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公開日 2012/04/09 20:28
ひかりTV、Android搭載チューナー投入でマルチデバイス化促進 − ハリウッド映画製作や音楽配信も
発表会にはAKBメンバーも登場
(株)NTTぷららは本日、同社が運営する「ひかりTV」の事業説明会を開催した。発表会では同社 代表取締役社長 板東浩二氏が登壇し、これまでの事業動向と2012年度の事業展開について説明を行った。また、会場にはアイドルグループ AKB48のメンバーも登場した。
■2011年度は過去最高の純増数。VOD視聴回数は1ヶ月あたり2,400万回に
板東氏は、2012年3月末時点でひかりTVの会員数が200万人を突破したことを紹介。「昨年上期は震災の影響などもあり、新規入会は伸び悩んだが、下期にAKB48のコント番組を開始したあたりから入会が伸び、結果的に2011年度の純増数は60万人で過去最高となった」と説明した。2012年度末時点で255万人の会員数を目指すという。
内訳は非公開だが、多チャンネルサービス利用者は全体の約半分となり、残りはVODを中心に利用しているユーザーだという。同社全体としても、ISP事業、IP電話事業、映像配信事業の中で映像配信サービスの売上比率が一番高く、板東氏は「事業の柱は映像配信になっている」とコメントしている。
ひかりTVはハイビジョン化にも力を入れており、現在は地デジ放送9chを含む73chがHD番組。また、現在約8千本の映像作品が見放題となっているVODサービスについて板東氏は、現在1ヶ月あたりのVOD視聴回数が2,400万回にのぼっていることを挙げ、「VODサービス開始当初は、“失敗するのでは”と言われたこともあったが、今では1ヶ月でこれだけの視聴回数を達成している。私たちのVODサービスは業界最大級になっていると思う」と述べた。
■マルチデバイス展開を促進 − スマホ/タブレット連携のほか、Android搭載チューナーも
続いて板東氏は2012年度の主な取り組みとして、「マルチスクリーンサービスの確立」について説明。スマートフォンやタブレットなどを含むマルチデバイスで映像コンテンツを楽しめる様々な仕組みを確立していくことが明かされた。
ひかりTVは昨年8月より、スマホやタブレット向けに見放題コンテンツの配信を開始してきたが、1Q中に見放題以外の映像作品も購入して視聴できるサービスを開始する予定だという。
さらに、スマホやタブレットにインストールした専用アプリケーションから、ひかりTVの視聴操作を行える「スマートリモコン機能」も今夏より提供を開始する。これはクラウドを介してスマホやタブレットから操作を行えるもので、スマホやタブレットに表示した配信ラインナップから視聴したい作品を選択して、テレビで再生を開始するといったようなリモコン機能のほか、視聴中の番組に関連したリアルタイムの情報をデバイス側に表示する機能などを備える。
なお、視聴コンテンツを選択する際は、デバイス側の音声認識機能と連携して音声操作を行うこともできる。専用アプリはiOS版/Android版の両方を用意する予定で、アプリ料金は無料。
さらに、昨年に実施して好評だっというプロ野球試合のTwitter連携機能を再度実施。5月後半より、ひかりTVで配信するパ・リーグの全試合でTwitter連携サービスを実施する。板東氏によれば、「昨年にサービスを実施した際は、番組視聴者全体の約25%がTwitter連携サービスを使用しており、“続けてほしい”という声が多かった」という。また、今後はプロ野球だけではなく、他の配信番組にもサービスを広げていきたいとのことだ。
また板東氏は、さらなる対応デバイスの拡充に向け、2012年下期にはタブレット端末でのダウンロードレンタル配信や、PC向けの映像配信、Android OSを搭載するひかりTVチューナーを市場に投入することを示唆した。
Android搭載チューナーは、従来の約10倍のハードウェア性能を持ち、RFでの高速レスポンスリモコンを付属。本体には8GBのストレージを内蔵し、SDカードへのコンテンツ持ち出しにも対応するという。HTML5をサポートし、各種アプリへも対応。録画番組のBD書き出し機能やスマホ連携、2番組同時録画等の機能も備えるとしている。
さらに板東氏は、「映像配信だけではなく、ゲームや音楽配信、電子書籍サービスも広げていきたい」と、今後は映像以外の分野の配信に積極的に取り組む姿勢であることも明かした。まだ構想段階とのことだが、ゲーム配信や音楽配信サービスについては、月額固定料金制で聴き放題、使い放題といったスタイルを想定しているという。
■レコメンド/レビュー/レーティング機能追加 − ショッピングのUIも改善
現サービスにおいては、機能性・操作性向上を目的に、ビデオサービスにレコメンド/レビュー/レーティングの各機能が4月中に追加される。
レコメンド機能は、作品のタイトルや紹介文のキーワードをもとに、関連するビデオ作品が自動で5タイトル抽出され、作品ページの下部に表示される。
レビュー機能は、ビデオサービスで提供される作品にユーザーが評価やコメントを掲載できる機能。PCやスマホ/タブレットのひかりTVサービスサイトから作品についてコメントを書き込むことができ、他のユーザーが視聴作品を選ぶときの参考にすることができる。なお「投稿されたコメントは、ひかりTV側で内容を確認してから反映する」(同社説明員)とのことで、書き込みはリアルタイムには反映しない。
レーティング機能は、作品に☆印で採点できる機能で、テレビのUIからリモコンを使って採点できるほか、レビュー機能のコメント画面から一緒に採点することもできる。
さらに4月23日より「ひかりTVショッピング」のUIも改善される。これまでBMLを採用していた画面をHTML化することにより、動作と操作性を向上させる。また、ひかりTVの会員数が200万人を突破した記念セールも同日より開始する。
■2011年度は過去最高の純増数。VOD視聴回数は1ヶ月あたり2,400万回に
板東氏は、2012年3月末時点でひかりTVの会員数が200万人を突破したことを紹介。「昨年上期は震災の影響などもあり、新規入会は伸び悩んだが、下期にAKB48のコント番組を開始したあたりから入会が伸び、結果的に2011年度の純増数は60万人で過去最高となった」と説明した。2012年度末時点で255万人の会員数を目指すという。
内訳は非公開だが、多チャンネルサービス利用者は全体の約半分となり、残りはVODを中心に利用しているユーザーだという。同社全体としても、ISP事業、IP電話事業、映像配信事業の中で映像配信サービスの売上比率が一番高く、板東氏は「事業の柱は映像配信になっている」とコメントしている。
ひかりTVはハイビジョン化にも力を入れており、現在は地デジ放送9chを含む73chがHD番組。また、現在約8千本の映像作品が見放題となっているVODサービスについて板東氏は、現在1ヶ月あたりのVOD視聴回数が2,400万回にのぼっていることを挙げ、「VODサービス開始当初は、“失敗するのでは”と言われたこともあったが、今では1ヶ月でこれだけの視聴回数を達成している。私たちのVODサービスは業界最大級になっていると思う」と述べた。
■マルチデバイス展開を促進 − スマホ/タブレット連携のほか、Android搭載チューナーも
続いて板東氏は2012年度の主な取り組みとして、「マルチスクリーンサービスの確立」について説明。スマートフォンやタブレットなどを含むマルチデバイスで映像コンテンツを楽しめる様々な仕組みを確立していくことが明かされた。
ひかりTVは昨年8月より、スマホやタブレット向けに見放題コンテンツの配信を開始してきたが、1Q中に見放題以外の映像作品も購入して視聴できるサービスを開始する予定だという。
さらに、スマホやタブレットにインストールした専用アプリケーションから、ひかりTVの視聴操作を行える「スマートリモコン機能」も今夏より提供を開始する。これはクラウドを介してスマホやタブレットから操作を行えるもので、スマホやタブレットに表示した配信ラインナップから視聴したい作品を選択して、テレビで再生を開始するといったようなリモコン機能のほか、視聴中の番組に関連したリアルタイムの情報をデバイス側に表示する機能などを備える。
なお、視聴コンテンツを選択する際は、デバイス側の音声認識機能と連携して音声操作を行うこともできる。専用アプリはiOS版/Android版の両方を用意する予定で、アプリ料金は無料。
さらに、昨年に実施して好評だっというプロ野球試合のTwitter連携機能を再度実施。5月後半より、ひかりTVで配信するパ・リーグの全試合でTwitter連携サービスを実施する。板東氏によれば、「昨年にサービスを実施した際は、番組視聴者全体の約25%がTwitter連携サービスを使用しており、“続けてほしい”という声が多かった」という。また、今後はプロ野球だけではなく、他の配信番組にもサービスを広げていきたいとのことだ。
また板東氏は、さらなる対応デバイスの拡充に向け、2012年下期にはタブレット端末でのダウンロードレンタル配信や、PC向けの映像配信、Android OSを搭載するひかりTVチューナーを市場に投入することを示唆した。
Android搭載チューナーは、従来の約10倍のハードウェア性能を持ち、RFでの高速レスポンスリモコンを付属。本体には8GBのストレージを内蔵し、SDカードへのコンテンツ持ち出しにも対応するという。HTML5をサポートし、各種アプリへも対応。録画番組のBD書き出し機能やスマホ連携、2番組同時録画等の機能も備えるとしている。
さらに板東氏は、「映像配信だけではなく、ゲームや音楽配信、電子書籍サービスも広げていきたい」と、今後は映像以外の分野の配信に積極的に取り組む姿勢であることも明かした。まだ構想段階とのことだが、ゲーム配信や音楽配信サービスについては、月額固定料金制で聴き放題、使い放題といったスタイルを想定しているという。
■レコメンド/レビュー/レーティング機能追加 − ショッピングのUIも改善
現サービスにおいては、機能性・操作性向上を目的に、ビデオサービスにレコメンド/レビュー/レーティングの各機能が4月中に追加される。
レコメンド機能は、作品のタイトルや紹介文のキーワードをもとに、関連するビデオ作品が自動で5タイトル抽出され、作品ページの下部に表示される。
レビュー機能は、ビデオサービスで提供される作品にユーザーが評価やコメントを掲載できる機能。PCやスマホ/タブレットのひかりTVサービスサイトから作品についてコメントを書き込むことができ、他のユーザーが視聴作品を選ぶときの参考にすることができる。なお「投稿されたコメントは、ひかりTV側で内容を確認してから反映する」(同社説明員)とのことで、書き込みはリアルタイムには反映しない。
レーティング機能は、作品に☆印で採点できる機能で、テレビのUIからリモコンを使って採点できるほか、レビュー機能のコメント画面から一緒に採点することもできる。
さらに4月23日より「ひかりTVショッピング」のUIも改善される。これまでBMLを採用していた画面をHTML化することにより、動作と操作性を向上させる。また、ひかりTVの会員数が200万人を突破した記念セールも同日より開始する。
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