HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2012/10/17 13:00
パナソニック、バランス出力装備で192/24対応の“プレミアムDIGA”「DMR-BZT9300」
超弩級BDレコーダーがさらに進化
パナソニックは、BDレコーダーの最上位機種となる“プレミアムDIGA”「DMR-BZT9300」を11月20日に発売する。価格はオープンだが、40万円前後での販売が予想される。
本機は2011年秋に発売されたプレミアムモデル「DMR-BZT9000」(関連ニュース)の後継機。地上/BS/110度CSデジタルチューナーは3系統で、スカパー!プレミアムサービスとあわせて4番組同時録画が可能。内蔵HDDの容量は3TB。USB-HDDへの録画にも対応し、最大8台のUSB-HDDが登録可能。Blu-ray 3Dの再生、BDXLの録画・再生なども行える。
今春発売の「DMR-BZT920」(関連ニュース)から搭載されたWi-Fiアクセスポイント機能「シンプルWi-Fi」も踏襲。インターネット回線契約やルーターを所有していなくても、本機を使って手軽に「お部屋ジャンプリンク」機能が利用できる。接続機器は8台まで登録可能。WPSによる簡単接続や「Wi-Fi Direct」も利用できる。
独自のシステムLSIを進化させた「新ユニフィエ」を搭載し、昨年発売のBZT9000からさらにグラフィック性能や快適な操作性を高めた。高画質4Kアップコンバートや、ハイレゾオーディオ対応は、DIGAのプレミアムモデルである本機だけの大きな特徴となる。
また、外出先から遠隔録画予約ができる「ディモーラ」や、ディーガで録画した番組の検索や見たいシーンからの再生ができる「ミモーラ」にも対応している。
■進化したシステムLSI「新ユニフィエ」搭載
本機は第3世代となるシステムLSI「ユニフィエ」新バージョンを搭載。CPUの速度は1GHz×2で、従来のものは500MHz×2だったため、2倍に高速化した。グラフィック性能もクロック数が1.5倍に高速化され、3D/2Dともにグラフィック性能が大幅にアップした。搭載するデコーダー/エンコーダーの数は従来モデルの2基から、本機では3基へと増やしている。
このように基本スペックが高まったことで、高速レスポンスの操作性を実現。複数の検索条件を組み合わせて、番組表や録画済み番組の中から見たい番組がすぐに検索できる「スマート検索」機能を搭載した。「録画モード変換ダビング」の処理速度は同社従来機「DMR-BZT820」との比較で約3倍に高速化、ダビング時間を大きく短縮した。また長時間録画は3番組同時/15倍長時間録画に対応。さらに後述する「お部屋ジャンプリンク」の2ストリーム同時配信も可能にした。
便利な録画機能には「かんたんおまかせ録画」を追加。ユーザーが「映画」「韓流ドラマ」など任意のカテゴリーを「6件」まで登録でき、登録したカテゴリーに合致する番組を、レコーダーが毎日検索して自動で録画する機能。
「スマート検索」は、番組表/録画一覧/放送視聴の表示時にリモコンの「検索」ボタンを押すと専用の画面が表示される。ユーザーは任意の検索条件を設定すれば、見たい・録りたい番組を簡単に探し出すことができる。検索速度が非常に高速なことも特長。検索条件のキーワードは同社のインターネットサービス「ディモーラ」から自動抽出される。また「ミモーラ」にも対応している。
最上位機のBZT9300をはじめ、12年秋モデルのうち3機種が「お部屋ジャンプリンク」の2ストリーム同時配信に初対応した。ディーガ本体で再生・2番組同時録画が同時に行われている場合は行えないなど、動作条件に細かな制限はあるものの、複数番組の録画実行中、または録画済みコンテンツやBDディスクの再生中にも、最大2ストリームの録画番組/放送番組の配信を同時に実行できる。
本体背面には2基のUSB端子を搭載、上下に並ぶ2基の端子は、上側がUSB3.0、下側がUSB2.0対応となり、USB3.0対応のUSB-HDDを接続すれば、1つのHDDに最大3番組の同時録画が行える。もちろんDR/AVC長時間モード録画の両方をサポート。BDディスクへの直接ダビングも可能だ。
■画質の基本性能を向上
「新ユニフィエ」のLSIには、“第7世代目”となった「高精度マルチタップフィルタ」を搭載。BDディスクから読み出したデータをデコード、「4:2:0フォーマット」の映像信号をI/P変換し、プログレッシブ化された「4:2:0」信号に対してマルチタップのクロマアップサンプリング処理を施し、「4:4:4」表示フォーマットにしてHDMI出力する。新LSIでは質感と立体感をさらに向上させた。
AVC録画画質も向上した。「4:2:0ダイレクトエンコード方式」は春モデルのBZT920に搭載されたアルゴリズムから“第2世代”へと進化。前処理を改善したダイレクトエンコードに、ノイズ処理チューニングを施して、より自然で情報量の豊富な映像を実現している。
「HDオプティマイザー」もモスキートノイズ除去エンジンを刷新。映像ターゲットのエッジ周辺に発生しがちなモスキートノイズがより正確に除去可能となった。またアップコンバートされたHD映像信号から、ドット妨害(輝度ノイズ)、クロスカラー(色ノイズ)を抽出して、正確に除去できる機能も備える。
画質モードはユーザーが使用するディスプレイや、視聴する映像のコンテンツに合わせて幅広く搭載。新設の「プロジェクターモード」では、本機にプロジェクターを組み合わせた際、レンズやスクリーンによる光の拡散効果を補正しながら、最適な映像を楽しめる。映像ジャンルでは音楽ライブを臨場感豊かに再現する「ライブモード」が新設されたほか、フィルムの質感を階調豊かに再現する「シネマモード」、セル画からデジタルアニメまでクリアに再現する「アニメモード」は、ジャンルに合わせた最適化を行うことで、画質をさらに向上させている。
■「4Kダイレクトクロマアップコンバート」機能を搭載
一般的な4Kアップコンバートは、2KのフルHD信号時に色情報を補間してから4Kへアップコンバートを行うため、クロマ処理が合計3回発生する。本機に搭載された「4Kダイレクトクロマアップコンバート」機能では、2K領域で色補間を行わず、クロマ処理を1度だけ行って、ダイレクトに4Kアップコンバートを行う。このため、4:2:0フォーマットの記録情報を最大限に活かしつつ、4:4:4フォーマットの4K出力信号として最適な処理を行えるのが特徴だ。
SD画質の映像をHDに変換する「超解像アップコンバート」も4K対応となった。同じく4K対応となった「ディティールクラリティプロセッサー for BD」との掛け合わせで、輝度信号と色信号を画素単位で分析/補正でき、より高精細な4K/24p映像をHDMIから出力する。なお、本機ではデジタル放送の視聴時を除き、BD/DVDのコンテンツやHDDに録画したHD放送の番組など、1080/60iで記録された映画素材を4K/24pにアップコンバートして出力することが可能だ。
■オーディオはネットワーク&ハイレゾ対応
本格的なネットワークオーディオ再生、ハイレゾオーディオファイル再生機能を備えた点も、新しいDIGAのフラグシップである本機の特徴だ。
本体には旭化成エレクトロニクスの192kHz/32bit対応DACチップ「AK4390」を搭載。LR独立の完全バランス伝送回路を採用し、本機からDIGAシリーズとして初めて搭載したバランス出力端子経由で、高品位なオーディオ信号をにアンプに送り出すことができる。オペアンプはLR独立で新日本無線の「NJM2114」を採用。バランス出力端子はNEUTRIK製。デジタル音声出力は192kHz/24bit対応の同軸/光出力端子を備える。
DLNA対応のDMP(デジタルメディアプレーヤー)、DMR(デジタルメディアレンダラー)機能を搭載し、DLNAネットワーク経由での音楽ストリーミング再生が行える。DLNA対応のNASやPCに保存したFLAC/WAV/AAC/MP3/WMA形式のオーディオファイル再生が可能だ。なお、FLAC/WAVは最大192kHz/24bit/2ch対応。FLACは96kHZ/24bit/5.1chファイルの再生も行える。
本機とAVアンプをHDMI接続した際に、より高精度な音楽再生を可能にする「HDMI 低クロックジッタシステム」も採用。本機側から伝送クロックとパラメータをアンプに送り、アンプ側でオーディオクロックを生成。低ジッタPLLを導入し、クロック経路も見直しを図ったことで、さらにジッターを押さえ込んだサウンドを実現している。
アナログ映像出力を使用しない場合にアナログ映像回路を停止させる「ハイクラリティサウンド」もVer.3に進化している。また従来機種から定評のある「シアターモード」も同じくVer.3に進化した。同社ではこの二つの機能をあわせ、「新インテリジェントローノイズシステム」として訴求している。映画再生時や音楽再生時などの動作状況に合わせ、デジタルインターフェースや音声出力部など、回路動作の停止を適応的に行える。なおこの新インテリジェントローノイズシステムはネットワークオーディオ再生時にも利用できる。
圧縮音声を高品位に再現する「リ.マスター」回路は最大192kHz対応を実現。ディスク系、音楽ファイル系コンテンツの再生時だけでなく、テレビ放送のライブ視聴コンテンツにも効果を発揮する。またハイエンドオーディオシステムに最適化した「リ.マスター 弱」モードも追加。32bit演算処理は、エリアジングノイズを約10dB改善。「真空管サウンド」も最大192kHz/32bit対応になった。
その他、高周波特性に優れた小型・高性能なパーツ群を採用。コンデンサーは電源系・信号系ともに高品位なパーツを選択。LANコモンモードフィルターを新たに配置した。電源回路には新たに200V/20Aのショットキーバリアダイオードを採用。電源ケーブルのインレットは2芯から3芯にグレードアップしている。本体底部にはセラミックインシュレーターを備える。
HDMI出力端子は前機種同様に2系統(MAIN/SUB)を備え、SUB側は音声専用出力に設定可能。端子は金メッキ処理。
■写真編集機能も搭載
レコーダーに保存した写真データを簡単に編集するための機能も充実する。新機能の「おまかせクリップ」は、静止画像から3ステップで簡単にショートムービーが作れる機能。ユーザーはテンプレートを選んで、写真フォルダーの中から任意のファイルを選ぶだけでショートムービー作成が行える。
「動くアルバムメーカー」は、撮影した写真とムービーに、テンプレートを選んで動画付スライドショーを手軽に作れる機能。タイトル文字のデコレーションや、任意の楽曲をBGMに設定することも可能だ。
■リモコンは「新ホイールパッドリモコン」を採用
付属リモコンはRF方式の無線リモコンを採用。十字カーソル部をホイールパッド部と分離し、ボタン化した「新ホイールパッドリモコン」を同梱する。ホイールパッドは押し込むと「決定」、フリックで「ページ切換」、表側をジョグダイアルのように回転しながらなぞると、高速上下スクロールや再生中の特再操作が可能になる。
【問い合わせ先】
DIGA ご相談窓口
TEL/0120-878-982
本機は2011年秋に発売されたプレミアムモデル「DMR-BZT9000」(関連ニュース)の後継機。地上/BS/110度CSデジタルチューナーは3系統で、スカパー!プレミアムサービスとあわせて4番組同時録画が可能。内蔵HDDの容量は3TB。USB-HDDへの録画にも対応し、最大8台のUSB-HDDが登録可能。Blu-ray 3Dの再生、BDXLの録画・再生なども行える。
今春発売の「DMR-BZT920」(関連ニュース)から搭載されたWi-Fiアクセスポイント機能「シンプルWi-Fi」も踏襲。インターネット回線契約やルーターを所有していなくても、本機を使って手軽に「お部屋ジャンプリンク」機能が利用できる。接続機器は8台まで登録可能。WPSによる簡単接続や「Wi-Fi Direct」も利用できる。
独自のシステムLSIを進化させた「新ユニフィエ」を搭載し、昨年発売のBZT9000からさらにグラフィック性能や快適な操作性を高めた。高画質4Kアップコンバートや、ハイレゾオーディオ対応は、DIGAのプレミアムモデルである本機だけの大きな特徴となる。
また、外出先から遠隔録画予約ができる「ディモーラ」や、ディーガで録画した番組の検索や見たいシーンからの再生ができる「ミモーラ」にも対応している。
■進化したシステムLSI「新ユニフィエ」搭載
本機は第3世代となるシステムLSI「ユニフィエ」新バージョンを搭載。CPUの速度は1GHz×2で、従来のものは500MHz×2だったため、2倍に高速化した。グラフィック性能もクロック数が1.5倍に高速化され、3D/2Dともにグラフィック性能が大幅にアップした。搭載するデコーダー/エンコーダーの数は従来モデルの2基から、本機では3基へと増やしている。
このように基本スペックが高まったことで、高速レスポンスの操作性を実現。複数の検索条件を組み合わせて、番組表や録画済み番組の中から見たい番組がすぐに検索できる「スマート検索」機能を搭載した。「録画モード変換ダビング」の処理速度は同社従来機「DMR-BZT820」との比較で約3倍に高速化、ダビング時間を大きく短縮した。また長時間録画は3番組同時/15倍長時間録画に対応。さらに後述する「お部屋ジャンプリンク」の2ストリーム同時配信も可能にした。
便利な録画機能には「かんたんおまかせ録画」を追加。ユーザーが「映画」「韓流ドラマ」など任意のカテゴリーを「6件」まで登録でき、登録したカテゴリーに合致する番組を、レコーダーが毎日検索して自動で録画する機能。
「スマート検索」は、番組表/録画一覧/放送視聴の表示時にリモコンの「検索」ボタンを押すと専用の画面が表示される。ユーザーは任意の検索条件を設定すれば、見たい・録りたい番組を簡単に探し出すことができる。検索速度が非常に高速なことも特長。検索条件のキーワードは同社のインターネットサービス「ディモーラ」から自動抽出される。また「ミモーラ」にも対応している。
最上位機のBZT9300をはじめ、12年秋モデルのうち3機種が「お部屋ジャンプリンク」の2ストリーム同時配信に初対応した。ディーガ本体で再生・2番組同時録画が同時に行われている場合は行えないなど、動作条件に細かな制限はあるものの、複数番組の録画実行中、または録画済みコンテンツやBDディスクの再生中にも、最大2ストリームの録画番組/放送番組の配信を同時に実行できる。
本体背面には2基のUSB端子を搭載、上下に並ぶ2基の端子は、上側がUSB3.0、下側がUSB2.0対応となり、USB3.0対応のUSB-HDDを接続すれば、1つのHDDに最大3番組の同時録画が行える。もちろんDR/AVC長時間モード録画の両方をサポート。BDディスクへの直接ダビングも可能だ。
■画質の基本性能を向上
「新ユニフィエ」のLSIには、“第7世代目”となった「高精度マルチタップフィルタ」を搭載。BDディスクから読み出したデータをデコード、「4:2:0フォーマット」の映像信号をI/P変換し、プログレッシブ化された「4:2:0」信号に対してマルチタップのクロマアップサンプリング処理を施し、「4:4:4」表示フォーマットにしてHDMI出力する。新LSIでは質感と立体感をさらに向上させた。
AVC録画画質も向上した。「4:2:0ダイレクトエンコード方式」は春モデルのBZT920に搭載されたアルゴリズムから“第2世代”へと進化。前処理を改善したダイレクトエンコードに、ノイズ処理チューニングを施して、より自然で情報量の豊富な映像を実現している。
「HDオプティマイザー」もモスキートノイズ除去エンジンを刷新。映像ターゲットのエッジ周辺に発生しがちなモスキートノイズがより正確に除去可能となった。またアップコンバートされたHD映像信号から、ドット妨害(輝度ノイズ)、クロスカラー(色ノイズ)を抽出して、正確に除去できる機能も備える。
画質モードはユーザーが使用するディスプレイや、視聴する映像のコンテンツに合わせて幅広く搭載。新設の「プロジェクターモード」では、本機にプロジェクターを組み合わせた際、レンズやスクリーンによる光の拡散効果を補正しながら、最適な映像を楽しめる。映像ジャンルでは音楽ライブを臨場感豊かに再現する「ライブモード」が新設されたほか、フィルムの質感を階調豊かに再現する「シネマモード」、セル画からデジタルアニメまでクリアに再現する「アニメモード」は、ジャンルに合わせた最適化を行うことで、画質をさらに向上させている。
■「4Kダイレクトクロマアップコンバート」機能を搭載
一般的な4Kアップコンバートは、2KのフルHD信号時に色情報を補間してから4Kへアップコンバートを行うため、クロマ処理が合計3回発生する。本機に搭載された「4Kダイレクトクロマアップコンバート」機能では、2K領域で色補間を行わず、クロマ処理を1度だけ行って、ダイレクトに4Kアップコンバートを行う。このため、4:2:0フォーマットの記録情報を最大限に活かしつつ、4:4:4フォーマットの4K出力信号として最適な処理を行えるのが特徴だ。
SD画質の映像をHDに変換する「超解像アップコンバート」も4K対応となった。同じく4K対応となった「ディティールクラリティプロセッサー for BD」との掛け合わせで、輝度信号と色信号を画素単位で分析/補正でき、より高精細な4K/24p映像をHDMIから出力する。なお、本機ではデジタル放送の視聴時を除き、BD/DVDのコンテンツやHDDに録画したHD放送の番組など、1080/60iで記録された映画素材を4K/24pにアップコンバートして出力することが可能だ。
■オーディオはネットワーク&ハイレゾ対応
本格的なネットワークオーディオ再生、ハイレゾオーディオファイル再生機能を備えた点も、新しいDIGAのフラグシップである本機の特徴だ。
本体には旭化成エレクトロニクスの192kHz/32bit対応DACチップ「AK4390」を搭載。LR独立の完全バランス伝送回路を採用し、本機からDIGAシリーズとして初めて搭載したバランス出力端子経由で、高品位なオーディオ信号をにアンプに送り出すことができる。オペアンプはLR独立で新日本無線の「NJM2114」を採用。バランス出力端子はNEUTRIK製。デジタル音声出力は192kHz/24bit対応の同軸/光出力端子を備える。
DLNA対応のDMP(デジタルメディアプレーヤー)、DMR(デジタルメディアレンダラー)機能を搭載し、DLNAネットワーク経由での音楽ストリーミング再生が行える。DLNA対応のNASやPCに保存したFLAC/WAV/AAC/MP3/WMA形式のオーディオファイル再生が可能だ。なお、FLAC/WAVは最大192kHz/24bit/2ch対応。FLACは96kHZ/24bit/5.1chファイルの再生も行える。
本機とAVアンプをHDMI接続した際に、より高精度な音楽再生を可能にする「HDMI 低クロックジッタシステム」も採用。本機側から伝送クロックとパラメータをアンプに送り、アンプ側でオーディオクロックを生成。低ジッタPLLを導入し、クロック経路も見直しを図ったことで、さらにジッターを押さえ込んだサウンドを実現している。
アナログ映像出力を使用しない場合にアナログ映像回路を停止させる「ハイクラリティサウンド」もVer.3に進化している。また従来機種から定評のある「シアターモード」も同じくVer.3に進化した。同社ではこの二つの機能をあわせ、「新インテリジェントローノイズシステム」として訴求している。映画再生時や音楽再生時などの動作状況に合わせ、デジタルインターフェースや音声出力部など、回路動作の停止を適応的に行える。なおこの新インテリジェントローノイズシステムはネットワークオーディオ再生時にも利用できる。
圧縮音声を高品位に再現する「リ.マスター」回路は最大192kHz対応を実現。ディスク系、音楽ファイル系コンテンツの再生時だけでなく、テレビ放送のライブ視聴コンテンツにも効果を発揮する。またハイエンドオーディオシステムに最適化した「リ.マスター 弱」モードも追加。32bit演算処理は、エリアジングノイズを約10dB改善。「真空管サウンド」も最大192kHz/32bit対応になった。
その他、高周波特性に優れた小型・高性能なパーツ群を採用。コンデンサーは電源系・信号系ともに高品位なパーツを選択。LANコモンモードフィルターを新たに配置した。電源回路には新たに200V/20Aのショットキーバリアダイオードを採用。電源ケーブルのインレットは2芯から3芯にグレードアップしている。本体底部にはセラミックインシュレーターを備える。
HDMI出力端子は前機種同様に2系統(MAIN/SUB)を備え、SUB側は音声専用出力に設定可能。端子は金メッキ処理。
■写真編集機能も搭載
レコーダーに保存した写真データを簡単に編集するための機能も充実する。新機能の「おまかせクリップ」は、静止画像から3ステップで簡単にショートムービーが作れる機能。ユーザーはテンプレートを選んで、写真フォルダーの中から任意のファイルを選ぶだけでショートムービー作成が行える。
「動くアルバムメーカー」は、撮影した写真とムービーに、テンプレートを選んで動画付スライドショーを手軽に作れる機能。タイトル文字のデコレーションや、任意の楽曲をBGMに設定することも可能だ。
■リモコンは「新ホイールパッドリモコン」を採用
付属リモコンはRF方式の無線リモコンを採用。十字カーソル部をホイールパッド部と分離し、ボタン化した「新ホイールパッドリモコン」を同梱する。ホイールパッドは押し込むと「決定」、フリックで「ページ切換」、表側をジョグダイアルのように回転しながらなぞると、高速上下スクロールや再生中の特再操作が可能になる。
【問い合わせ先】
DIGA ご相談窓口
TEL/0120-878-982
関連リンク
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-BZT9300
- 発売日2012年11月20日
- 価格¥OPEN(予想実売価格400,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:3TB ●デジタルチューナー数:3 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、バランス音声出力×1、光デジタル音声出力×1、同軸デジタル音声出力×1、HDMI映像・音声出力×2、iLINK端子×1系統2端子、USB×2(USB2.0×2、USB3.0×1)、LAN端子×1 ●SDカードスロット:1系統 ●消費電力:約28W ●外形寸法:438W×77H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:約7.7kg