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公開日 2010/06/08 17:32
村田製作所、超薄型0.9mm&防水対応の圧電スピーカーを商品化
携帯電話やDAPなどの製品での使用を想定
(株)村田製作所は、厚み0.9mmと超薄型で、防水シートなしでのIPX7等級の防水性能を実現した圧電スピーカー「VSLBG1914E1400-T0」を商品化したと発表。サンプル価格250円で量産を開始している。
携帯電話やDAP、デジタルスチルカメラなどの製品での使用を想定した圧電スピーカー。IPX7等級の防水性能を防水シートなしで実現した点と、厚み0.9mmの超薄型形状が大きな特徴。超薄型形状と防水性能を併せ持つ製品の商品化は世界で初めてのことだという。
現在、日本国内の携帯電話では、2010年夏モデル50機種のうち、防水携帯が24モデルと全体の48%を占めるなど、モバイル機器の防水対応の拡大が進んでいるが、防水対応すべき場所が多岐にわたることや、対応が技術的にもコスト的にも難しいことが課題となっていた。
特にスピーカーの放音孔への対処は重要な課題で、従来のダイナミックスピーカーを採用している機種では、セットメーカー側で防水シートを被せて対応しているが、音質悪化や、防水シートおよびその実装にコストがかかるなどの課題があった。
今回の開発品ではこれらの問題に対処。防水シートとそれを実装するためのコストを軽減することに加え、放音孔を塞いでいるシートを取り除くことで、従来までの音響劣化を解決する。
そのほか、0.9mmの超薄型形状により、セットのデザイン自由度を高めることに寄与。また、磁石を使用していないため、砂鉄による故障や、磁気センサなどへの電磁影響がないという利点も持っている。
携帯電話やDAP、デジタルスチルカメラなどの製品での使用を想定した圧電スピーカー。IPX7等級の防水性能を防水シートなしで実現した点と、厚み0.9mmの超薄型形状が大きな特徴。超薄型形状と防水性能を併せ持つ製品の商品化は世界で初めてのことだという。
現在、日本国内の携帯電話では、2010年夏モデル50機種のうち、防水携帯が24モデルと全体の48%を占めるなど、モバイル機器の防水対応の拡大が進んでいるが、防水対応すべき場所が多岐にわたることや、対応が技術的にもコスト的にも難しいことが課題となっていた。
特にスピーカーの放音孔への対処は重要な課題で、従来のダイナミックスピーカーを採用している機種では、セットメーカー側で防水シートを被せて対応しているが、音質悪化や、防水シートおよびその実装にコストがかかるなどの課題があった。
今回の開発品ではこれらの問題に対処。防水シートとそれを実装するためのコストを軽減することに加え、放音孔を塞いでいるシートを取り除くことで、従来までの音響劣化を解決する。
そのほか、0.9mmの超薄型形状により、セットのデザイン自由度を高めることに寄与。また、磁石を使用していないため、砂鉄による故障や、磁気センサなどへの電磁影響がないという利点も持っている。