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公開日 2010/01/07 22:51
【CES】東芝、国内でのBDレコーダー発売やCELL REGZAラインナップ拡大を表明
北米版CELL TVは2D→3Dリアルタイム変換
東芝は、CESのプレスカンファレンスにおいて、2010年秋に発売予定の米国市場向け“CELL TV”の詳細を発表した。
■米国版CELL レグザは3D対応
同社は昨年末、日本国内で“CELL TV”55X1を発売し話題を集めた。今回、その北米版モデル、ZX900 seriesが発表された。北米への市場投入は2010秋になるとのこと。その概要だが、なんといっても注目すべきは3Dへの対応である。
■リアルタイムで2Dコンテンツを3D化
北米版CELL REGZAの最大の特徴といえるのが、3Dコンテンツの再生はもちろん、2Dコンテンツをリアルタイムで3D化し、視聴できることである。もちろん、それを可能にしているのはCELLの持つ高い処理能力だ。また、本機は3D対応を果たすべく240kHz駆動を実現している。3Dの再生規格としては、MPEG4 MVC形式によるBlu-ray 3D、RealD方式等が挙げられていた。視聴に関しては、アクティブシャッター方式の3Dメガネを使用することになる。なお、新パネルとして紹介されていた“KIRA 2 Super Local Diming LED Panel”とは、国内で販売されている55X1に搭載されているLEDパネルの北米における名称であるという。
■BDドライブを内蔵、HDDは1TB
ZX900シリーズはBDドライブが内蔵されていることも大きな特徴。一方、55ZX1で話題となった全チャンネル録画機能は、北米モデルということもあって省略。内蔵HDDも55ZX1の3TBに対し、北米モデルはは1TBとなっている。ZX900 シリーズのBDドライブはBlu-ray 3Dの再生にも対応しているようだ。
■ネットワーク系の機能も充実
現行の日本国内向けCELL REGZAからの進化点の一つは、Wireless HDの標準搭載による、ディスプレイ部とCELL BOX部のワイヤレス化である。また、802.11n規格の無線LANも内蔵している。DLNAにも対応し、本機をメディアサーバーとして使用することもできる。
■ラインナップは55インチ、65インチの2モデル
同社は、2012年までにバックライトをCCFLからLEDへ完全移行することを目標として掲げた。また、CELLテクノロジーが4K2Kパネル実現への布石となること、そして、CELL TV以外の下位ラインへも技術が反映されていくことも説明した。
■エントリー“TOSHIBA series”から最上位”Cell TV“までを展開
2010年度の東芝のディスプレイ・ラインナップについても説明が行われた。エントリークラスに位置づけられるのが、CCFLバックライトモデル3シリーズ、LEDバックライトモデル3シリーズの計6シリーズからなる“TOSHIBA series”だ。ミドルクラスに位置づけられる“Cinema series”は先進的な技術の搭載と超薄型化が特徴で、LEDモデルを2シリーズ用意。そして「究極のテレビ」と形容される最上位“CELL TV”がLEDモデルで2シリーズ展開される。
■CELL TVの日本国内での展開拡大も予定
プレスカンファレンスの後、東芝デジタルメディアネットワーク社による国内メディア向けのプレス説明会も行われた。ここでは同社の日本市場における2010年の大きな方針として、BD対応商品の市場投入、REGZAのLEDモデルの強化、CELL REGZAのラインナップ拡大などが発表された。
BD対応商品の投入については、液晶テレビREGZA、すでに国内でも発売されているBDドライブ搭載PC、米国では投入済みのBDプレーヤー、そして今後発売するBDレコーダー“VARDIA”について言及。積極的に展開していくとのことだ。
REGZAのLEDモデル強化については、同社が特に力を入れてきた「LSI技術&ソフトウェア技術」に、メガLEDパネルのパネル技術を合わせ、LEDモデルのLEGZAを2010年前半から大幅に強化していくという。
国内のCELL REGZAについては、すでに発売されている55X1に続き、46インチから65インチの間での幅広いサイズ展開を検討しているという。また、55X1は高機能に特化した高価格モデルだったが、機能の絞り込みなどを行うなどして、身近な価格帯のCELL REGZAを投入する可能性も検討しているとのことである。
また、国内外を通して初めてになるという、LEDバックライトのエリア駆動のデモも行われた。通常のCELL REGZAと、パネル部が完全に外されてバックライトが露出したデモ機を並べて、同一コンテンツを同時再生。エリア駆動がどのように行われているのか、一目してわかるデモとなった。
なお、現地時間の1月7日から開場するラスベガス・コンベンション・センターの同社ブースでは、新製品のデモや展示が行われる予定。追加情報をお届けする予定なので、ご期待いただきたい。
■米国版CELL レグザは3D対応
同社は昨年末、日本国内で“CELL TV”55X1を発売し話題を集めた。今回、その北米版モデル、ZX900 seriesが発表された。北米への市場投入は2010秋になるとのこと。その概要だが、なんといっても注目すべきは3Dへの対応である。
■リアルタイムで2Dコンテンツを3D化
北米版CELL REGZAの最大の特徴といえるのが、3Dコンテンツの再生はもちろん、2Dコンテンツをリアルタイムで3D化し、視聴できることである。もちろん、それを可能にしているのはCELLの持つ高い処理能力だ。また、本機は3D対応を果たすべく240kHz駆動を実現している。3Dの再生規格としては、MPEG4 MVC形式によるBlu-ray 3D、RealD方式等が挙げられていた。視聴に関しては、アクティブシャッター方式の3Dメガネを使用することになる。なお、新パネルとして紹介されていた“KIRA 2 Super Local Diming LED Panel”とは、国内で販売されている55X1に搭載されているLEDパネルの北米における名称であるという。
■BDドライブを内蔵、HDDは1TB
ZX900シリーズはBDドライブが内蔵されていることも大きな特徴。一方、55ZX1で話題となった全チャンネル録画機能は、北米モデルということもあって省略。内蔵HDDも55ZX1の3TBに対し、北米モデルはは1TBとなっている。ZX900 シリーズのBDドライブはBlu-ray 3Dの再生にも対応しているようだ。
■ネットワーク系の機能も充実
現行の日本国内向けCELL REGZAからの進化点の一つは、Wireless HDの標準搭載による、ディスプレイ部とCELL BOX部のワイヤレス化である。また、802.11n規格の無線LANも内蔵している。DLNAにも対応し、本機をメディアサーバーとして使用することもできる。
■ラインナップは55インチ、65インチの2モデル
同社は、2012年までにバックライトをCCFLからLEDへ完全移行することを目標として掲げた。また、CELLテクノロジーが4K2Kパネル実現への布石となること、そして、CELL TV以外の下位ラインへも技術が反映されていくことも説明した。
■エントリー“TOSHIBA series”から最上位”Cell TV“までを展開
2010年度の東芝のディスプレイ・ラインナップについても説明が行われた。エントリークラスに位置づけられるのが、CCFLバックライトモデル3シリーズ、LEDバックライトモデル3シリーズの計6シリーズからなる“TOSHIBA series”だ。ミドルクラスに位置づけられる“Cinema series”は先進的な技術の搭載と超薄型化が特徴で、LEDモデルを2シリーズ用意。そして「究極のテレビ」と形容される最上位“CELL TV”がLEDモデルで2シリーズ展開される。
■CELL TVの日本国内での展開拡大も予定
プレスカンファレンスの後、東芝デジタルメディアネットワーク社による国内メディア向けのプレス説明会も行われた。ここでは同社の日本市場における2010年の大きな方針として、BD対応商品の市場投入、REGZAのLEDモデルの強化、CELL REGZAのラインナップ拡大などが発表された。
BD対応商品の投入については、液晶テレビREGZA、すでに国内でも発売されているBDドライブ搭載PC、米国では投入済みのBDプレーヤー、そして今後発売するBDレコーダー“VARDIA”について言及。積極的に展開していくとのことだ。
REGZAのLEDモデル強化については、同社が特に力を入れてきた「LSI技術&ソフトウェア技術」に、メガLEDパネルのパネル技術を合わせ、LEDモデルのLEGZAを2010年前半から大幅に強化していくという。
国内のCELL REGZAについては、すでに発売されている55X1に続き、46インチから65インチの間での幅広いサイズ展開を検討しているという。また、55X1は高機能に特化した高価格モデルだったが、機能の絞り込みなどを行うなどして、身近な価格帯のCELL REGZAを投入する可能性も検討しているとのことである。
また、国内外を通して初めてになるという、LEDバックライトのエリア駆動のデモも行われた。通常のCELL REGZAと、パネル部が完全に外されてバックライトが露出したデモ機を並べて、同一コンテンツを同時再生。エリア駆動がどのように行われているのか、一目してわかるデモとなった。
なお、現地時間の1月7日から開場するラスベガス・コンベンション・センターの同社ブースでは、新製品のデモや展示が行われる予定。追加情報をお届けする予定なので、ご期待いただきたい。