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公開日 2013/04/02 00:18
サイバーリンク、4K&BDアップコン対応のメディアプレーヤーソフト「PowerDVD 13」
Windows 8のタッチUIにも対応
サイバーリンク(株)は、4K映像の再生に対応し、Blu-rayやHDコンテンツのアップコンバート再生機能「TrueTheater HD」を搭載したPC用メディアプレーヤーソフト「PoweDVD 13」を発表した。
ダウンロード版はサイバーリンクのオンラインサイトから4月2日に提供が開始される。ラインナップは下記の通り。なお「Ultra」は全ての再生機能を備える最上位エディション、「Pro」は標準Blu-ray/DVD再生対応エディション。「Deluxe」は標準DVDとビデオファイル再生に限定した簡易版で、国内はダウンロード版のみ販売される。
・PowerDVD 13 Ultra/¥11,800(税込)
・PowerDVD 13 Ultra アップグレード版/¥8,800(税込)
・PowerDVD 13 Pro/¥9,500(税込)
・PowerDVD 13 Deluxe/¥6,980(税込)
・PowerDVD 13 Deluxe アップグレード版/¥4,680(税込)
パッケージ版の販売は4月12日からの開始を予定しており、こちらも下記のラインナップが揃う。
・PowerDVD 13 Ultra/¥12,980(税込)
・PowerDVD 13 Ultra アップグレード版/¥10,980(税込)
・PowerDVD 13 Pro/¥9,980(税込)
・PowerDVD 13 Pro 特別優待版/¥7,980(税込)
対応OSはWindows 8/7/Vista/XP。4K映像の再生時にはハードウェア支援再生が必要となり、Intel Core i5以上のCPUを搭載するPC環境が推奨されている。なお、パッケージ版の購入者で、光学ドライブ非搭載PCのユーザー向けに、同社のWebサイトからアプリケーションのインストーラーもダウンロード提供される。また「Ultra」には、スマホ・タブレット用の視聴アプリ「PowerDVD Mobile」「PowerDVD Remote」が、「Pro」「Deluxe」には「PowerDVD Remote」が無償でバンドルされる。
新製品「PoweDVD 13」には、現行バージョンの「12」から60以上の新機能が追加された。主な新機能については、同社ビジネス・ディベロプメント&マーケティング シニアマネージャーの相蘇和貴氏が説明を行った。
メインの強化ポイントは3点。はじめに高精細映像の再生機能が強化されている。デコーダーのパフォーマンスを高め、4Kコンテンツの再生をサポート。独自のアップスケーリング機能を「TrueTheater HD」としてバージョンアップさせ、新たにBlu-rayやMKV/MP4などHDムービーファイルを含む、フルHDのコンテンツの高精細化、アップスケール表示を可能にした。ソフトウェア側で色や輝度の補正処理を行ったのち、ハードウェアのスケーラーに送り込み、フルHD以上の解像度を持つ高精細ディスプレイに表示する。また高解像度ディスプレイでの使用環境を想定し、UI表示の最適化も図られている。フルHD以上の解像度を持つディスプレイに接続すると、自動的にHigh DPI表示に切り替わる。なお「TrueTheater HD」機能はネットワークファイルのストリーミング再生時にも効果を発揮する。
動画ファイルについては最大ビットレート28MbpsのAVCHD 2.0、AVCHD progressive、AVCHD 3Dや、4KのMKVなどファイルが再生でき、2Dコンテンツのリアルタイム3D変換再生にも対応する。
さらに起動・再生開始時間の大幅短縮など、使い勝手を改善。ビデオ・写真・音楽ファイルに対応するユニバーサルプレーヤーとして、各用途での操作を快適化した。例えばBlu-rayディスク再生時の待機時間は最大で58%短縮されたほか、動画・写真・音楽ファイルの再生操作もレスポンスを高速化した。
再生・閲覧をサポートするインスタント機能も充実。動画再生時にムービー内のシーンをシークバーのスライドに表示する「インスタントシーク」、フォルダー内の写真・動画をサムネイル表示する際に、スライダーバーで画面をコマ送りしながら内容が確認できる「インスタントビュー」、コンテンツの表示画面の一部を再生しながら拡大できる「インスタントズーム」などが含まれる。動画のシーンをシークバー上のサムネイルでプレビュー表示しながら、視聴したいポイントが確認できるイージーナビゲーション機能も設けた。
さらに三つめの強化ポイントとして、メディアプレーヤーアプリ「PowerDVD Mobile」など同社のモバイルアプリをインストールしたiOS/Android、Windows 8搭載デバイスとのクロスプラットフォーム化を実現。DLNA対応ホームネットワークを介して、異なるデバイス間でファイルのストリーミング再生や、デバイス間の同期、ファイルのダウンロードを可能にした。またDTCP-IP対応により、レコーダーに録画したコンテンツを「PoweDVD 13」のアプリで再生視聴することも可能だ。
Windows 8搭載PCでの利用についてはタッチUIを搭載。ユーザーインターフェース「新シネマモード」では、以前のシネマモードから対応していたディスク再生に加え、ムービーファイル再生のタッチオペレーションに対応。レジューム再生もサポートしたほか、TrueTheater HDを適用したり、3D再生にも対応することができる。ネットワーク上のファイル検索・再生もタッチ操作で簡単に行える。アイコンパーツも軽快なタッチ操作を実現するため、大きめにデザインした。
このほかにも細かなUIの使い勝手が向上している。メディアパネル上のアイコンは表示・非表示をユーザーが自由にカスタマイズできる。写真ファイルは表示や再生操作のレスポンスを高速化。RAWファイル再生のほか、動画と静止画ファイルが混在するフォルダー内のファイルをシームレスに再生できる使い勝手も実現した。音楽はフル画面表示のプレーヤーのほか、マルチタスクのバックグラウンド再生時に最適なミニチュア ミュージックプレーヤー機能を搭載している。サウンド系のファイルはFLAC/APE形式のプレイバックや、DTS-HD MA/ドルビーTrueHDのパススルー再生にも対応する。
同社は3月末に「PowerDVD 13」の新製品記者発表会を開催した。会場にはサイバーリンク(株)代表取締役社長のピーター・リン氏が出席し、新製品の発売に向けた意気込みを語った。
「PowerDVD 13」の開発期間についてリン氏は「1年前に『PowerDVD 12』をリリース後、次にどんな機能を盛り込むか、色々と試行錯誤を重ねてきた。今回は開発チーム全体で平均3万6,000時間をかけてプログラムソースを開発し、14,400時間をデバッグに費やし、UIのデザインには8,800時間をかけてきた。その結果、エンターテインメントを徹底的に強化でき、いくつもの新技術を導入することができた」と振り返る。
ディスク再生だけでなく、動画ファイル再生時の利便性が高まったことも新バージョンが大きく進化したところだ。リン氏は「光学ドライブを搭載していないPCのユーザーにもぜひ使って欲しいプレーヤーソフト」だとした。ハードウェアなど機器の進化にともない、コンテンツ配信サービスの急成長など、ユーザーの視聴環境が大きく変化しつつある中、リン氏は「トレンドに遅れをとることなく、すべてのコンテンツが快適に再生できるメディアプレーヤーは『PowerDVD 13』だけ」と胸を張った。
発表会場では「PowerDVD 13」による4K映像の再生デモを実施。JVCの業務用4Kビデオカメラ「GY-HMQ10」や、「GoPro HERO3」で撮影した4K映像を、インテル製CPU「Ivy Bridge」搭載の民生用PCを使い、WQHD(2560×1440)画素のディスプレイに表示。別のデモでは「TrueTheater HD」による高画質化の効果を紹介してみせた。
ダウンロード版はサイバーリンクのオンラインサイトから4月2日に提供が開始される。ラインナップは下記の通り。なお「Ultra」は全ての再生機能を備える最上位エディション、「Pro」は標準Blu-ray/DVD再生対応エディション。「Deluxe」は標準DVDとビデオファイル再生に限定した簡易版で、国内はダウンロード版のみ販売される。
・PowerDVD 13 Ultra/¥11,800(税込)
・PowerDVD 13 Ultra アップグレード版/¥8,800(税込)
・PowerDVD 13 Pro/¥9,500(税込)
・PowerDVD 13 Deluxe/¥6,980(税込)
・PowerDVD 13 Deluxe アップグレード版/¥4,680(税込)
パッケージ版の販売は4月12日からの開始を予定しており、こちらも下記のラインナップが揃う。
・PowerDVD 13 Ultra/¥12,980(税込)
・PowerDVD 13 Ultra アップグレード版/¥10,980(税込)
・PowerDVD 13 Pro/¥9,980(税込)
・PowerDVD 13 Pro 特別優待版/¥7,980(税込)
対応OSはWindows 8/7/Vista/XP。4K映像の再生時にはハードウェア支援再生が必要となり、Intel Core i5以上のCPUを搭載するPC環境が推奨されている。なお、パッケージ版の購入者で、光学ドライブ非搭載PCのユーザー向けに、同社のWebサイトからアプリケーションのインストーラーもダウンロード提供される。また「Ultra」には、スマホ・タブレット用の視聴アプリ「PowerDVD Mobile」「PowerDVD Remote」が、「Pro」「Deluxe」には「PowerDVD Remote」が無償でバンドルされる。
新製品「PoweDVD 13」には、現行バージョンの「12」から60以上の新機能が追加された。主な新機能については、同社ビジネス・ディベロプメント&マーケティング シニアマネージャーの相蘇和貴氏が説明を行った。
メインの強化ポイントは3点。はじめに高精細映像の再生機能が強化されている。デコーダーのパフォーマンスを高め、4Kコンテンツの再生をサポート。独自のアップスケーリング機能を「TrueTheater HD」としてバージョンアップさせ、新たにBlu-rayやMKV/MP4などHDムービーファイルを含む、フルHDのコンテンツの高精細化、アップスケール表示を可能にした。ソフトウェア側で色や輝度の補正処理を行ったのち、ハードウェアのスケーラーに送り込み、フルHD以上の解像度を持つ高精細ディスプレイに表示する。また高解像度ディスプレイでの使用環境を想定し、UI表示の最適化も図られている。フルHD以上の解像度を持つディスプレイに接続すると、自動的にHigh DPI表示に切り替わる。なお「TrueTheater HD」機能はネットワークファイルのストリーミング再生時にも効果を発揮する。
動画ファイルについては最大ビットレート28MbpsのAVCHD 2.0、AVCHD progressive、AVCHD 3Dや、4KのMKVなどファイルが再生でき、2Dコンテンツのリアルタイム3D変換再生にも対応する。
さらに起動・再生開始時間の大幅短縮など、使い勝手を改善。ビデオ・写真・音楽ファイルに対応するユニバーサルプレーヤーとして、各用途での操作を快適化した。例えばBlu-rayディスク再生時の待機時間は最大で58%短縮されたほか、動画・写真・音楽ファイルの再生操作もレスポンスを高速化した。
再生・閲覧をサポートするインスタント機能も充実。動画再生時にムービー内のシーンをシークバーのスライドに表示する「インスタントシーク」、フォルダー内の写真・動画をサムネイル表示する際に、スライダーバーで画面をコマ送りしながら内容が確認できる「インスタントビュー」、コンテンツの表示画面の一部を再生しながら拡大できる「インスタントズーム」などが含まれる。動画のシーンをシークバー上のサムネイルでプレビュー表示しながら、視聴したいポイントが確認できるイージーナビゲーション機能も設けた。
さらに三つめの強化ポイントとして、メディアプレーヤーアプリ「PowerDVD Mobile」など同社のモバイルアプリをインストールしたiOS/Android、Windows 8搭載デバイスとのクロスプラットフォーム化を実現。DLNA対応ホームネットワークを介して、異なるデバイス間でファイルのストリーミング再生や、デバイス間の同期、ファイルのダウンロードを可能にした。またDTCP-IP対応により、レコーダーに録画したコンテンツを「PoweDVD 13」のアプリで再生視聴することも可能だ。
Windows 8搭載PCでの利用についてはタッチUIを搭載。ユーザーインターフェース「新シネマモード」では、以前のシネマモードから対応していたディスク再生に加え、ムービーファイル再生のタッチオペレーションに対応。レジューム再生もサポートしたほか、TrueTheater HDを適用したり、3D再生にも対応することができる。ネットワーク上のファイル検索・再生もタッチ操作で簡単に行える。アイコンパーツも軽快なタッチ操作を実現するため、大きめにデザインした。
このほかにも細かなUIの使い勝手が向上している。メディアパネル上のアイコンは表示・非表示をユーザーが自由にカスタマイズできる。写真ファイルは表示や再生操作のレスポンスを高速化。RAWファイル再生のほか、動画と静止画ファイルが混在するフォルダー内のファイルをシームレスに再生できる使い勝手も実現した。音楽はフル画面表示のプレーヤーのほか、マルチタスクのバックグラウンド再生時に最適なミニチュア ミュージックプレーヤー機能を搭載している。サウンド系のファイルはFLAC/APE形式のプレイバックや、DTS-HD MA/ドルビーTrueHDのパススルー再生にも対応する。
同社は3月末に「PowerDVD 13」の新製品記者発表会を開催した。会場にはサイバーリンク(株)代表取締役社長のピーター・リン氏が出席し、新製品の発売に向けた意気込みを語った。
「PowerDVD 13」の開発期間についてリン氏は「1年前に『PowerDVD 12』をリリース後、次にどんな機能を盛り込むか、色々と試行錯誤を重ねてきた。今回は開発チーム全体で平均3万6,000時間をかけてプログラムソースを開発し、14,400時間をデバッグに費やし、UIのデザインには8,800時間をかけてきた。その結果、エンターテインメントを徹底的に強化でき、いくつもの新技術を導入することができた」と振り返る。
ディスク再生だけでなく、動画ファイル再生時の利便性が高まったことも新バージョンが大きく進化したところだ。リン氏は「光学ドライブを搭載していないPCのユーザーにもぜひ使って欲しいプレーヤーソフト」だとした。ハードウェアなど機器の進化にともない、コンテンツ配信サービスの急成長など、ユーザーの視聴環境が大きく変化しつつある中、リン氏は「トレンドに遅れをとることなく、すべてのコンテンツが快適に再生できるメディアプレーヤーは『PowerDVD 13』だけ」と胸を張った。
発表会場では「PowerDVD 13」による4K映像の再生デモを実施。JVCの業務用4Kビデオカメラ「GY-HMQ10」や、「GoPro HERO3」で撮影した4K映像を、インテル製CPU「Ivy Bridge」搭載の民生用PCを使い、WQHD(2560×1440)画素のディスプレイに表示。別のデモでは「TrueTheater HD」による高画質化の効果を紹介してみせた。