋頃を予定している。
大きさは従来モデルの質量・サイズを踏襲し、外形寸法は169.4W×18.6H×71.4Dmm、質量は約189g。
カラーラインナップは、ピアノ・ブラック(PSP-3000 PB)に加え、パール・ホワイト(PSP-3000 PW)、ミスティック・シルバー(PSP-3000 MS)の3色で展開していく。
またPSPバリューパックも同日の10月16日に発売される。PSP本体にACアダプター、バッテリーパック、4GGのメモリースティック PRO デュオ(Mark2)などを同梱したもので、価格は24,800円(税込)となる。
■ゲーム用途以外の楽しみも追求した「PSP-3000」
本日開催されたPSP年末戦略発表会では、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデントのショーン・レーデン氏が登壇し、PSPの国内販売状況を説明した。
2008年度、PSPハードウェアは、1月から8月にかけて販売数が247万台で前年と比べて189%もの販売を達成している。また4月から8月にかけて143万台と、前年比の227%を達成している。「2004年の発売から累計で1,000万台を突破し、現在全ゲームフォーマットの中でもPSPがシェアトップを維持。国内では約3分の1のシェアを持っている」とPSPの順調ぶりを説明した。
またソフトについても、1月から8月にかけて666万枚(前年同期比171%)、4月から8月にかけて419万枚(前年同期比242%)を達成。「典型的なポジティブ・スパイラルに入っている」と自信を覗かせた。
また同氏は「PSPはプレイステーション・ポータブルであることはもろん、プレイステーション・パーソナルとしての役割も果たしている」と述べる。同社でゲーム以外でのPSP利用状況についてユーザーアンケートを実施したところ、音楽が69%、動画が58%、ウェブ閲覧が39%、ワンセグ視聴が25%、特になしという回答が16%という結果であったという。「PSP-3000」はゲーム用途以外でもそれぞれのライフスタイルに合わせた楽しみ方ができるよう、既述の通り高画質化やネットワーク機能を充実させている。
レーデン氏は「PSPはハード面もソフトウェア面もユーザーが求めるものを実現するため、これからも技術を惜しまずに進化させていく」と述べ、今後も魅力ある製品を作っていくことを約束した。
■FF、ガンダムシリーズなど大型タイトルが続々登場
会場にはソフトメーカー各社も登場し、年末のPSPタイトルラインナップを紹介した。
ソニーコンピュータエンタテインメントからは「パタポン 2 ドンチャカ」が11月27日に発売。バンダイナムコゲームスは「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム」を11月20日に発売する。またスクウェア・エニックスから発売されるFFシリーズ20周年記念として制作中の「ディシディア ファイナルファンタジー」は発売日が12月18日。各タイトルともPSP同梱版もあわせて発売される。
(Phile-web編集部)
「PSP-3000」のプロモーションコンセプトは“美・画面 PSP”というだけあり、画質にこだわった設計が施されているのが最大の特徴だ。
ディスプレイは16:9ワイドスクリーンTFT液晶を採用。従来モデル「PSP-2000」、「PSP-3000」ともにサイズは4.3インチ、解像度は480×272と共通スペックだが、「PSP-3000」は従来モデルと比べてコントラスト比を400対1から2,000対1と大幅に向上させた。またNTSC比は2000の53%から85%へ、黒から白へ切り替わる応答速度は30msから8msとなっている。また新たに“超低反射シート”を搭載。明るい場所で使用する際にも画面が見えやすくなった。
そのほかの新型PSPの主な特徴としてマイクを内蔵したことがあげられる。対応ゲームソフトで楽しめるほかSkypeなどのツールを手軽に使用できるようになった。
また2000で搭載したビデオ出力機能を拡張し、これまでプログレッシブ出力にしか対応していなかったがインターレス出力も可能となった。なおプログレッシブ入力にしか対応していないテレビでも別売の専用ケーブル(ビデオ/Sビデオ/D端子/コンポーネント)を接続すればPSPのゲーム画面をアナログ出力することができる。
さらにはネットワーク機能の強化も特筆すべき事項だ。PlayStation Storeに直接PSPからアクセスできるダウンロードサービスを今秋にスタートさせるという。PSPからPSPソフトの体験版などをダウンロードできるようになるほか、PS3で人気のタイトル「まいにちいっしょ」のPSP版「まいにちいっしょ ポータブル」のダウンロードも開始するという。
また「モンスターハンターポータブル 2nd G」をはじめとする人気ソフトで採用されているアドホックモードについて、PS3のネットワークを介して、離れたユーザー同士でも対戦協力プレイすることが可能になる無料のオンラインサービスも実施するという。こちらも開始は今秋頃を予定している。
大きさは従来モデルの質量・サイズを踏襲し、外形寸法は169.4W×18.6H×71.4Dmm、質量は約189g。
カラーラインナップは、ピアノ・ブラック(PSP-3000 PB)に加え、パール・ホワイト(PSP-3000 PW)、ミスティック・シルバー(PSP-3000 MS)の3色で展開していく。
またPSPバリューパックも同日の10月16日に発売される。PSP本体にACアダプター、バッテリーパック、4GGのメモリースティック PRO デュオ(Mark2)などを同梱したもので、価格は24,800円(税込)となる。
■ゲーム用途以外の楽しみも追求した「PSP-3000」
本日開催されたPSP年末戦略発表会では、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデントのショーン・レーデン氏が登壇し、PSPの国内販売状況を説明した。
2008年度、PSPハードウェアは、1月から8月にかけて販売数が247万台で前年と比べて189%もの販売を達成している。また4月から8月にかけて143万台と、前年比の227%を達成している。「2004年の発売から累計で1,000万台を突破し、現在全ゲームフォーマットの中でもPSPがシェアトップを維持。国内では約3分の1のシェアを持っている」とPSPの順調ぶりを説明した。
またソフトについても、1月から8月にかけて666万枚(前年同期比171%)、4月から8月にかけて419万枚(前年同期比242%)を達成。「典型的なポジティブ・スパイラルに入っている」と自信を覗かせた。
また同氏は「PSPはプレイステーション・ポータブルであることはもろん、プレイステーション・パーソナルとしての役割も果たしている」と述べる。同社でゲーム以外でのPSP利用状況についてユーザーアンケートを実施したところ、音楽が69%、動画が58%、ウェブ閲覧が39%、ワンセグ視聴が25%、特になしという回答が16%という結果であったという。「PSP-3000」はゲーム用途以外でもそれぞれのライフスタイルに合わせた楽しみ方ができるよう、既述の通り高画質化やネットワーク機能を充実させている。
レーデン氏は「PSPはハード面もソフトウェア面もユーザーが求めるものを実現するため、これからも技術を惜しまずに進化させていく」と述べ、今後も魅力ある製品を作っていくことを約束した。
■FF、ガンダムシリーズなど大型タイトルが続々登場
会場にはソフトメーカー各社も登場し、年末のPSPタイトルラインナップを紹介した。
ソニーコンピュータエンタテインメントからは「パタポン 2 ドンチャカ」が11月27日に発売。バンダイナムコゲームスは「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム」を11月20日に発売する。またスクウェア・エニックスから発売されるFFシリーズ20周年記念として制作中の「ディシディア ファイナルファンタジー」は発売日が12月18日。各タイトルともPSP同梱版もあわせて発売される。
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドSONY COMPUTER ENTERTAINMENT
- 型番PSP-3000
- 発売日2008年10月16日
- 価格¥19,800(税込)