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公開日 2008/11/06 18:47
NECエレクトロニクス、“1枚超解像技術"搭載のシステムLSIを開発
テレビやDVDレコーダーなどへの採用を見込む
NECエレクトロニクス(株)は、“1枚超解像技術"を搭載したシステムLSI「μPD9245GJ」を開発、今年12月よりサンプル出荷と量産を開始する。サンプル価格は3,000円。2010年4月に月産100万個の生産を目指す。
1枚の画像データの情報を解析し、処理することにより、画像のボヤケを改善する同社独自技術「1枚超解像技術」を取り入れたシステムLSI。通常のバイリニアやバイキュービックなどのスケーリング処理で起きがちなボヤケ感やエッジの粗さを抑え、解像感のあるスケーリング処理が可能になるという。
同社では、アップスケーリング時の画質を改善するため、NECの中央研究所と共同で研究・開発を行ってきた、今年5月、少ないデータ解析で鮮明な画像を実現できるアルゴリズムを開発することに成功し、今回のシステムLSI化につながった。
対応画素数は最大1,280×1,024ピクセルもしくは1,366×768ピクセルで、ともに60fpsまで対応が可能。プログレッシブ動画の処理も行える。今後は1,920×1,080のフルHDに対応させることも計画している。
同社ではテレビやDVDレコーダー/プレーヤーなどへの採用を見込んでおり、組み込む際にはこのシステムLSIを表示駆動用ICと画像処理LSIの間に接続するだけで超解像処理を実現できる。さらに本LSIは外付けメモリーが不要なため、コストやスペースが抑えられるという特徴も備えている。
同社では1枚超解像技術関連のビジネスを、ASIC用IPコアや今回発売のシステムLSIとして販売することで、2010年度に100億円の受注を目指す。また、今後は同社のデジタルAV機器向けシステムLSI「EMMA(エマ)」へIPコアとして搭載することも検討しているという。
1枚の画像データの情報を解析し、処理することにより、画像のボヤケを改善する同社独自技術「1枚超解像技術」を取り入れたシステムLSI。通常のバイリニアやバイキュービックなどのスケーリング処理で起きがちなボヤケ感やエッジの粗さを抑え、解像感のあるスケーリング処理が可能になるという。
同社では、アップスケーリング時の画質を改善するため、NECの中央研究所と共同で研究・開発を行ってきた、今年5月、少ないデータ解析で鮮明な画像を実現できるアルゴリズムを開発することに成功し、今回のシステムLSI化につながった。
対応画素数は最大1,280×1,024ピクセルもしくは1,366×768ピクセルで、ともに60fpsまで対応が可能。プログレッシブ動画の処理も行える。今後は1,920×1,080のフルHDに対応させることも計画している。
同社ではテレビやDVDレコーダー/プレーヤーなどへの採用を見込んでおり、組み込む際にはこのシステムLSIを表示駆動用ICと画像処理LSIの間に接続するだけで超解像処理を実現できる。さらに本LSIは外付けメモリーが不要なため、コストやスペースが抑えられるという特徴も備えている。
同社では1枚超解像技術関連のビジネスを、ASIC用IPコアや今回発売のシステムLSIとして販売することで、2010年度に100億円の受注を目指す。また、今後は同社のデジタルAV機器向けシステムLSI「EMMA(エマ)」へIPコアとして搭載することも検討しているという。