ソニー、ワンセグ録画に新対応した「NV-U75V」など新“nav-u”2モデルを発売

ソニーは、新開発の自立航法機能「ポジションプラスGT」搭載や静電容量式タッチパネルで操作性を向上させるなどしたポータブルナビ“nav-u”の新モデル2機種を10月31日より発売する。

・NV-U75V（ワンセグ搭載モデル）￥OPEN（予想実売価格65,000円前後）
・NV-U75（ワンセグ非搭載モデル）￥OPEN（予想実売価格55,000円前後）

本機は、吸盤を使用して自動車のダッシュボードなどに取り付けるタイプのカーナビゲーションデバイス。ディスプレイには4.8V型ワイド液晶を搭載し、8GBのメモリーを内蔵している。カラーはブラック1色のみで展開される。

従来機では感圧式だったタッチパネルを静電容量式のものに変更。これにより画面のフラット化やクリアな画面表示を実現し、軽いタッチでも操作できるようになるなど操作性の向上を図った。

ワンセグ対応の「NV-U75V」では、新たにメモリースティックPROデュオへのワンセグ録画に対応。日時指定による予約録画も可能になった。

また、両機種とも従来機同様に静止画、音楽、動画再生に対応しているが、対応コーデックを追加。音楽では従来のMP3とAACに加えてDRMのないATRACとWMA、HE-AAC、リニアPCMに対応。動画ではMPEG-4とMPEG-4 AVCに加えてWMVとSVRに新たに対応した。なお、静止画は従来通りJPEGのみに対応している。

操作面では、本製品を車体に設置する「ピタッと吸盤」を小型化させて扱いやすくしたことも特徴。小型化しながらも吸着力自体は向上させており、過去モデル並みの固定力を実現させている。また吸盤クレードルを折りたたみ可能にし、持ち運びを容易にした。

従来より進化させた新たな自立航法機能「ポジションプラスGT」を本機より搭載。車の動きから直接速度を算出する独自の車速演算技術を追加したことにより、速度検出の精度を大幅に向上させた。これにより、例えば長距離のトンネルなどでも正確なガイドを可能にしたという。

従来までの電波ビーコンと光ビーコンに加え、新たにFM VICSにも対応。同機能は別売の「NVA-FV1」や「NVA-VP1」との組み合わせで使用でき、VICSビーコンとの併用も可能。また、本体内に過去の渋滞統計情報をあらかじめ搭載しており、VICS情報を取得していない状態でも、本体内の情報から主要道路の混雑状況を推定し渋滞迂回ルートを設定する。

地図情報も強化しており、ゼンリンが持つ1,335エリアすべての市街詳細地図に対応。また、市街詳細地図エリア外でも道路の幅を地図に反映させて表示する。

目的地の検索機能では、自車位置から目的地までの道中にあるスポットのみを探せる「目的地方向検索」や、目的地の周辺にあるスポットを探せる「目的地周辺検索」などを新たに搭載。また、本機から新たに個人宅電話番号での検索にも対応した。電話番号検索はタウンページおよびハローページに掲載されている約3,000万件に対応しており、登録されていない番号の場合には地域の代表地点を表示する。

また、地図の2画面表示に対応。異なる縮尺の地図を同時に表示させることなどができる。そのほか、画面表示ではガイド画面上での各種情報表示位置を見直すなどで視認性を向上させている。

そのほか、徒歩での使用を想定した機能も進化。公演や地下道など徒歩専用道を使ったルートや屋根のあるルートを優先して案内する「徒歩ナビ」や、自分の向きに追従して地図も回転する「電子コンパス」などを新たに搭載した。

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