• ブランド
    特設サイト
公開日 2009/01/29 19:32

テレビ事業の構造改革「本丸に踏み込む」− ソニー、第3四半期の連結業績を発表

売上高は前年同期比約25%減
Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニー(株)は、2008年度第3四半期(10-12月期)の連結業績を発表した。本日、東京都内で会見が開かれ、同社EVP兼CFOの大根田伸行氏、業務執行役 SVPの原直史氏が出席した。

EVP兼CFOの大根田伸行氏

務執行役 SVPの原直史氏

既報の通り、同社は1月22日に、2008年度通期の業績見通しを下方修正。売上高は2008年10月時点での9兆円という予想から7兆7,000億円に修正。また営業利益は2,000億円の黒字から、2,600億円の赤字に見通しを修正している。

第3四半期の売上高は前年同期比で約25%減少し、2兆1,546億円となった。また営業赤字は180億円を計上した。売上高が大幅に減った最大の理由は円高によるものだ。前年同期の為替レートを適用した場合は9%の減収にとどまる。

2008年度第3四半期の連結決算

なお、同社の第1四半期から第3四半期までの累計では、営業利益は600億円の黒字となっている。同社は2008年度通期の営業利益について、2,600億円の赤字と予想しているが、これは第4四半期に約3,200億円の営業赤字が発生すると予想していることを意味する。

この理由について問われた大根田CFOは、「我々としては、第4四半期に3,000億円以上の赤字が出ると見ている。通常なら第3四半期まで売上げがだんだん上がるはずが、逆に下がっているからだ。このままいくと、第4四半期はエレキ分野だけで5,000億円以上売上げが落ちるだろう。さらに需要減、価格競争、低価格化の傾向もあるので、それも勘案しなければいけない。第4四半期はエレキの減益が大きな理由になると予想している。また、第4四半期の想定為替レートは、ドルは90円、ユーロは120円で計算しているが、これによって対前年比で為替の損失分が発生するし、リストラ費用も計上している」と説明した。

分野別に見てみると、エレクトロニクス分野では、売上高が前年の2兆694億円から1兆4,621億円と、29.3%の減収。また営業利益についても、前年の約2,000億円の黒字から、159億円の赤字へと大幅な減益となった。この内容について原氏は、「BDプレーヤーは大幅な増収を記録したが、BRAVIAやVAIO、サイバーショットなどが大幅な減益要因となった」と分析。また大根田CFOは「テレビは残念ながら赤字、オーディオとデジカメは利益を出している。VAIOはほぼブレークイーブンに近いところにある」と述べ、テレビ事業の赤字が大きかったことを示唆した。

エレクトロニクス分野の売上げと営業利益

エレクトロニクス分野の営業利益の増減要因

次ページテレビ事業の収益改善は「本丸にも踏み込む」

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
4 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
5 Amazonプライムデー、FireTV Stick 4K/4K Maxが過去セール超えの大幅割引中
6 Amazonプライムデー、オーディオテクニカのTWS、ヘッドホン、マイクが多数お買い得に!
7 Amazonプライムデー、読み放題・聴き放題などサブスクも無料に! 登録すべきキャンペーンまとめ
8 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
9 ノジマとオーディオスクエアのシナジーで“テレビの音の最適解”を案内。存在感を増すネットワーク&HDMI対応アンプ
10 <ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
7/16 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX