• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/01/22 17:22

ドコモ、「SmartTV dstick」発表 − スマホ向け「dマーケット」がテレビで楽しめるアダプタ

スマホとホームAVの連携強化を宣言
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
NTTドコモは13年春から発売するスマートフォン/タブレット新製品の発表会を開催(関連ニュース)。スマートフォンとホームAV機器の連携提案強化を宣言するとともに、テレビ向けストリーミングアダプタ「SmartTV dstick」などを発表した。

本日都内で開催された記者発表会には(株)NTTドコモ 代表取締役社長の加藤薫氏が登壇し、1月下旬から販売がスタートする2013年春モデルのスマートフォン・タブレット、ならびにモバイル&ホーム向けの新しいコンテンツサービスを紹介した。

NTTドコモではスマートフォンとオーディオビジュアルを中心としたホーム用ネットワーク対応機器との連携提案をさらに強化していくため、「ドコモ スマートホーム」のコンセプトのもと、ホームネットワークをベースにスマートフォンのコンテンツを家庭で楽しむためのサービス、ならびに録画機などに保存したコンテンツをスマートフォンで楽しむためのサービスを充実させていく。


「ドコモ スマートホーム」を発表。スマホとAVの連携サービスなどを充実させていく
その取り組みの第一弾として、ドコモがスマートフォン向けに展開する「dマーケット」を楽しむための2つの新製品「SmartTV dstick」と「dtab」が発表された。


第一弾の戦略として発表された「dtab」と「SmartTV dstick」
本項では「SmartTV dstick」の詳細をお伝えする。

「SmartTV dstick」は、本体をテレビのHDMI端子に接続し、WiFiネットワークにつないでドコモのスマートフォン向け「dマーケット」の映画やアニメ、音楽コンテンツをテレビで楽しむためのストリーミングアダプタ。


「SmartTV dstick」は少し大きめのUSBスティックメモリーほどのサイズ

「dマーケット」のサービスの一部などが楽しめる
発売はドコモオンラインショップで3月以降に開始され、価格は8,925円(税込)を予定している。本機で「dマーケット」のコンテンツを楽しむために追加の回線契約は不要だが、ドコモのspモードを契約している回線のdocomo IDが必要になる。

dstickの本体

なお本製品の魅力をプロモーションするため、ドコモでは抽選で合計7万人に製品を無料で提供するキャンペーンも実施する。


dstickコンテンツのメインメニュー
「dstick」本体にはテレビに接続するためのHDMI端子と、本体に給電を行うためのUSB端子が備わる。電源はテレビのUSB端子から給電できるが、別売のACアダプターを購入すればアダプター経由でも給電が可能。

バッテリーはUSB経由で供給する

家庭のネットワークにはWiFiで接続するため、固定用ブロードバンド回線のWiFi環境が必要。なおコンテンツの視聴を快適に楽しむため、ドコモでは平均2Mbps程度の通信環境を推奨している。

コンテンツの再生など、本機の操作はスマートフォン向けアプリ「dstickリモコン」で行う。2011年冬春モデル以降のAndroid 2.3以上を搭載するドコモのスマートフォンで利用でき、順次タブレットにも拡大を予定している。アプリはGoogle Playストアから無料でダウンロードが可能だ。


「dstickリモコン」アプリのアイコン(一覧右上)
なお「dstickリモコン」からは「dビデオ」などコンテンツの再生コントロールやボリューム操作、テレビの電源ON/OFF操作などが行える。「dマーケット」などネットワークコンテンツのストリーミング再生は「dstick」本体で行うため、コンテンツの再生中はスマートフォン側でリモコンアプリを終了して、他のメールやWebブラウジングなどの操作が行える。

接続しているテレビの電源操作も可能

本機をテレビとネットワークにつなぐことで、スマホ向け「dマーケット」のコンテンツから、国内外の映画やドラマ、アニメ、音楽、カラオケ、BeeTVなど約7,000タイトル、57,000コンテンツを揃える「dビデオ」や、人気アニメ作品を約200タイトル、4,000話以上提供する「dアニメストア」、全50番組の音楽配信チャンネル「dヒッツ」が楽しめる。


「dビデオ」や「dアニメストア」「dヒッツ」に対応
なお、ドコモでは「dマーケット」の各ストアのサービスを、よりドコモのサービスとしてわかりやすく伝えるため、1月30日に一部ストアの名称の頭文字に“d”を付け、ロゴも変更する。これにより「VIDEOストア」は「dビデオ」に、「アニメストア」は「dアニメストア」、「MUSICストア セレクション」は「dヒッツ」、「MUSICストア」は「dミュージック」、「BOOKストア」は「dブック」などにそれぞれ変更される。

「dstick」で楽しめる「dマーケット」のコンテンツは、発売当初は「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」の3つになるが、同社では近く「dミュージック」や「dブック」などにも対象サービスを拡大していくことを検討しているという(NTTドコモ 展示スタッフ談)。

「dstick」はまた、DLNAのDMP(デジタルメディアプレーヤー)、DMR(デジタルメディアレンダラー)機能も内蔵しており、ホームネットワーク上にあるPCやスマートフォフォンに保存した動画や音楽のネットワーク再生も行える。DTCP-IPはサポートしていない。ネットワーク上のコンテンツ再生操作も「dstickリモコン」アプリから行う。

ほかにもYouTube動画の再生も楽しめる。YouTube動画の再生は専用ブラウザーから行うかたちとなり、本機で通常のWebブラウジングは行えない。

「SmartPlay by Twonky」のメニュー

YouTube動画も再生可能


リモコンアプリからYouTubeの動画検索が行える
NTTドコモでは「ドコモ スマートホーム」のサービスを快適に楽しむためのWiFi環境をより多くのユーザーに提供するため、無線LANルーターのレンタル提供を3月1日から開始する予定だ。

製品はドコモ指定のパケット定額サービス、またはデータ通信専用プランの契約ユーザーであれば無料で利用でき、それ以外のユーザーには月額315円で提供する。ホワイト/ブラック/レッド/ブルーの4色バリエーションが用意される。レンタル期間は2年間で、途中解約も可能。ドコモショップ、または専用Webサイト、電話で申し込みを受け付ける。

無線LANルーターのレンタルも行う

無線LANルーターは全4色

同社社長の加藤氏は「ドコモ スマートホーム」の取り組みについて、「当社ではスマートフォンの先にある新しい世界を広げていくことを目指している。新生活をスタートさせる方々の多い季節がやってくるが、ぜひ当社をパートナーとして選んで欲しい。今後も新しいサービスをどんどん提案していきたい」と宣言した。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX