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公開日 2010/09/28 15:50
オンキヨー、スレートPC「TWシリーズ」を発売 − OSはWindows7/マルチタッチ対応でUSBなども
「スレートPCのナンバーワンメーカーを目指す」
オンキヨー(株)は、WIndows 7を搭載したスレートPC3モデルを10月中旬より発売する。ラインナップは下記のとおり。なお本日より公式ショッピングサイト「ONKYO DIRECT」で予約が開始される。
■TW317A5 ¥OPEN(予想実売価格69,800円前後)
■TW217A5 ¥OPEN(予想実売価格59,800円前後)
■TW117A4 ¥OPEN(予想実売価格49,800円前後)
いずれのモデルもOSはWindows 7 Home Premiumを搭載。静電容量式タッチパネル式ディスプレイで、マルチタッチにも対応する。また、IEEE802.1 b/g/nの無線LANと、Bluetooth ver.2.1+EDRに対応。同社はBluetoothキーボードなど外部機器との接続も容易であるとアピールしている。
「TW317A5」は解像度1,366×768の11.6型ワイドTFTカラー液晶を搭載。CPUはインテル AtomプロセッサーN450で、メモリは1GB。32GB SSD(Serial ATA)を内蔵する。電源はリチウムイオンポリマーバッテリーで、約5時間の連続動作が可能。インターフェースとしてUSB2基、HDMIミニ端子、ヘッドホン端子や、SD/SDHC/SDXC/MMC共用スロットも備えている。そのほか130万画素CMOSセンサー搭載webカメラを1つ搭載している。本体質量は約1.0kg。
「TW217A5」は解像度1,024×600の10.1型ワイドTFTカラー液晶を搭載。CPUはインテル AtomプロセッサーZ530で、メモリは1GB。32GB SSD(Ultra ATA/100)を内蔵する。こちらも電源はリチウムイオンポリマーバッテリーで、約6.4時間の連続動作が可能。130万画素のCMOSセンサー搭載webカメラを本体の前後にそれぞれ1基ずつ搭載しているのが特徴のひとつだ。インターフェースはヘッドホン端子、HDMIミニ端子、ディジタルディスプレイ端子のほか、SD/SDHC/MMC共用スロットも用意する。本体質量は約850g。
「TW117A4」は解像度1,024×600の10.1型ワイドTFTカラー液晶を搭載。CPUはインテル AtomプロセッサーN450で、メモリは1GB。内蔵メモリは160GB HDDとなる。本機も電源はリチウムイオンポリマーバッテリーで、約3.8時間の連続動作が可能だ。インターフェースはUSB端子2基、外部ディスプレイ出力端子、LAN端子、ヘッドホン端子、マイク端子のほか、SD/SDHC/MMC共用スロットを搭載している。130万画素CMOSセンサー搭載webカメラを1つ備えている。本体質量は約0.99g。
いずれも3軸加速度センサーを搭載、PC本体の傾きに併せて自動的に画面を回転して表示することが可能。加速度センサーは本体メニューからソフトウェア処理でロックすることも可能だ。文字入力はソフトウェアキーボードのほか、手書きパッドでの入力も用意。日本語変換システムも2種類用意している。そのほか、Adobe Flash Playerをプリインストールし、Flashの再生にも対応する。
■「真っ先に新しいことにチャレンジし、市場を作っていく」− 発表会詳報
同社は本日都内にて新製品の発表会を開催。オンキヨー(株)常務取締役 PCカンパニー社長の菅 正雄氏らが登壇した。
まず菅氏が、新製品にかける意気込みについて説明。「オンキヨーはこれまで音にこだわったオールインワンPCや家電と融合するPCなどを提案してきたが、世の中はまだ新しいものを待ち望んでいる。これだけでは市場を切り拓いていけない」と語る菅氏。「新しい技術が日本からなかなか生まれていない現状があるが、オンキヨーは真っ先に新しいことにチャレンジするベンチャー精神に溢れた試みをやっていきたい」と意気込みを説明する。
「既に市場はあるが、競争相手が少ないことをやりたい − それがスレートPCだった。コンテンツやハードは既にあるが、それを使い勝手良く変えていくことを目指す。新製品は用途別に3機種をラインナップ。Windows 7を搭載しているので既存のソフトを使えるし、USBやHDMI端子なども備えているので外部機器との接続性も高い。コンセプトは『OPEN!』。我々はツールを提供し、本機を通してさまざまな方にビジネスチャンスを作って欲しいと考えている。コンシューマーは勿論、病院での電子カルテ閲覧など法人向けにも訴求したい。また、電子書籍リーダーとしても使うことができ、ある意味電子書籍の新しい潮流を作る製品ではないかと考えている。オンキヨーはスレートPCナンバーワンメーカーを目指す。PC市場は現在1,600万台ほどだが、スレートPCがその市場をもっと大きくしてくれるだろう。今日がその最初の日だ。スレートPCと言えばオンキヨーと認知してもらえるよう、努力していきたい」と締めくくった。
以下、質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.実際に触ってみて、マルチタッチの動作が遅いと感じた。搭載OSに対してハードの処理能力が厳しいのではないか。
A.重いというのはあるかも知れない。しかし今回の3製品はスレートPCの先駆けとなるベーシックモデルという位置付け。今後周りと協力して良くしていきたい。
Q.もともとWindowsはキーボードとマウスで使うことを想定して作られているが、今回の製品はタッチやボタンで操作する。使いやすさを向上させる独自のユーティリティを開発する予定はあるのか。
A.現在、サードパーティが開発を進めているところだ。このように、周りと一丸となって、使いやすくするものを作っていきたいと考えている。それがビジネスの起爆剤にもなるだろう。
Q.メモリの増設は可能か?
A.できない。
Q.アップルのiPadと、どのように違う価値を提供できると考えるか。また、タブレットPCは過去に失敗した経緯があるが、以前と今回ではどのような点が違うのか。
A.iPadとの違いは、新製品が「オープン」であること。USBやHDMI端子などによって、外部インターフェースが使えるのは重要なファクターだ。iPadのおかげでタブレットPCというマーケットが一般の方にも知られてきたところ。本製品に対する周りの感触を見ても、引きが良いなと感じている。すでにアプリケーションソフトを持っている方が、それをスレートPCでも使いたいと思っているからだろう。
iPadとの違いをもう一点挙げれば、本製品は「PCそのもの」というところが違うし、大きな特長だと考える。
Q.Android OSを使う予定はあるか?
A.それも現在検討しているところだ。
■TW317A5 ¥OPEN(予想実売価格69,800円前後)
■TW217A5 ¥OPEN(予想実売価格59,800円前後)
■TW117A4 ¥OPEN(予想実売価格49,800円前後)
いずれのモデルもOSはWindows 7 Home Premiumを搭載。静電容量式タッチパネル式ディスプレイで、マルチタッチにも対応する。また、IEEE802.1 b/g/nの無線LANと、Bluetooth ver.2.1+EDRに対応。同社はBluetoothキーボードなど外部機器との接続も容易であるとアピールしている。
「TW317A5」は解像度1,366×768の11.6型ワイドTFTカラー液晶を搭載。CPUはインテル AtomプロセッサーN450で、メモリは1GB。32GB SSD(Serial ATA)を内蔵する。電源はリチウムイオンポリマーバッテリーで、約5時間の連続動作が可能。インターフェースとしてUSB2基、HDMIミニ端子、ヘッドホン端子や、SD/SDHC/SDXC/MMC共用スロットも備えている。そのほか130万画素CMOSセンサー搭載webカメラを1つ搭載している。本体質量は約1.0kg。
「TW217A5」は解像度1,024×600の10.1型ワイドTFTカラー液晶を搭載。CPUはインテル AtomプロセッサーZ530で、メモリは1GB。32GB SSD(Ultra ATA/100)を内蔵する。こちらも電源はリチウムイオンポリマーバッテリーで、約6.4時間の連続動作が可能。130万画素のCMOSセンサー搭載webカメラを本体の前後にそれぞれ1基ずつ搭載しているのが特徴のひとつだ。インターフェースはヘッドホン端子、HDMIミニ端子、ディジタルディスプレイ端子のほか、SD/SDHC/MMC共用スロットも用意する。本体質量は約850g。
「TW117A4」は解像度1,024×600の10.1型ワイドTFTカラー液晶を搭載。CPUはインテル AtomプロセッサーN450で、メモリは1GB。内蔵メモリは160GB HDDとなる。本機も電源はリチウムイオンポリマーバッテリーで、約3.8時間の連続動作が可能だ。インターフェースはUSB端子2基、外部ディスプレイ出力端子、LAN端子、ヘッドホン端子、マイク端子のほか、SD/SDHC/MMC共用スロットを搭載している。130万画素CMOSセンサー搭載webカメラを1つ備えている。本体質量は約0.99g。
いずれも3軸加速度センサーを搭載、PC本体の傾きに併せて自動的に画面を回転して表示することが可能。加速度センサーは本体メニューからソフトウェア処理でロックすることも可能だ。文字入力はソフトウェアキーボードのほか、手書きパッドでの入力も用意。日本語変換システムも2種類用意している。そのほか、Adobe Flash Playerをプリインストールし、Flashの再生にも対応する。
■「真っ先に新しいことにチャレンジし、市場を作っていく」− 発表会詳報
同社は本日都内にて新製品の発表会を開催。オンキヨー(株)常務取締役 PCカンパニー社長の菅 正雄氏らが登壇した。
まず菅氏が、新製品にかける意気込みについて説明。「オンキヨーはこれまで音にこだわったオールインワンPCや家電と融合するPCなどを提案してきたが、世の中はまだ新しいものを待ち望んでいる。これだけでは市場を切り拓いていけない」と語る菅氏。「新しい技術が日本からなかなか生まれていない現状があるが、オンキヨーは真っ先に新しいことにチャレンジするベンチャー精神に溢れた試みをやっていきたい」と意気込みを説明する。
「既に市場はあるが、競争相手が少ないことをやりたい − それがスレートPCだった。コンテンツやハードは既にあるが、それを使い勝手良く変えていくことを目指す。新製品は用途別に3機種をラインナップ。Windows 7を搭載しているので既存のソフトを使えるし、USBやHDMI端子なども備えているので外部機器との接続性も高い。コンセプトは『OPEN!』。我々はツールを提供し、本機を通してさまざまな方にビジネスチャンスを作って欲しいと考えている。コンシューマーは勿論、病院での電子カルテ閲覧など法人向けにも訴求したい。また、電子書籍リーダーとしても使うことができ、ある意味電子書籍の新しい潮流を作る製品ではないかと考えている。オンキヨーはスレートPCナンバーワンメーカーを目指す。PC市場は現在1,600万台ほどだが、スレートPCがその市場をもっと大きくしてくれるだろう。今日がその最初の日だ。スレートPCと言えばオンキヨーと認知してもらえるよう、努力していきたい」と締めくくった。
以下、質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.実際に触ってみて、マルチタッチの動作が遅いと感じた。搭載OSに対してハードの処理能力が厳しいのではないか。
A.重いというのはあるかも知れない。しかし今回の3製品はスレートPCの先駆けとなるベーシックモデルという位置付け。今後周りと協力して良くしていきたい。
Q.もともとWindowsはキーボードとマウスで使うことを想定して作られているが、今回の製品はタッチやボタンで操作する。使いやすさを向上させる独自のユーティリティを開発する予定はあるのか。
A.現在、サードパーティが開発を進めているところだ。このように、周りと一丸となって、使いやすくするものを作っていきたいと考えている。それがビジネスの起爆剤にもなるだろう。
Q.メモリの増設は可能か?
A.できない。
Q.アップルのiPadと、どのように違う価値を提供できると考えるか。また、タブレットPCは過去に失敗した経緯があるが、以前と今回ではどのような点が違うのか。
A.iPadとの違いは、新製品が「オープン」であること。USBやHDMI端子などによって、外部インターフェースが使えるのは重要なファクターだ。iPadのおかげでタブレットPCというマーケットが一般の方にも知られてきたところ。本製品に対する周りの感触を見ても、引きが良いなと感じている。すでにアプリケーションソフトを持っている方が、それをスレートPCでも使いたいと思っているからだろう。
iPadとの違いをもう一点挙げれば、本製品は「PCそのもの」というところが違うし、大きな特長だと考える。
Q.Android OSを使う予定はあるか?
A.それも現在検討しているところだ。