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公開日 2009/10/28 18:55
サムスン/LG/奇美など韓国・台湾メーカーが様々な3Dディスプレイを出展
FPD International 2009レポート
本日より「FPD International 2009」がパシフィコ横浜にて開催している。会期は30日(金)まで。本項ではサムスン、LG、CHI MEI OPTOELECTRONICS(奇美電子)らの韓国・台湾勢ブースをご紹介しよう。
■日本初披露の3Dディスプレイを参考展示するサムスンブース
サムスンは数タイプの3Dディスプレイを展示している。いずれも写真撮影はNGだったため、残念ながら実機の様子はお伝えできないのだが…。今回の注目は3製品あり、ひとつはレンチキュラー方式の52V型ディスプレイ。こちらは先日韓国で行われたKINTEXショーについで二回目のお披露目となる。解像度は640×360。視点数は9つで、輝度は600カンデラ、コントラスト比は2,000対1。最適視聴距離は3.5mとなる。よりクリアで明るい映像が視聴できるようになったほか、クロストークやモアレを低減したとのことだが、視聴したところ、まだまだモアレが気になると感じた。
続いて55V型の240Hz駆動パネルを使ったアクティブシャッター方式の3Dディスプレイ。解像度は1,920×1,080で、輝度は500カンデラ、コントラスト比は5,000対1。視野角は上下左右180度。応答速度は4msecで、クロストークは1%としている。
最後は、23V型のフルHD 3Dディスプレイ。こちらもアクティブシャッター方式だ。輝度は300カンデラ、コントラスト比は1,000対1、視野角は上下180度、左右170度。2Dと3Dを自動的に切り換えて表示することができるのが特徴となる。
3製品とも来年の発売を見こんでいるとのことだ。
【参考出展モデルも登場】
そのほかにも、新たなディスプレイを実現する参考出展が行われている。
目玉のひとつは、新素材を採用することでコントラスト比15,000対1を実現する“S-PVAパネル”。競合他社のVAパネルとの比較デモも行われていた。
また、同社が“世界一薄い”と謳う、薄さ3.9mmの40V型LEDディスプレイにも注目だ。残念ながら写真撮影はNGだったため、スペックでのお伝えとなる。パネルには上記のS-PVAを採用。120Hz駆動のフルHDで、コントラスト比は5,000対1、輝度は400カンデラ。チューナーは搭載していないとのことだ。
そのほか、30V型のフルHD有機ELディスプレイと14V型有機ELディスプレイも登場している。こちらはアクティブマトリクス方式で、輝度は200カンデラ、コントラスト比は100万対1となる。
■LGブースはさまざまなタイプの3Dディスプレイを出展
IFAではウルトラスリムモデルへのシフトをアピールしたLGブース。今回もその芳香性はもちろん変わらず。“世界一薄い”と謳う薄さ5.9mmのLED液晶テレビを2機種大きく展示する。
3Dディスプレイの参考出展も勿論用意している。47V型のメガネ無しタイプのディスプレイは、画像表示パネルの前面にスイッチャブルレンズセルを配置。この層で偏光させることにより立体視を得る。2D映像を表示するときは、スイッチャブルレンズセルに電圧をかけず、透過させる。こちらのディスプレイはTFT液晶パネル製造インフラとの互換性も持っているのも特徴だという。
メガネ有りモデルは4方式を用意。2D/3Dともに高輝度なフルHD映像を実現できる23V型のフルHDアクティブシャッター液晶ディスプレイのほか、偏光方式を採用したPatterned Reatarder(15.6V型)、Active Reatarder(23V型)、Cell Patterned Reatarder(24V型)の3方式を展示している。
また、ユニークなものとして、追尾型の3Dディスプレイも展示されていた。メガネに装着されたセンサーと連動させ、ユーザーが頭(視点)を動かすと、写っている映像の角度が変わるしくみだ。
■CHI MEI OPTOELECTRONICS
TV用の液晶パネルを作っている台湾のCHI MEI OPTOELECTRONICSは、レンチキュラータイプの3Dディスプレイや、ノートPCに搭載できる15.6V型の3Dパネルなどを参考展示していた。
ユニークなのは3D表示対応の27V型光学式タッチパネル。解像度はフルHD、輝度は300カンデラ、コントラスト比は1,200対1。メガネを装着しての操作になるが、ゲームなどをプレイするのに楽しそうだ。
これらの3D表示対応パネルは、今後メーカーの反応を見て導入を検討していきたい、とのことだ。
■日本初披露の3Dディスプレイを参考展示するサムスンブース
サムスンは数タイプの3Dディスプレイを展示している。いずれも写真撮影はNGだったため、残念ながら実機の様子はお伝えできないのだが…。今回の注目は3製品あり、ひとつはレンチキュラー方式の52V型ディスプレイ。こちらは先日韓国で行われたKINTEXショーについで二回目のお披露目となる。解像度は640×360。視点数は9つで、輝度は600カンデラ、コントラスト比は2,000対1。最適視聴距離は3.5mとなる。よりクリアで明るい映像が視聴できるようになったほか、クロストークやモアレを低減したとのことだが、視聴したところ、まだまだモアレが気になると感じた。
続いて55V型の240Hz駆動パネルを使ったアクティブシャッター方式の3Dディスプレイ。解像度は1,920×1,080で、輝度は500カンデラ、コントラスト比は5,000対1。視野角は上下左右180度。応答速度は4msecで、クロストークは1%としている。
最後は、23V型のフルHD 3Dディスプレイ。こちらもアクティブシャッター方式だ。輝度は300カンデラ、コントラスト比は1,000対1、視野角は上下180度、左右170度。2Dと3Dを自動的に切り換えて表示することができるのが特徴となる。
3製品とも来年の発売を見こんでいるとのことだ。
【参考出展モデルも登場】
そのほかにも、新たなディスプレイを実現する参考出展が行われている。
目玉のひとつは、新素材を採用することでコントラスト比15,000対1を実現する“S-PVAパネル”。競合他社のVAパネルとの比較デモも行われていた。
また、同社が“世界一薄い”と謳う、薄さ3.9mmの40V型LEDディスプレイにも注目だ。残念ながら写真撮影はNGだったため、スペックでのお伝えとなる。パネルには上記のS-PVAを採用。120Hz駆動のフルHDで、コントラスト比は5,000対1、輝度は400カンデラ。チューナーは搭載していないとのことだ。
そのほか、30V型のフルHD有機ELディスプレイと14V型有機ELディスプレイも登場している。こちらはアクティブマトリクス方式で、輝度は200カンデラ、コントラスト比は100万対1となる。
■LGブースはさまざまなタイプの3Dディスプレイを出展
IFAではウルトラスリムモデルへのシフトをアピールしたLGブース。今回もその芳香性はもちろん変わらず。“世界一薄い”と謳う薄さ5.9mmのLED液晶テレビを2機種大きく展示する。
3Dディスプレイの参考出展も勿論用意している。47V型のメガネ無しタイプのディスプレイは、画像表示パネルの前面にスイッチャブルレンズセルを配置。この層で偏光させることにより立体視を得る。2D映像を表示するときは、スイッチャブルレンズセルに電圧をかけず、透過させる。こちらのディスプレイはTFT液晶パネル製造インフラとの互換性も持っているのも特徴だという。
メガネ有りモデルは4方式を用意。2D/3Dともに高輝度なフルHD映像を実現できる23V型のフルHDアクティブシャッター液晶ディスプレイのほか、偏光方式を採用したPatterned Reatarder(15.6V型)、Active Reatarder(23V型)、Cell Patterned Reatarder(24V型)の3方式を展示している。
また、ユニークなものとして、追尾型の3Dディスプレイも展示されていた。メガネに装着されたセンサーと連動させ、ユーザーが頭(視点)を動かすと、写っている映像の角度が変わるしくみだ。
■CHI MEI OPTOELECTRONICS
TV用の液晶パネルを作っている台湾のCHI MEI OPTOELECTRONICSは、レンチキュラータイプの3Dディスプレイや、ノートPCに搭載できる15.6V型の3Dパネルなどを参考展示していた。
ユニークなのは3D表示対応の27V型光学式タッチパネル。解像度はフルHD、輝度は300カンデラ、コントラスト比は1,200対1。メガネを装着しての操作になるが、ゲームなどをプレイするのに楽しそうだ。
これらの3D表示対応パネルは、今後メーカーの反応を見て導入を検討していきたい、とのことだ。