エコポイントの商品別ポイント数が決定 − 省エネ製品・商品券・交通機関ICカードなどとの交換を検討

環境省と経済産業省、および総務省の各省は、補正予算の国会成立を条件に5月15日より施行を予定しているエコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業において、エコポイント数、交換商品等の詳細を発表した。

ポイント数は下記の表の通り。

■エアコン

冷房能力	エコポイント数（点）
3.6kw以上	9000
2.8kw、2.5kw	7000
2.2kw以下	6000
買い替えをしてリサイクルを行う場合	更に 3000

■冷蔵庫

容積	エコポイント数（点）
501リットル以上	10000
401−500リットル	9000
251−400リットル	6000
250リットル以下	3000
買い替えをしてリサイクルを行う場合	更に 5000

■地デジ対応テレビ

テレビサイズ	エコポイント数（点）
46V型以上	36000
42V型、40V型	23000
37V型	17000
32V型、26V型	12000
26V型未満	7000
買い替えをしてリサイクルを行う場合	更に 3000

テレビにおいては、〜26V型/26・32V型/37V型/40・42V型/46V型〜の画面サイズごとにエコポイント数を設定する。さらに対象家電製品の購入にあわせて同種の古い家電製品をリサイクルした場合、リサイクル料相当分のポイント数として3000点が追加で付与される。

さらにこれまで具体的な発表がなかった、エコポイントを利用して交換できる商品などについての基本的な考え方も初めて明かされた。

現時点では「省エネ・環境配慮に優れた商品」「全国で使える商品券・プリペイドカード(提供事業者が環境寄付を行うなど、公共交通機関利用カードを含む環境配慮型のもの）」「地域振興に資するもの」の3点を中心として検討している段階。

環境省によると「『省エネ・環境配慮に優れた商品』の選定基準をどうするかなど、具体的なことはまだ何も決まっていない状態。エコポイント交換のスタート時期も現時点ではまだ未定だが、ポイントの交換は2012年3月まで受け付ける予定」だという。

エコポイントは、地球温暖化対策の推進、経済の活性化及び地上デジタル放送対応テレビの普及を目的として対象となる高い省エネ効果を有する家電製品の購入に対して、様々な商品・サービスと交換可能なポイント（エコポイント）を付与するという制度。

対象製品はエアコン、冷蔵庫、地デジ放送対応のテレビの3カテゴリー。さらにエアコンは今年5月上旬に予定される改正後の統一省エネラベル4つ星以上を満たす製品であること、冷蔵庫は今年5月1日改正後の統一省エネラベル4つ星以上を満たす製品であること（該当製品のない定格内容積400リットル以下の冷蔵庫については、改正前の統一省エネラベル5つ星基準を満たす製品）が必要。

テレビにおいては、現行の統一省エネラベル4つ星基準を満たす製品であること、また統一省エネラベルの基準が設定されていないフルHDのプラズマテレビ、LEDバックライト搭載の液晶テレビ、ワイヤレス方式の液晶テレビにおいても現行の統一省エネラベル4つ星相当の基準を満たすと認められる製品は対象となる。

【問い合わせ先】
環境省　グリーン家電エコポイント対応窓口
TEL/03-3581-3351

経済産業省　グリーン家電エコポイント対応窓口
TEL/03-3501-1511

総務省　グリーン家電エコポイント対応窓口
TEL03-5253-5111