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公開日 2010/05/08 20:13
<ヘッドフォン祭>ゼンハイザー新“Expression Line”/ベイヤー「T 50 p」に行列/NuForce“icon”にまたまた新顔
人気ブランドから話題の新製品が初登場
(株)フジヤエービック主催のイベント「春のヘッドフォン祭 2010」が本日、中野サンプラザで開催された。本項ではアクアルームとフォレストルームに出展されていたブースの展示内容を中心に紹介する。
ゼンハイザージャパンがプレミアムポータブル“Expression Line”を展示
ゼンハイザージャパンのブースには、この春に発売されたポータブルヘッドホンの最新ラインナップが出揃った。
ゼンハイザーのカナル型イヤホンのラインナップには、ミュージシャンやレコーディングエンジニアによるプロ用途もサポートする高級モデルの“IEシリーズ”(関連ニュース)があるが、コンシューマー用のカナル&インナーイヤホンの最上位に格付けされる新シリーズ“Expression Line”がこの春新しく登場した。
ラインナップはカナル型の「CX980」(¥OPEN・予想実売価格25,000円前後)、インナーイヤー型の「MX980」(¥OPEN・予想実売価格7,000円前後)、インナーイヤーでイヤーフックを備える「OMX980」(¥OPEN・予想実売価格・20,000円前後)の、いずれも型番に“980”が付く3モデルだ。
どのモデルにもメタル調の高い質感を備えるボリュームコントローラーを搭載する。コード長は1.2m、3.5mmステレオミニ形状の端子部はストレートとL字型へ自在に可変する仕様だ。
従来の“Style Line”(関連情報)を踏襲するカナル&インナーイヤホンの新シリーズ“Classic Line”も新製品が発売された。本日のイベントには、インナーイヤー型の「MX880」(¥OPEN・13,000円前後)と、イヤーフックを備えるインナーイヤー型の「OCX880」(¥OPEN・予想実売価格13,000円前後)が並べられた。どちらのモデルもボリュームコントローラーを備えており、横に回すダイヤル式のボリューム操作を特徴としている。このほかにもボリュームコントローラーを持たないカナル型の「CX870」(¥OPEN・予想実売価格11,000円前後)もある。
会場でそれぞれのシリーズの音を聞く機会を得たが、いずれもゼンハイザーのヘッドホンらしい、原音に忠実かつバランスの良いサウンドが味わえる。傾向としては980シリーズが上品な高域のサウンドを特徴としており、880シリーズはロックやポップスの元気なサウンドを心地よく再現する印象だった。
ゼンハイザージャパンが昨年開催の「秋のヘッドフォン祭2009」に展示したノイズキャンセリング・ヘッドホンのニューモデル「PXC 310」をベースに、Bluetoothによるワイヤレスリスニング機能を加えた「PXC 310BT」と、その兄弟機「PCX 210BT」も出展され、それぞれの試聴も行えた。
どちらのモデルもワイヤードでプレーヤーに接続して通常のリスニングができるほか、別売のiPod/iPhone専用Bluetoothトランスミッター「BTD300i」を接続してワイヤレスリスニングも楽しめる。トランスミッターの価格はオープンだが8,000円前後での販売が予想される。iPod/iPhoneの内蔵Bluetooth機能によるペアリングも可能だが、この場合はヘッドホン本体に搭載するコントローラーで、曲送りなど一部機能が使えなくなる。多機能なヘッドホンの魅力をフルに味わうには、やはり専用トランスミッターとの組み合わせが最適だ。
Bluetoothトランスミッターは、ミニプラグ接続で様々なポータブルプレーヤーと使え、汎用性の高い「BDT300 Audio」も近く発売を予定している。こちらも市場での想定販売価格は8,000円前後。「300i」はiPod/iPhoneに接続している際に本体の充電が行えるが、本機はUSB経由で専用のアダプタやPCにつないで充電できる。
このほか、ゼンハイザー初のアディダスとのコラボモデルとなる“スポーツイヤホン”(関連ニュース)もシリーズ全機種が試聴できた。
フラグシップモデルの「HD800」と、上級オーディオヘッドホンの「HD650」は、フォステクスのヘッドホンアンプ「HP-A7」との組み合わせによるリスニングが体験でき、今日のイベントでも熱心なファンが列を作ってマイディスクを試聴していた。
ベイヤーの最新モデル「T 50 p」の試聴に長蛇の列
昨日発表されたbeyerdynamicのポータブルヘッドホン「T 50 p」が、早くも本イベントに姿を現した。早速の試聴機会とあって、会場に足を運んだ多くのヘッドホンファンが本機のリスニングコーナーに列を作った。
本機には昨年発表されたブランドのフラグシップ「T1」に用いられている、「1テスラ(10,000ガウス)」オーバーの強力な磁束密度を持つトランスデューサーが搭載されている。ドライバー口径は40mmと、T1と同サイズにして高音質を狙いつつ、密閉形式や32Ωのインピーダンス性能など、ポータブル環境での使用に適したつくりとしている。
本体搭載のケーブルも軽量かつ取りまわしの簡易な細い線とし、本体自体も174gと軽量だ。3.5mmのミニプラグを基本とし、6.3mm標準端子への変換アダプタが付属する。航空機用の二股アダプタも付属している。
ほかにもフラグシップの「T1」「A1」の組み合わせによる試聴コーナーも好評だったようだ。今後“テスラドライバー”がベイヤーの代名詞となり、様々なモデルに展開されていくことも期待できそうだ。
ベイヤーの展示に隣接するかたちで、ティアックが取り扱うKOSSブランドの製品も一堂に並べられ、試聴の機会が得られた。
直近の新製品はカナル型イヤホンの「KE29」。ポータブルオーディオをファッショナブルに楽しめるイヤホンをコンセプトとしており、メタリック調のカラーバリエーション8色が揃う。手元で音量調節が行えるボリュームコントローラーを搭載し、使い勝手も高められている。価格はオープンだが3,000円前後での販売が見込まれている。
NuForce“icon”ファミリーに新顔「icon HDP」
フューレンコーディネートが取り扱うNuForceブランドから、コンパクトなオーディオコンポーネント“icon”シリーズの新製品が今年の夏を予定に国内導入される。その製品は「icon HDP」だ。
「H(ヘッドホンアンプ)」「D(DAコンバーター)」「P(プリアンプ)」の機能を備えた製品で、PCオーディオやヘッドホンによる高音質再生を狙いとした仕様になっている。入力端子はアナログRCAのほか、同軸と光デジタル、USBを備える。ヘッドホン(標準プラグ)のほかに、アナログRCA出力も備えているので、ファミリー製品の「icon Amp」(関連ニュース)と組み合わせてシステムを発展させることも可能だ。
外観は本家iconとほぼ変わらず、カラーバリエーションもおなじみのブラック/シルバー/ブルー/レッドの4色が揃う予定だという。価格は現時点では未定。続報を心待ちにしたいところだ。
ゼンハイザージャパンがプレミアムポータブル“Expression Line”を展示
ゼンハイザージャパンのブースには、この春に発売されたポータブルヘッドホンの最新ラインナップが出揃った。
ゼンハイザーのカナル型イヤホンのラインナップには、ミュージシャンやレコーディングエンジニアによるプロ用途もサポートする高級モデルの“IEシリーズ”(関連ニュース)があるが、コンシューマー用のカナル&インナーイヤホンの最上位に格付けされる新シリーズ“Expression Line”がこの春新しく登場した。
ラインナップはカナル型の「CX980」(¥OPEN・予想実売価格25,000円前後)、インナーイヤー型の「MX980」(¥OPEN・予想実売価格7,000円前後)、インナーイヤーでイヤーフックを備える「OMX980」(¥OPEN・予想実売価格・20,000円前後)の、いずれも型番に“980”が付く3モデルだ。
どのモデルにもメタル調の高い質感を備えるボリュームコントローラーを搭載する。コード長は1.2m、3.5mmステレオミニ形状の端子部はストレートとL字型へ自在に可変する仕様だ。
従来の“Style Line”(関連情報)を踏襲するカナル&インナーイヤホンの新シリーズ“Classic Line”も新製品が発売された。本日のイベントには、インナーイヤー型の「MX880」(¥OPEN・13,000円前後)と、イヤーフックを備えるインナーイヤー型の「OCX880」(¥OPEN・予想実売価格13,000円前後)が並べられた。どちらのモデルもボリュームコントローラーを備えており、横に回すダイヤル式のボリューム操作を特徴としている。このほかにもボリュームコントローラーを持たないカナル型の「CX870」(¥OPEN・予想実売価格11,000円前後)もある。
会場でそれぞれのシリーズの音を聞く機会を得たが、いずれもゼンハイザーのヘッドホンらしい、原音に忠実かつバランスの良いサウンドが味わえる。傾向としては980シリーズが上品な高域のサウンドを特徴としており、880シリーズはロックやポップスの元気なサウンドを心地よく再現する印象だった。
ゼンハイザージャパンが昨年開催の「秋のヘッドフォン祭2009」に展示したノイズキャンセリング・ヘッドホンのニューモデル「PXC 310」をベースに、Bluetoothによるワイヤレスリスニング機能を加えた「PXC 310BT」と、その兄弟機「PCX 210BT」も出展され、それぞれの試聴も行えた。
どちらのモデルもワイヤードでプレーヤーに接続して通常のリスニングができるほか、別売のiPod/iPhone専用Bluetoothトランスミッター「BTD300i」を接続してワイヤレスリスニングも楽しめる。トランスミッターの価格はオープンだが8,000円前後での販売が予想される。iPod/iPhoneの内蔵Bluetooth機能によるペアリングも可能だが、この場合はヘッドホン本体に搭載するコントローラーで、曲送りなど一部機能が使えなくなる。多機能なヘッドホンの魅力をフルに味わうには、やはり専用トランスミッターとの組み合わせが最適だ。
Bluetoothトランスミッターは、ミニプラグ接続で様々なポータブルプレーヤーと使え、汎用性の高い「BDT300 Audio」も近く発売を予定している。こちらも市場での想定販売価格は8,000円前後。「300i」はiPod/iPhoneに接続している際に本体の充電が行えるが、本機はUSB経由で専用のアダプタやPCにつないで充電できる。
このほか、ゼンハイザー初のアディダスとのコラボモデルとなる“スポーツイヤホン”(関連ニュース)もシリーズ全機種が試聴できた。
フラグシップモデルの「HD800」と、上級オーディオヘッドホンの「HD650」は、フォステクスのヘッドホンアンプ「HP-A7」との組み合わせによるリスニングが体験でき、今日のイベントでも熱心なファンが列を作ってマイディスクを試聴していた。
ベイヤーの最新モデル「T 50 p」の試聴に長蛇の列
昨日発表されたbeyerdynamicのポータブルヘッドホン「T 50 p」が、早くも本イベントに姿を現した。早速の試聴機会とあって、会場に足を運んだ多くのヘッドホンファンが本機のリスニングコーナーに列を作った。
本機には昨年発表されたブランドのフラグシップ「T1」に用いられている、「1テスラ(10,000ガウス)」オーバーの強力な磁束密度を持つトランスデューサーが搭載されている。ドライバー口径は40mmと、T1と同サイズにして高音質を狙いつつ、密閉形式や32Ωのインピーダンス性能など、ポータブル環境での使用に適したつくりとしている。
本体搭載のケーブルも軽量かつ取りまわしの簡易な細い線とし、本体自体も174gと軽量だ。3.5mmのミニプラグを基本とし、6.3mm標準端子への変換アダプタが付属する。航空機用の二股アダプタも付属している。
ほかにもフラグシップの「T1」「A1」の組み合わせによる試聴コーナーも好評だったようだ。今後“テスラドライバー”がベイヤーの代名詞となり、様々なモデルに展開されていくことも期待できそうだ。
ベイヤーの展示に隣接するかたちで、ティアックが取り扱うKOSSブランドの製品も一堂に並べられ、試聴の機会が得られた。
直近の新製品はカナル型イヤホンの「KE29」。ポータブルオーディオをファッショナブルに楽しめるイヤホンをコンセプトとしており、メタリック調のカラーバリエーション8色が揃う。手元で音量調節が行えるボリュームコントローラーを搭載し、使い勝手も高められている。価格はオープンだが3,000円前後での販売が見込まれている。
NuForce“icon”ファミリーに新顔「icon HDP」
フューレンコーディネートが取り扱うNuForceブランドから、コンパクトなオーディオコンポーネント“icon”シリーズの新製品が今年の夏を予定に国内導入される。その製品は「icon HDP」だ。
「H(ヘッドホンアンプ)」「D(DAコンバーター)」「P(プリアンプ)」の機能を備えた製品で、PCオーディオやヘッドホンによる高音質再生を狙いとした仕様になっている。入力端子はアナログRCAのほか、同軸と光デジタル、USBを備える。ヘッドホン(標準プラグ)のほかに、アナログRCA出力も備えているので、ファミリー製品の「icon Amp」(関連ニュース)と組み合わせてシステムを発展させることも可能だ。
外観は本家iconとほぼ変わらず、カラーバリエーションもおなじみのブラック/シルバー/ブルー/レッドの4色が揃う予定だという。価格は現時点では未定。続報を心待ちにしたいところだ。