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公開日 2011/06/21 18:59
AudysseyのiPhoneドックスピーカーの詳細が明らかに − 独自技術詳細や専用アプリの使い勝手など
製品発表会を開催
既にニュースでお伝えしているとおり(関連ニュース)、Audysseyは、iPhone&iPod対応ワイヤレスBluetoothスピーカー“Audyssey South of Market Audio Dock”の販売を開始。本日、発表会を行った。
本機はデスクトップやリビングのシェルフの上などに置いて使うことを想定したドック付システムで、Audysseyブランド初のオーディオ機器。北米やヨーロッパでは昨年秋から発売していたが、このたび日本でも発売されたかたちだ。価格は39,800円(税込)。今年1月のCESでも出展されていた(関連ニュース)。4インチウーファーを2基、0.75インチトゥイーターを2基搭載し、出力は200W(全ch合計)。BluetoothのA2DP/HDPに対応し、ワイヤレス音楽再生やハンズフリー通話も行える。「A2DPの中でも高ビットレートな伝送ができるようになっており、Bluetoothでも良い音で楽しめる」(同社・森本氏)という。
大きな特徴は、Audysseyのサウンドテクノロジーを採用している点だ。
Audysseyはもともと南カリフォルニア大学(USC)のImmersive Audio Laboratoryが母体。USCの映画芸術学部の教授であり、THXの開発者であるTom Holman氏と、同大学の音響工学教授だったChris Kyriakakis氏が中心となって2002年に設立された若い会社だ(Chris氏のインタビューはこちら)。テレビや携帯電話、カーオーディオなど様々な機器に採用される音響アルゴリズムのライセンス販売を行っている。採用実績としては、全世界80のIMAXシアター、デノンやオンキヨー、マランツのAVアンプ、東芝の液晶テレビ“レグザ” “CELLレグザ”、ジャガー、ボルボなどが挙げられる。
発表会で登壇した同社・山中幹大氏は、Audysseyのサウンドテクノロジーの特徴を「再生環境上の音響的問題の除去を主眼としていること」だと語る。「デコードされたソースを再生する際、エフェクトなどを追加して音を改善する方法ではどうしても“作られた音”感が出てしまい、迫力や透明度が失われてしまう。その点、Audysseyは音響的問題を取り除くため、コンテンツを忠実に再生することができる」(山中氏)
今回発売される“Audyssey South of Market Audio Dock”には、下記テクノロジーが搭載されている。
・Audyssey EQ:独自の測定技術とチューニング技術を使い、音響環境を整える
・Audyssey BassXT:再生周波数帯域を低域方向に拡張する
・Audyssey Dynamic EQ:小さな音量でも豊かな低音再生を実現する
・Audyssey Tilt:1つのコントローラーで低域から高域まで全体の音調バランスを調節する最新技術
・Audyssey Dynamic Volume:コンテンツに合わせて音量を自動調整する。急な音量変化を防ぐことができる
・Audyssey Dynamic Voice:通話時の声を聴き取りやすくする技術。デジタル信号処理により音声を均質化氏、背景のノイズやエコーを除去する
これに加え、専用iOSアプリ(無料)でトーンコントロールの調整をおこなったり、カスタムイコライザーを作成したり、「Audyssey Dynamic Volume」のON/OFFを切り替えたりといった操作が可能だ。
カスタムイコライザーは、周波数帯域のなかに最大14点のポイントを打ち、トーンカーブを調整することができるというもの。作成したイコライザーはいくつでも保存することができる。カスタムイコライザーを適用したい場合は、「Apply」を押し、ドックに挿せばOKだ。
なお専用iOSアプリは現在英語版のみだが、近日中に日本語版もリリースする予定だという。
“Audyssey South of Market Audio Dock”は年末までに1,000〜1,500台程度の販売を目標にしている。現在はApple StoreやApple Premium Resellerのみの取り扱いだが、今後はオーディオ専門店などでの展開も予定しているとのことだ。
本機はデスクトップやリビングのシェルフの上などに置いて使うことを想定したドック付システムで、Audysseyブランド初のオーディオ機器。北米やヨーロッパでは昨年秋から発売していたが、このたび日本でも発売されたかたちだ。価格は39,800円(税込)。今年1月のCESでも出展されていた(関連ニュース)。4インチウーファーを2基、0.75インチトゥイーターを2基搭載し、出力は200W(全ch合計)。BluetoothのA2DP/HDPに対応し、ワイヤレス音楽再生やハンズフリー通話も行える。「A2DPの中でも高ビットレートな伝送ができるようになっており、Bluetoothでも良い音で楽しめる」(同社・森本氏)という。
大きな特徴は、Audysseyのサウンドテクノロジーを採用している点だ。
Audysseyはもともと南カリフォルニア大学(USC)のImmersive Audio Laboratoryが母体。USCの映画芸術学部の教授であり、THXの開発者であるTom Holman氏と、同大学の音響工学教授だったChris Kyriakakis氏が中心となって2002年に設立された若い会社だ(Chris氏のインタビューはこちら)。テレビや携帯電話、カーオーディオなど様々な機器に採用される音響アルゴリズムのライセンス販売を行っている。採用実績としては、全世界80のIMAXシアター、デノンやオンキヨー、マランツのAVアンプ、東芝の液晶テレビ“レグザ” “CELLレグザ”、ジャガー、ボルボなどが挙げられる。
発表会で登壇した同社・山中幹大氏は、Audysseyのサウンドテクノロジーの特徴を「再生環境上の音響的問題の除去を主眼としていること」だと語る。「デコードされたソースを再生する際、エフェクトなどを追加して音を改善する方法ではどうしても“作られた音”感が出てしまい、迫力や透明度が失われてしまう。その点、Audysseyは音響的問題を取り除くため、コンテンツを忠実に再生することができる」(山中氏)
今回発売される“Audyssey South of Market Audio Dock”には、下記テクノロジーが搭載されている。
・Audyssey EQ:独自の測定技術とチューニング技術を使い、音響環境を整える
・Audyssey BassXT:再生周波数帯域を低域方向に拡張する
・Audyssey Dynamic EQ:小さな音量でも豊かな低音再生を実現する
・Audyssey Tilt:1つのコントローラーで低域から高域まで全体の音調バランスを調節する最新技術
・Audyssey Dynamic Volume:コンテンツに合わせて音量を自動調整する。急な音量変化を防ぐことができる
・Audyssey Dynamic Voice:通話時の声を聴き取りやすくする技術。デジタル信号処理により音声を均質化氏、背景のノイズやエコーを除去する
これに加え、専用iOSアプリ(無料)でトーンコントロールの調整をおこなったり、カスタムイコライザーを作成したり、「Audyssey Dynamic Volume」のON/OFFを切り替えたりといった操作が可能だ。
カスタムイコライザーは、周波数帯域のなかに最大14点のポイントを打ち、トーンカーブを調整することができるというもの。作成したイコライザーはいくつでも保存することができる。カスタムイコライザーを適用したい場合は、「Apply」を押し、ドックに挿せばOKだ。
なお専用iOSアプリは現在英語版のみだが、近日中に日本語版もリリースする予定だという。
“Audyssey South of Market Audio Dock”は年末までに1,000〜1,500台程度の販売を目標にしている。現在はApple StoreやApple Premium Resellerのみの取り扱いだが、今後はオーディオ専門店などでの展開も予定しているとのことだ。