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公開日 2008/10/01 14:11
<CEATEC2008:ゴールデンダンス/フォスター電機/太陽誘電>骨伝導ヘッドホン/壁スピーカー/4倍速対応有機BD-Rなど
本項ではCEATECでみつけたユニークな展示ブースを紹介する。
■ゴールデンダンス
骨伝導専門メーカーであるゴールデンダンス(株)は、骨伝導を使った個性的なヘッドホンを展示している。
骨伝導ヘッドホンは、空気振動で鼓膜を振動させて音を伝えるのではなく、骨を振動させることによって聴覚を司る感覚器官「蝸牛」に直接音を伝える方式のヘッドホン。ブースでは06年発売の「AUDIO BONE」と昨年8月に発売された防水仕様の「AUDIO BONE AQUA」を視聴することができる。
同社営業部の竹山優紀子氏によると「鼓膜に負担をかけないのでヘッドホン難聴を防ぐことができるのがメリット。難聴の方やスポーツ中に音楽を聴きたい方などに購入いただいている」とのことだ。
「AUDIO BONE」の再生周波数帯域は50Hz〜4kHz、感度は80dB/mW、インピーダンスは8Ω。カラーはホワイトとブラックの2色を用意する。「AUDIO BONE AQUA」はブルー/オレンジ/ピンクなど8色のカラーバリエーションが揃う。再生周波数帯域は50〜12kHz、感度は88dB/mW、インピーダンスは8Ω。
■フォスター電機
フォスター電器のブースは、FOSTEXブランドの製品としてスピーカーシステム「G1302」(製品データベース)のほか、モニター用スピーカー「RS-N2」をはじめとするプロ用機器を多数展示。RS-N2は放送局向けスタジオリファレンスモニターで周波数特性は40Hz〜20kHz。受注生産品となる。
またOEM製品としてユニークな製品が参考出展されているのでご紹介しよう。
まずFOSTEX製スピーカーシステム「GY-1エア」のノウハウを利用した製品が登場。エアは06年にフォステクスカンパニーから発売されたスピーカーシステム。磁界の変化により高速に収縮する特殊な磁性材料を用い、設置したテーブルなどに振動を与えて音声を再生するという仕組みのスピーカーだ。
エアと同じ原理で壁全体をスピーカーとしたものが「ビハインド・スピーカー・システム」。スピーカーを置く場所がない住宅展示場などでの導入を想定しているという。外見上はただの壁でしかない本製品、フォスター電機のブースに足を運んだ際には目を留めてみてほしい。
また「GY-1エア」の原理をデスクトップ・モニター用に移植した「GMMビルトイン・デスクトップ・モニター」も展示。GMM(Giant Magnetostrixtive Material)加振器でデスク板を振動させて、デスク全体をスピーカーとして機能させたモデルだ。
F.D.C.(Full Digital Control)を採用したワイヤレススピーカーシステムも登場。ハイエンド向けの「F.D.C.スピーカーシステム」は、25mm純マグネシウム振動板を使用したトゥイーターとケナフ+セルガイヤのハイブリットコーンを採用したウーファー2基を搭載した2ウェイ3スピーカーシステム。再生周波数帯域をデジタルコントロールすることでよりリアルなサウンド再生を実現するという。音声入力はワイヤレスで、伝送方式は2.4GHz+5GHzのデュアル送信方式を採用している。
「ワイヤレス・ドック」はデジタルオーディオプレーヤーなどとの接続を想定したワイヤレススピーカーシステム。こちらもF.D.C.を採用し、2,4GHzワイヤレス信号とUSB接続に対応する。
そのほかフォスター電機とDIMAGIC社が共同開発した独自のフロントサラウンド再生方式「トリフォニック」技術を採用した薄型テレビ用の「トリフォニック・スピーカーシステム」や、ホームサーバーにマッチングする2.1chスピーカーシステム「ホームサーバー・ドック」も参考出展。ホームサーバー・ドックはホームサーバーのHDDに振動を伝わらないように設計された独立筐体による低振動サブウーファーを内蔵。ホームサーバーと本機を重ねてセッティングできるようにした。
なおこれらを導入するメーカーは未定だという。
■太陽誘電
太陽誘電のブースには、BD-R LTH TYPEの4倍速メディアが参考出品されていた。詳しい発売時期は決まっていないが、近日中の発売を予定。現在ハードメーカーと協力し、機器側の対応を調整中とのことだ。また価格も未定だが、「無機BD-Rと対抗力のある価格を想定している」(説明員)とのことだ。
(Phile-web編集部)
■ゴールデンダンス
骨伝導専門メーカーであるゴールデンダンス(株)は、骨伝導を使った個性的なヘッドホンを展示している。
骨伝導ヘッドホンは、空気振動で鼓膜を振動させて音を伝えるのではなく、骨を振動させることによって聴覚を司る感覚器官「蝸牛」に直接音を伝える方式のヘッドホン。ブースでは06年発売の「AUDIO BONE」と昨年8月に発売された防水仕様の「AUDIO BONE AQUA」を視聴することができる。
同社営業部の竹山優紀子氏によると「鼓膜に負担をかけないのでヘッドホン難聴を防ぐことができるのがメリット。難聴の方やスポーツ中に音楽を聴きたい方などに購入いただいている」とのことだ。
「AUDIO BONE」の再生周波数帯域は50Hz〜4kHz、感度は80dB/mW、インピーダンスは8Ω。カラーはホワイトとブラックの2色を用意する。「AUDIO BONE AQUA」はブルー/オレンジ/ピンクなど8色のカラーバリエーションが揃う。再生周波数帯域は50〜12kHz、感度は88dB/mW、インピーダンスは8Ω。
■フォスター電機
フォスター電器のブースは、FOSTEXブランドの製品としてスピーカーシステム「G1302」(製品データベース)のほか、モニター用スピーカー「RS-N2」をはじめとするプロ用機器を多数展示。RS-N2は放送局向けスタジオリファレンスモニターで周波数特性は40Hz〜20kHz。受注生産品となる。
またOEM製品としてユニークな製品が参考出展されているのでご紹介しよう。
まずFOSTEX製スピーカーシステム「GY-1エア」のノウハウを利用した製品が登場。エアは06年にフォステクスカンパニーから発売されたスピーカーシステム。磁界の変化により高速に収縮する特殊な磁性材料を用い、設置したテーブルなどに振動を与えて音声を再生するという仕組みのスピーカーだ。
エアと同じ原理で壁全体をスピーカーとしたものが「ビハインド・スピーカー・システム」。スピーカーを置く場所がない住宅展示場などでの導入を想定しているという。外見上はただの壁でしかない本製品、フォスター電機のブースに足を運んだ際には目を留めてみてほしい。
また「GY-1エア」の原理をデスクトップ・モニター用に移植した「GMMビルトイン・デスクトップ・モニター」も展示。GMM(Giant Magnetostrixtive Material)加振器でデスク板を振動させて、デスク全体をスピーカーとして機能させたモデルだ。
F.D.C.(Full Digital Control)を採用したワイヤレススピーカーシステムも登場。ハイエンド向けの「F.D.C.スピーカーシステム」は、25mm純マグネシウム振動板を使用したトゥイーターとケナフ+セルガイヤのハイブリットコーンを採用したウーファー2基を搭載した2ウェイ3スピーカーシステム。再生周波数帯域をデジタルコントロールすることでよりリアルなサウンド再生を実現するという。音声入力はワイヤレスで、伝送方式は2.4GHz+5GHzのデュアル送信方式を採用している。
「ワイヤレス・ドック」はデジタルオーディオプレーヤーなどとの接続を想定したワイヤレススピーカーシステム。こちらもF.D.C.を採用し、2,4GHzワイヤレス信号とUSB接続に対応する。
そのほかフォスター電機とDIMAGIC社が共同開発した独自のフロントサラウンド再生方式「トリフォニック」技術を採用した薄型テレビ用の「トリフォニック・スピーカーシステム」や、ホームサーバーにマッチングする2.1chスピーカーシステム「ホームサーバー・ドック」も参考出展。ホームサーバー・ドックはホームサーバーのHDDに振動を伝わらないように設計された独立筐体による低振動サブウーファーを内蔵。ホームサーバーと本機を重ねてセッティングできるようにした。
なおこれらを導入するメーカーは未定だという。
■太陽誘電
太陽誘電のブースには、BD-R LTH TYPEの4倍速メディアが参考出品されていた。詳しい発売時期は決まっていないが、近日中の発売を予定。現在ハードメーカーと協力し、機器側の対応を調整中とのことだ。また価格も未定だが、「無機BD-Rと対抗力のある価格を想定している」(説明員)とのことだ。
(Phile-web編集部)