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公開日 2010/06/01 15:05

オンキヨー、AVアンプ「TX-NA708/808」を発売 − ネットワーク機能充実で3D/iPodデジタル接続にも対応

700番台で初のネットワーク対応
ファイル・ウェブ編集部
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オンキヨー(株)は、AVアンプの新製品として「TX-NA708」「TX-NA808」2モデルを6月26日に発売する。

・「TX-NA708」¥136,500(税込)
・「TX-NA808」¥168,000(税込)

TX-NA808

TX-NA708


TX-NA808の背面端子部

TX-NA708の背面端子部。HDMI出力は1系統

TX-NA708はTX-SA707の、TX-NA808はTX-NA807の後継機種。どちらも7.1chのAVアンプで、THX Select2 Plusに準拠している。型番からも分かるとおり、これまで800番台より上のモデルに搭載されていたネットワークオーディオ機能が700番台にも搭載された。

実用最大出力はNA708が全チャンネル200W(6Ω)、NA808が同230W。周波数特性は両機とも5Hz〜100kHz(+1/-3dB)。

歪率や周波数特性を高めるため、ネガティブフィードバックを抑える「WRAT」ディスクリート構成を採用。また瞬時電流供給能力を高めるため、両機の出力段には、通常のダーリントン回路に1段追加し、さらに低インピーダンス化が図れる独自の3段インバーテッドダーリントン回路を搭載している。なお、オーディオDACにはアースラインもフローティング動作するバーブラウンの「PCM1690」を採用している。

内部レイアウトはNA708とNA808で異なり、NA808はNA1008などと同様に、デジタル/ビデオのプリアンプ部とパワーアンプ部を分けるセパレート型としている。さらにNA808は電源トランスの下にスチール製ベースを設けるなど、より音質に配慮した設計としている。

TX-NA808の内部構造。デジタル/ビデオのプリアンプ部とパワーアンプ部を分けるセパレート構造としている

TX-NA808の電源トランス

ネットワークオーディオ機能では、PC内のWAV/WMA/WMA(DRM)/WMA Lossless/MP3/AAC/FLAC/Ogg Vorbis/リニアPCMの再生に対応。96kHz/24ビットのデータにも対応している。また両機は「Compatible with Windows 7」ロゴ認証を取得。Windows 7搭載のPCとLANで接続するとPCがAVアンプを認識し、Windows Media Playerからリモート再生を行い、AVアンプ側にプッシュしたオーディオデータを再生することができる。

LANで接続したPC内の楽曲を再生しているところ

なお両機は、ネットワークオーディオ機能利用時の、GUIの日本語表示には対応していないが、PCからリモート再生を行っている際、ボリューム再生をPC側で行うことが新たにできるようになった。

また両機は新たにUSB端子を搭載。iPod/iPhoneを接続し、これらのオーディオデータをデジタルでAVアンプに伝送し、再生することができる。

TX-NA808のフロントパネルを開けるとUSB端子が右側に見える

USBでiPodをデジタル接続して再生することが可能

HDMI端子はVer1.4aで、3D映像の伝送やオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応。HDMI端子の数はNA708が入力7/出力1、NA808が入力7/出力2となる。

NA808が2系統装備するHDMI出力は、メイン端子がHDMI-CECやARCに対応。出力はメイン端子のみ/サブ端子のみ/両端子から同時出力の3つから選択できる。さらに両端子から出力する場合は、映像の解像度をどちらに合わせるかも設定できる。なお、音質を高めるために黒映像信号を出力する設定は用意されていない。

TX-NA808のデジタル回路基板

TX-NA808/708のリモコン

また両機はフロントハイスピーカーを加えた「ドルビープロロジックIIz」に対応しているほか、フロントワイドスピーカーもしくはフロントハイスピーカーを追加できる「Audyssey DSX」も利用できる。搭載しているパワーアンプは7chだが、スピーカー端子は11端子を備え、リスニングモードを切り替えるだけで駆動するスピーカーを選択でき、サラウンドバックやフロントハイ/ワイドを使い分けることができる。

映像関連では、ファロージャの「DCDi Cinema」を搭載、アナログ映像入力を最大1080pにアプコンし、HDMIから出力することができる。また700番台、800番台のモデルとしては初めて、映像の上に操作メニューをオーバーレイ表示するOSD機能を搭載。OSDでは各種操作や設定はもちろん、映像信号や音声信号のデータフォーマットやサンプリング周波数、ビットレートなどを表示することができ、入出力フォーマットの確認を容易に行うことが可能だ。

OSDは画面にオーバーレイ表示される。写真はオーディオの入出力フォーマットを表示しているところ

同じく映像の情報を表示しているところ

【問い合わせ先】
オンキヨーコールセンター
TEL/050-3161-9555

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製品スペックを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドONKYO
  • 型番TX-NA708
  • 発売日2010年6月26日
  • 価格¥136,500(税込)
【SPEC】●実用最大出力:200W×7(6Ω) ●周波数特性:5Hz〜100kHz(+1dB/-3dB) ●HDMI端子:入力7/出力1 ●映像入出力端子:ビデオ入力5/出力2、Sビデオ入力4/出力2、コンポーネント入力2/出力1、D4入力2/出力1、D-Sub15ピン入力×1 ●音声入出力:デジタル入力5、アナログ入力8/出力1、7.1ch入力1、7ch出力1、ミニプラグ入力1、サブウーファープリ出力2 ●外形寸法:435W×175H×379Dmm ●質量:12.5kg
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドONKYO
  • 型番TX-NA808
  • 発売日2010年6月26日
  • 価格¥168,000(税込)
【SPEC】●実用最大出力:230W×7(6Ω) ●周波数特性:5Hz〜100kHz(+1dB/-3dB) ●HDMI端子:入力7/出力2 ●映像入出力端子:ビデオ入力5/出力2、Sビデオ入力4/出力2、コンポーネント入力2/出力1、D4入力2/出力1、D-Sub15ピン入力×1 ●音声入出力:デジタル入力6、アナログ入力8/出力1、7.1ch入力1、7ch出力1、サブウーファープリ出力2 ●外形寸法:435W×198.5H×435.5Dmm ●質量:18.4kg
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