HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2011/10/29 18:50
<ヘッドホン祭>ULTRASONE「Signature PRO」公開/TDK Life on Record“プレミアムシリーズ”勢揃い
B&WやDENONの試聴展示も盛況
フジヤエービック主催のイベント「秋のヘッドホン祭2011」が10月29日、東京の「スタジアムプレイス青山」で開催された。本項ではタイムロード、イメーション、D&Mホールディングス、カナルワークスの出展レポートをお届けする。
タイムロード
タイムロードは10月19日に発表したULTRASONEのヘッドホン新製品「Signature PRO」を披露した。会場にはデモコーナーが用意され、本機2台が置かれていたが、常に長蛇の列ができるほどの盛況ぶりだった。
“Signature”シリーズは、ドイツのヘッドホンブランドであるULTRASONEが新たに立ち上げたシリーズで、フラグシップの“edition”と、“PRO”シリーズの中間に位置づけられるハイエンドシリーズだ。
第一弾製品となる「Signature PRO」は11月末から日本国内での販売が開始され、価格は99,000円(税込)になる。
音のプロフェッショナルに向けたリファレンスモデルをコンセプトにした本機は、密閉型のハウジングを採用しており、「edition9」の要素を備えながら、「S-Logic Plus」テクノロジーにより自然な広がり感を持ったサウンドに仕上げている。
ヘッドパッド、イヤーパッドにはともにソフトで耐久性の高いエチオピアンシープスキンを用いている。会場に用意されていた実機を見ると、贅沢なパーツの質感と、ブラックを基調とした落ち着いたカラーリングがマッチした贅沢な佇まいが所有欲をそそる。
ケーブルは着脱式を採用しており、金メッキ処理のNeutrikミニジャックを搭載した1.5mケーブルと、金メッキ処理のNeutrik標準プラグを搭載した3mストレートケーブルが1本ずつ付いてくる。レザー製のキャリングボックスも付属する。
もう一つの注目製品は、音展のタイムロードのブースにも置かれていた、April MusicのUSB-DAC内蔵プリアンプ「EXIMUS DP1」だ。本機は192kHz/24bit対応のDAコンバーターを内蔵し、ヘッドホンアンプ機能も搭載している。今回のイベントでは、editionシリーズなどのULTRASONEヘッドホンで音質を確かめることができた。
音展の時点では発売時期や価格が明らかにされていなかったが、本日のイベントでは、価格が税込で252,000円になることや、11月半ばに国内発売が予定されていることが明らかにされた。
イメーション
TDK Life on Recordブランドの“プレミアムシリーズ”にラインナップするイヤホン&ヘッドホンが注目を集めていた。
デュアル・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載した「TH-ECBA200BBK」(製品レビュー)は、シリーズの新しいトップエンド・イヤホンに位置づけられる。9月に発売されたシングルドライバー機の「TH-ECBA100BBK」とともに、新しいバランスド・アーマチュアのラインナップとして加わり、“プレミアムシリーズ”の魅力を牽引していく役割を担っている注目モデルだ。イベント会場に用意されたデモ機を多くの来場者が手にとって試聴していた。
リモコンマイク付きカナル型イヤホン「TH-ECSP950BBK」も注目の新製品だ。こちらはダイナミック型イヤホンをベースに、マイク搭載コントローラーを付け、iPhoneと組み合わせると音声コントロール、音声メモなども利用できる。イヤーチップには1組のコンプライフォームチップも同梱している。
カナル型イヤホンのレギュラーシリーズである“CLEF”にも、“軽いかけ心地”を実現したというイヤホン「CLEF-String」など、個性的なラインナップが揃う。本日のブースではその主力ラインナップが一堂に揃った。
「CLEF-String」は屈曲強度に優れ、軽快な取り回しを可能にした極細のシルバーアロイコードを採用した点が大きな特徴だ。さらに、巻き取ったコードのリリースがワンプッシュで行える新開発のコード長アジャスターも付属しており、ポータブルリスニング時の軽快な取り回しを可能にした。
スピーカーシリーズ“Xaランチボックス”からは、ポータブルiPodスピーカー「Xa-3602」のカラーバリエーションモデルも参考展示された。本機にはブラックとホワイトモデルが既に発売されているが、年内の発売予定でブルーとピンクのカラーバリエーションが加わる。
D&Mホールディングス
D&Mホールディングスのブースには、同社が取り扱うB&WとDENONブランドのヘッドホン/イヤホンが展示された。
特に注目度が高かった製品は、国内でも初秋に発売されたB&Wのイヤホン「C5」だ。独自の技術「マイクロ多孔質フィルター」による高音質や、ループ型のクッション「セキュアループ・デザイン」を採用した個性的なデザインなど、B&Wならではの魅力が数多く詰め込まれたイヤホンだ。また、昨年B&Wから発売されたヘッドホン「P5」の人気も相変わらず高く、多くの来場者が本機を試聴するためブースに足を止めていた。
DENONブランドからは50mm口径のドライバーを搭載した、フラグシップモデルのダイナミック型ヘッドホン「AH-D7000」が好評を博していた。DENONのブースには「AH-C710」などカナル型イヤホンのラインナップも取りそろえられていたが、「AH-D5000」「AH-D2000」をはじめとする上級ヘッドホンの人気は相変わらず高く、来場者の関心を集めていた。
カナルワークス
ユーザーの耳型を採取してつくるバランスド・アーマチュア方式のカスタムイヤホン「CW-L」シリーズを発売するカナルワークスからは、デュアルドライバーの「CW-L10」、シングルドライバーの「CW-L01P」が登場。本日のイベントに合わせて販売を開始した。
「CW-L10」は2Way デュアルBA型ドライバー搭載モデル。「元気よくロックを鳴らしきるチューニングとし、特にロックのアリーナでの臨場感をエネルギッシュに再現する」音づくりであるという。
「CW-L01P」はフルレンジのシングルドライバーを搭載したバランスド・アーマチュア方式のイヤホン。既発売の「CW-L01」からイコライザー用抵抗をなくし、新たにドライバーを見直したことで、ボーカル中心の音楽をより艶やかに聴かせるイヤホンに仕上げられている。
音展にも出展された「ポータブルマルチアンプシステム」も参考展示された。ポータブルアンプの側にはL/R各チャンネルごとにHi/Mid/Lowのマルチアンプを用意し、3ウェイのチャンネルデバイダーを内蔵。3ウェイ4ドライバー独立入力に対応するカスタムイヤホンを組み合わせるシステム。イヤホン側にはネットワーク回路を持たせずに、マルチアンプ側でHi/Mid/Lowに帯域を分けた音をそれぞれのドライバーに供給し、高品位なサウンドを再現する。
本機の商品化の予定はまだ決まっておらず、同社スタッフは「イベントに展示した際の反響などを見ながら検討したい」と語っていた。
タイムロード
タイムロードは10月19日に発表したULTRASONEのヘッドホン新製品「Signature PRO」を披露した。会場にはデモコーナーが用意され、本機2台が置かれていたが、常に長蛇の列ができるほどの盛況ぶりだった。
“Signature”シリーズは、ドイツのヘッドホンブランドであるULTRASONEが新たに立ち上げたシリーズで、フラグシップの“edition”と、“PRO”シリーズの中間に位置づけられるハイエンドシリーズだ。
第一弾製品となる「Signature PRO」は11月末から日本国内での販売が開始され、価格は99,000円(税込)になる。
音のプロフェッショナルに向けたリファレンスモデルをコンセプトにした本機は、密閉型のハウジングを採用しており、「edition9」の要素を備えながら、「S-Logic Plus」テクノロジーにより自然な広がり感を持ったサウンドに仕上げている。
ヘッドパッド、イヤーパッドにはともにソフトで耐久性の高いエチオピアンシープスキンを用いている。会場に用意されていた実機を見ると、贅沢なパーツの質感と、ブラックを基調とした落ち着いたカラーリングがマッチした贅沢な佇まいが所有欲をそそる。
ケーブルは着脱式を採用しており、金メッキ処理のNeutrikミニジャックを搭載した1.5mケーブルと、金メッキ処理のNeutrik標準プラグを搭載した3mストレートケーブルが1本ずつ付いてくる。レザー製のキャリングボックスも付属する。
もう一つの注目製品は、音展のタイムロードのブースにも置かれていた、April MusicのUSB-DAC内蔵プリアンプ「EXIMUS DP1」だ。本機は192kHz/24bit対応のDAコンバーターを内蔵し、ヘッドホンアンプ機能も搭載している。今回のイベントでは、editionシリーズなどのULTRASONEヘッドホンで音質を確かめることができた。
音展の時点では発売時期や価格が明らかにされていなかったが、本日のイベントでは、価格が税込で252,000円になることや、11月半ばに国内発売が予定されていることが明らかにされた。
イメーション
TDK Life on Recordブランドの“プレミアムシリーズ”にラインナップするイヤホン&ヘッドホンが注目を集めていた。
デュアル・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載した「TH-ECBA200BBK」(製品レビュー)は、シリーズの新しいトップエンド・イヤホンに位置づけられる。9月に発売されたシングルドライバー機の「TH-ECBA100BBK」とともに、新しいバランスド・アーマチュアのラインナップとして加わり、“プレミアムシリーズ”の魅力を牽引していく役割を担っている注目モデルだ。イベント会場に用意されたデモ機を多くの来場者が手にとって試聴していた。
リモコンマイク付きカナル型イヤホン「TH-ECSP950BBK」も注目の新製品だ。こちらはダイナミック型イヤホンをベースに、マイク搭載コントローラーを付け、iPhoneと組み合わせると音声コントロール、音声メモなども利用できる。イヤーチップには1組のコンプライフォームチップも同梱している。
カナル型イヤホンのレギュラーシリーズである“CLEF”にも、“軽いかけ心地”を実現したというイヤホン「CLEF-String」など、個性的なラインナップが揃う。本日のブースではその主力ラインナップが一堂に揃った。
「CLEF-String」は屈曲強度に優れ、軽快な取り回しを可能にした極細のシルバーアロイコードを採用した点が大きな特徴だ。さらに、巻き取ったコードのリリースがワンプッシュで行える新開発のコード長アジャスターも付属しており、ポータブルリスニング時の軽快な取り回しを可能にした。
スピーカーシリーズ“Xaランチボックス”からは、ポータブルiPodスピーカー「Xa-3602」のカラーバリエーションモデルも参考展示された。本機にはブラックとホワイトモデルが既に発売されているが、年内の発売予定でブルーとピンクのカラーバリエーションが加わる。
D&Mホールディングス
D&Mホールディングスのブースには、同社が取り扱うB&WとDENONブランドのヘッドホン/イヤホンが展示された。
特に注目度が高かった製品は、国内でも初秋に発売されたB&Wのイヤホン「C5」だ。独自の技術「マイクロ多孔質フィルター」による高音質や、ループ型のクッション「セキュアループ・デザイン」を採用した個性的なデザインなど、B&Wならではの魅力が数多く詰め込まれたイヤホンだ。また、昨年B&Wから発売されたヘッドホン「P5」の人気も相変わらず高く、多くの来場者が本機を試聴するためブースに足を止めていた。
DENONブランドからは50mm口径のドライバーを搭載した、フラグシップモデルのダイナミック型ヘッドホン「AH-D7000」が好評を博していた。DENONのブースには「AH-C710」などカナル型イヤホンのラインナップも取りそろえられていたが、「AH-D5000」「AH-D2000」をはじめとする上級ヘッドホンの人気は相変わらず高く、来場者の関心を集めていた。
カナルワークス
ユーザーの耳型を採取してつくるバランスド・アーマチュア方式のカスタムイヤホン「CW-L」シリーズを発売するカナルワークスからは、デュアルドライバーの「CW-L10」、シングルドライバーの「CW-L01P」が登場。本日のイベントに合わせて販売を開始した。
「CW-L10」は2Way デュアルBA型ドライバー搭載モデル。「元気よくロックを鳴らしきるチューニングとし、特にロックのアリーナでの臨場感をエネルギッシュに再現する」音づくりであるという。
「CW-L01P」はフルレンジのシングルドライバーを搭載したバランスド・アーマチュア方式のイヤホン。既発売の「CW-L01」からイコライザー用抵抗をなくし、新たにドライバーを見直したことで、ボーカル中心の音楽をより艶やかに聴かせるイヤホンに仕上げられている。
音展にも出展された「ポータブルマルチアンプシステム」も参考展示された。ポータブルアンプの側にはL/R各チャンネルごとにHi/Mid/Lowのマルチアンプを用意し、3ウェイのチャンネルデバイダーを内蔵。3ウェイ4ドライバー独立入力に対応するカスタムイヤホンを組み合わせるシステム。イヤホン側にはネットワーク回路を持たせずに、マルチアンプ側でHi/Mid/Lowに帯域を分けた音をそれぞれのドライバーに供給し、高品位なサウンドを再現する。
本機の商品化の予定はまだ決まっておらず、同社スタッフは「イベントに展示した際の反響などを見ながら検討したい」と語っていた。