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公開日 2013/09/05 00:03
<IFA>ソニー、“最新・最強のスマートフォン”「Xperia Z1」を発表
高速プロセッサー搭載やこだわりのカメラ機能
ソニーはIFA2013プレスカンファレンスにて、スマートフォン“Xperia”の新製品「Xperia Z1」を発表した。全世界で今月から出荷を開始。本機はXperiaシリーズのグローバルモデルで、日本市場への導入も予定されている。
プレスカンファレンスの壇上で平井社長は本機を「“One Sony”のコンセプトのもと、ソニーの技術を結集して完成させた最強のスマートフォン。すべてのハイクオリティを一つのデバイスが融合された、ソニーからしか出せない製品」と紹介。現行「Xperia Z」に変わるフラグシップモデルになる。
特にカメラ機能はハイスペックにこだわり、基本の画質・機能向上。スマートフォンだからこそ楽しめる、アプリを駆使した新感覚の撮影機能が搭載されていることも注目される。開発には同社のデジタルイメージング事業部門のスタッフも共同で関わっているという。
ソニーのソフト/ハード/およびサービスを統合した初めてのモデルであり、製品のコミュニケーション・メッセージは「The best of Sony, for the best of you」。名前の「Z1」は前フラグシップ機の「Xperia Z」を継承するモデルであり、初めて搭載された機能やサービスが数多いことから「1」が付けられたという。
最新の高速プロセッサー“Snapdragon 800”「MSM9874」を搭載
メインプロセッサーにはクアッドコア2.2GHz駆動のクアルコム“Snapdragon 800”「MSM9874」を採用。メインメモリーは2GB、内蔵ストレージは16GB。外部ストレージはmicroSD対応。OSはAndroid 4.2.2を搭載する。
ディスプレイはサイズが5.0インチ、1920×1080画素のフルHD液晶を搭載。ソニー独自のモバイルデバイス向けの高画質技術である「トリルミナス ディスプレイ for mobile」による高精細な表示を実現した。
NFC搭載により、対応するデジタルカメラやワイヤレスヘッドホンとワンタッチでペアリングが可能。外部機器への映像出力はMHLやスクリーンミラーリングにも対応した。電池容量は「Z」の2,330mAhから、「Z1」では3,000mAhへ大容量化を果たした。
本体外形寸法は144.4W×73.9H×8.5Dmm。質量は170g。ディスプレイのサイズはZと変わらないが、バッテリー容量がアップしたことなどで、筐体そのもののサイズがやや大きくなっている。
本体のカラーバリエーションはブラック、ホワイト、パープルの3色。「Xperia Z」にもラインナップする“パープル”は、「Z1」ではやや青味を強く持たせてエレガントな色合いに仕上げられている。
デザインの大きな特徴は本体全周を覆うアルミフレームだ。1枚のアルミ板から削りだした部材を使用しており、継ぎ目なく成形されていることが注目すべきポイントだ。従来はアンテナ性能に影響を及ぼすことから、スマートフォンのフレームに継ぎ目なしの金属フレームを使用することは難しいとされていたが、本機ではフレーム自体にアンテナ性能を持たせることで、受信感度を劣化させることなく、同時にデザイン性も高めることに成功した。
本体は細部のデザインにもこだわっており、電源キーにもアルミ素材を使用。バックパネルはガラス素材として、上品に仕上げられている。本体はIPX5/8・IPX5X相当の防水・防塵仕様。イヤホンジャック内も防水仕様になっているので、キャップを装着する手間が省かれている。
「Exmor RS for mobile」センサーや「Gレンズ」搭載など充実のカメラ機能
従来のスマートフォンに内蔵されているカメラは全般の画質やズーム性能、暗所撮影性能などがデジタルカメラに比べると劣りがちだった。そのため、スマホのカメラはどちらかと言えば、作品性よりもライフログやフォトクリップ的な写真を撮る時に使う方が一般的とされてきたと思う。ソニーは新製品の「Xperia Z1」で、従来のスマホ内蔵カメラの概念を覆すべく「いつでもどこでも高画質な、思い出に残せる写真」を撮れる高性能を追求した。
高性能化を実現した3つの基幹要素は「レンズ」「センサー」と「信号処理」。「レンズ」には明るいF2.0の「Gレンズ」が採用された。フレーミングもゆとりの広角27mm相当を実現。薄型非球面レンズの採用で高画質を追求した。
「センサー」には大型1/2.3インチの「Exmor RS for mobile」を搭載。センサーの解像度は20メガピクセル(約2,070万画素)を備え、記録モードを「プレミアムおまかせオート」に設定した際には信号処理機能により5インチの画面表示やA4印刷に適した8メガピクセルの画像に圧縮記録する。なおマニュアル設定で記録画質を選択すれば20メガピクセルの静止画撮影も可能になる。「信号処理」はエンジンに「BIONZ for mobile」を搭載して高機能化を図った。
デジタルズームは8倍対応。さらにハイスペックなセンサーとエンジンを活用することで、焦点距離27mm-81mm相当の全画素超解像3倍ズーム機能が搭載された。初段に20メガのセンサーの中心部8メガを切り出して、劣化のないデジタル1.5倍ズームを実現。これに画像処理エンジンの側で2倍の全画素超解像ズームを組み合わせることで、きめ細やかな解像感をキープしたまま、最大3倍までのズーム撮影を可能にし、遠近いずれの被写体もクリアに撮影ができる。
手ブレ補正は被写体、およびカメラの「動き」を検出して、自動でシャッタースピードを調節する「プレミアムおまかせオート」に対応した。被写体の動き情報を検出しながら、シャッターを速く切って、よりブレの少ない写真を撮影。周囲の光量が落ちてISO感度が上がっても、独自のノイズ低減処理をかけてきれいな写真撮影を可能する。HDR静止画撮影機能も備える。
動画撮影はフルHD対応で、明暗コントラスト比が高いシーンでも自然な動画を撮影できる「HDR動画撮影」にも対応した。動画の撮影時には同社のデジタルビデオカメラ“ハンディカム”シリーズと同じ、電子式手ブレ補正技術が働く。センサーからフルHD+補正マージンを持ったピクチャーサイズのデータを出力、カメラの動きから切り出し位置やCMOS特有の歪み形状を検出して補正をかける。各フレームに対して補正処理を行うことで、滑らかで安定した動画記録を実現する。
暗いシーンでもきれいな写真が撮影できるよう、高感度性能は最高ISO6400までカバーする。普通のスマホでは撮影時のゲインを上げ過ぎるとノイズの原因になるが、本機では“Cyber-Shot”シリーズの技術を応用してこれを克服。独自の画素加算技術によって、「20メガ/ISO6400」の撮影画像を「2メガ/ISO2000相当」に圧縮。最大6枚連写による重ね合わせ処理を併用し、ノイズをさらに押さえ込んだ「2メガ/ISO1000相当」の画像をつくり出す。最後にこちらの2メガの画像に対して、2倍の全画素超解像ズームをかけることで、「8メガ/ISO1000」相当のきれいな写真を記録する仕組みを採用した。
スマホならではの楽しい写真撮影を実現するプリインアプリ
このように高性能な「Xperia Z1」のカメラ機能が楽しめるよう、専用のカメラ用アプリを本体にプリインストールしている。
「Social live」アプリでは現在撮影中の動画をFacebookにライブアップロードし、シェアできる生中継機能を実現。生中継の動画撮影中にも写真撮影が可能。撮影した動画は「アルバム」アプリケーション内に保存して、ローカル上でも楽しめる。
「Timeshift burst」はユニークな連写撮影が楽しめるアプリ。シャッターを押した瞬間とその前後30枚ずつ、計2秒間で合計61枚の写真が連写できる。連写した写真はスマホの画面上ですぐにプレビューができる。
「Info-eye」は撮影した被写体に関連する情報を、インターネットを活用して深掘りできる検索ツールアプリ。例えば歴史的な建物を撮った場合は、建物に関連する歴史やアクセス情報、周辺のグルメスポットなど、外部のWebデータベースと連携しながら情報を検索・取得して画面上に表示してくれる。
「AR effect」アプリは、撮影モードのディスプレイ上に7種類のテーマから選べる画像を表示して、被写体と一緒に撮影ができるエフェクト機能。例えば「恐竜」のテーマを選ぶと、実風景の写真の中でCGの恐竜が暴れ回る写真が撮影できる。
他にはエンターテイメント系のアプリも充実する。「アルバム」アプリはクラウドサービス「PlayMemories Online」との連携を強化。新機種「Xperia Z1」の発売に合わせて、サービスが大きくリニューアルされる。
「オールシンク」の機能では、PCに保存した全ての写真を自動でクラウド上にアップロードして、枚数無制限で保存ができる。本機能をONにしておくことで、PCに保存した写真がクラウドへ自動アップロードされる。写真データは長辺が1920ピクセルに自動リサイズされた「標準サイズ」の写真データが生成され、クラウドへ保存される。「標準サイズ」の写真については、オンラインストレージが容量無制限・無償で利用できる。なおリサイズを行わないフルサイズの写真、動画ファイルについてはマニュアルでのアップロードになり、無料利用については合わせて5GBまでの容量制限がかけられる。
インテリジェント画像解析技術「PlayMemoriesエンジン」も進化する。「思い出自動整理」は、ソニーのカメラ製品で培った画像解析技術を応用し、大量の写真データをより見やすく整理して表示する機能。自動解析により類似写真を選別、間引いて抽出する自動グルーピングや、構図や人物の笑顔などを写真を“スコア”で評価し、高得点のものからプレビューリスト上で大きくハイライト表示してくれる機能、写真の注目エリアを中心に切り出すフレーミング機能などが利用できるようになる。
音楽プレーヤーは「WALKMAN」アプリを搭載。「Xperia Z」にも搭載されている「ClearAudio+」モードはONにすることでよりクリアで臨場感あるサウンドが楽しめるようになるが、「Xperia Z1」からはAndroid OSの設定メニューから「ClearAudio+」のON/OFFや詳細設定が行えるようになったので、例えば「Music Unlimited」アプリなど他の“音もの”アプリでもその効果が活用できるようになる。Bluetoothは4.0をサポートし、apt-X/A2DP対応。「SenseMe」によるジューク再生機能も搭載する。
“BRAVIA”の高画質技術を搭載する5.0型フルHD ディスプレイ
ディスプレイ性能を高めたこともフラグシップモデルの「Xperia Z1」ならでは。5.0インチのフルHD液晶は、同社の“BRAVIA”シリーズの最新上位モデルにも搭載されている「トリルミナス」広色域技術をベースにした「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を採用した。
画質エンジンにはソニー独自の超解像技術を組み込んだ「X-Reality for mobile」を搭載。例えば解像度の粗い低ビットレートのネット動画などを再生しても、クリアで精細感を持った、滑らかな映像が楽しめる。
ネットワーク機器連携はDLNAをサポートする。
専用アクセサリーも充電接点にマグネットを採用した卓上ホルダーや、自動で回転・角度調整を行いながら被写体を自動撮影してくれる“Smart Imaging Stand”「IPT-DS10M」などがラインナップする。
また腕時計形のタッチパネルリモコン“SmartWatch”は、NFC対応でXperiaとのワンタッチ接続に対応、防滴仕様にもなった「SmartWatch2 SW2」が発売される。
プレスカンファレンスの壇上で平井社長は本機を「“One Sony”のコンセプトのもと、ソニーの技術を結集して完成させた最強のスマートフォン。すべてのハイクオリティを一つのデバイスが融合された、ソニーからしか出せない製品」と紹介。現行「Xperia Z」に変わるフラグシップモデルになる。
特にカメラ機能はハイスペックにこだわり、基本の画質・機能向上。スマートフォンだからこそ楽しめる、アプリを駆使した新感覚の撮影機能が搭載されていることも注目される。開発には同社のデジタルイメージング事業部門のスタッフも共同で関わっているという。
ソニーのソフト/ハード/およびサービスを統合した初めてのモデルであり、製品のコミュニケーション・メッセージは「The best of Sony, for the best of you」。名前の「Z1」は前フラグシップ機の「Xperia Z」を継承するモデルであり、初めて搭載された機能やサービスが数多いことから「1」が付けられたという。
最新の高速プロセッサー“Snapdragon 800”「MSM9874」を搭載
メインプロセッサーにはクアッドコア2.2GHz駆動のクアルコム“Snapdragon 800”「MSM9874」を採用。メインメモリーは2GB、内蔵ストレージは16GB。外部ストレージはmicroSD対応。OSはAndroid 4.2.2を搭載する。
ディスプレイはサイズが5.0インチ、1920×1080画素のフルHD液晶を搭載。ソニー独自のモバイルデバイス向けの高画質技術である「トリルミナス ディスプレイ for mobile」による高精細な表示を実現した。
NFC搭載により、対応するデジタルカメラやワイヤレスヘッドホンとワンタッチでペアリングが可能。外部機器への映像出力はMHLやスクリーンミラーリングにも対応した。電池容量は「Z」の2,330mAhから、「Z1」では3,000mAhへ大容量化を果たした。
本体外形寸法は144.4W×73.9H×8.5Dmm。質量は170g。ディスプレイのサイズはZと変わらないが、バッテリー容量がアップしたことなどで、筐体そのもののサイズがやや大きくなっている。
本体のカラーバリエーションはブラック、ホワイト、パープルの3色。「Xperia Z」にもラインナップする“パープル”は、「Z1」ではやや青味を強く持たせてエレガントな色合いに仕上げられている。
デザインの大きな特徴は本体全周を覆うアルミフレームだ。1枚のアルミ板から削りだした部材を使用しており、継ぎ目なく成形されていることが注目すべきポイントだ。従来はアンテナ性能に影響を及ぼすことから、スマートフォンのフレームに継ぎ目なしの金属フレームを使用することは難しいとされていたが、本機ではフレーム自体にアンテナ性能を持たせることで、受信感度を劣化させることなく、同時にデザイン性も高めることに成功した。
本体は細部のデザインにもこだわっており、電源キーにもアルミ素材を使用。バックパネルはガラス素材として、上品に仕上げられている。本体はIPX5/8・IPX5X相当の防水・防塵仕様。イヤホンジャック内も防水仕様になっているので、キャップを装着する手間が省かれている。
「Exmor RS for mobile」センサーや「Gレンズ」搭載など充実のカメラ機能
従来のスマートフォンに内蔵されているカメラは全般の画質やズーム性能、暗所撮影性能などがデジタルカメラに比べると劣りがちだった。そのため、スマホのカメラはどちらかと言えば、作品性よりもライフログやフォトクリップ的な写真を撮る時に使う方が一般的とされてきたと思う。ソニーは新製品の「Xperia Z1」で、従来のスマホ内蔵カメラの概念を覆すべく「いつでもどこでも高画質な、思い出に残せる写真」を撮れる高性能を追求した。
高性能化を実現した3つの基幹要素は「レンズ」「センサー」と「信号処理」。「レンズ」には明るいF2.0の「Gレンズ」が採用された。フレーミングもゆとりの広角27mm相当を実現。薄型非球面レンズの採用で高画質を追求した。
「センサー」には大型1/2.3インチの「Exmor RS for mobile」を搭載。センサーの解像度は20メガピクセル(約2,070万画素)を備え、記録モードを「プレミアムおまかせオート」に設定した際には信号処理機能により5インチの画面表示やA4印刷に適した8メガピクセルの画像に圧縮記録する。なおマニュアル設定で記録画質を選択すれば20メガピクセルの静止画撮影も可能になる。「信号処理」はエンジンに「BIONZ for mobile」を搭載して高機能化を図った。
デジタルズームは8倍対応。さらにハイスペックなセンサーとエンジンを活用することで、焦点距離27mm-81mm相当の全画素超解像3倍ズーム機能が搭載された。初段に20メガのセンサーの中心部8メガを切り出して、劣化のないデジタル1.5倍ズームを実現。これに画像処理エンジンの側で2倍の全画素超解像ズームを組み合わせることで、きめ細やかな解像感をキープしたまま、最大3倍までのズーム撮影を可能にし、遠近いずれの被写体もクリアに撮影ができる。
手ブレ補正は被写体、およびカメラの「動き」を検出して、自動でシャッタースピードを調節する「プレミアムおまかせオート」に対応した。被写体の動き情報を検出しながら、シャッターを速く切って、よりブレの少ない写真を撮影。周囲の光量が落ちてISO感度が上がっても、独自のノイズ低減処理をかけてきれいな写真撮影を可能する。HDR静止画撮影機能も備える。
動画撮影はフルHD対応で、明暗コントラスト比が高いシーンでも自然な動画を撮影できる「HDR動画撮影」にも対応した。動画の撮影時には同社のデジタルビデオカメラ“ハンディカム”シリーズと同じ、電子式手ブレ補正技術が働く。センサーからフルHD+補正マージンを持ったピクチャーサイズのデータを出力、カメラの動きから切り出し位置やCMOS特有の歪み形状を検出して補正をかける。各フレームに対して補正処理を行うことで、滑らかで安定した動画記録を実現する。
暗いシーンでもきれいな写真が撮影できるよう、高感度性能は最高ISO6400までカバーする。普通のスマホでは撮影時のゲインを上げ過ぎるとノイズの原因になるが、本機では“Cyber-Shot”シリーズの技術を応用してこれを克服。独自の画素加算技術によって、「20メガ/ISO6400」の撮影画像を「2メガ/ISO2000相当」に圧縮。最大6枚連写による重ね合わせ処理を併用し、ノイズをさらに押さえ込んだ「2メガ/ISO1000相当」の画像をつくり出す。最後にこちらの2メガの画像に対して、2倍の全画素超解像ズームをかけることで、「8メガ/ISO1000」相当のきれいな写真を記録する仕組みを採用した。
スマホならではの楽しい写真撮影を実現するプリインアプリ
このように高性能な「Xperia Z1」のカメラ機能が楽しめるよう、専用のカメラ用アプリを本体にプリインストールしている。
「Social live」アプリでは現在撮影中の動画をFacebookにライブアップロードし、シェアできる生中継機能を実現。生中継の動画撮影中にも写真撮影が可能。撮影した動画は「アルバム」アプリケーション内に保存して、ローカル上でも楽しめる。
「Timeshift burst」はユニークな連写撮影が楽しめるアプリ。シャッターを押した瞬間とその前後30枚ずつ、計2秒間で合計61枚の写真が連写できる。連写した写真はスマホの画面上ですぐにプレビューができる。
「Info-eye」は撮影した被写体に関連する情報を、インターネットを活用して深掘りできる検索ツールアプリ。例えば歴史的な建物を撮った場合は、建物に関連する歴史やアクセス情報、周辺のグルメスポットなど、外部のWebデータベースと連携しながら情報を検索・取得して画面上に表示してくれる。
「AR effect」アプリは、撮影モードのディスプレイ上に7種類のテーマから選べる画像を表示して、被写体と一緒に撮影ができるエフェクト機能。例えば「恐竜」のテーマを選ぶと、実風景の写真の中でCGの恐竜が暴れ回る写真が撮影できる。
他にはエンターテイメント系のアプリも充実する。「アルバム」アプリはクラウドサービス「PlayMemories Online」との連携を強化。新機種「Xperia Z1」の発売に合わせて、サービスが大きくリニューアルされる。
「オールシンク」の機能では、PCに保存した全ての写真を自動でクラウド上にアップロードして、枚数無制限で保存ができる。本機能をONにしておくことで、PCに保存した写真がクラウドへ自動アップロードされる。写真データは長辺が1920ピクセルに自動リサイズされた「標準サイズ」の写真データが生成され、クラウドへ保存される。「標準サイズ」の写真については、オンラインストレージが容量無制限・無償で利用できる。なおリサイズを行わないフルサイズの写真、動画ファイルについてはマニュアルでのアップロードになり、無料利用については合わせて5GBまでの容量制限がかけられる。
インテリジェント画像解析技術「PlayMemoriesエンジン」も進化する。「思い出自動整理」は、ソニーのカメラ製品で培った画像解析技術を応用し、大量の写真データをより見やすく整理して表示する機能。自動解析により類似写真を選別、間引いて抽出する自動グルーピングや、構図や人物の笑顔などを写真を“スコア”で評価し、高得点のものからプレビューリスト上で大きくハイライト表示してくれる機能、写真の注目エリアを中心に切り出すフレーミング機能などが利用できるようになる。
音楽プレーヤーは「WALKMAN」アプリを搭載。「Xperia Z」にも搭載されている「ClearAudio+」モードはONにすることでよりクリアで臨場感あるサウンドが楽しめるようになるが、「Xperia Z1」からはAndroid OSの設定メニューから「ClearAudio+」のON/OFFや詳細設定が行えるようになったので、例えば「Music Unlimited」アプリなど他の“音もの”アプリでもその効果が活用できるようになる。Bluetoothは4.0をサポートし、apt-X/A2DP対応。「SenseMe」によるジューク再生機能も搭載する。
“BRAVIA”の高画質技術を搭載する5.0型フルHD ディスプレイ
ディスプレイ性能を高めたこともフラグシップモデルの「Xperia Z1」ならでは。5.0インチのフルHD液晶は、同社の“BRAVIA”シリーズの最新上位モデルにも搭載されている「トリルミナス」広色域技術をベースにした「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を採用した。
画質エンジンにはソニー独自の超解像技術を組み込んだ「X-Reality for mobile」を搭載。例えば解像度の粗い低ビットレートのネット動画などを再生しても、クリアで精細感を持った、滑らかな映像が楽しめる。
ネットワーク機器連携はDLNAをサポートする。
専用アクセサリーも充電接点にマグネットを採用した卓上ホルダーや、自動で回転・角度調整を行いながら被写体を自動撮影してくれる“Smart Imaging Stand”「IPT-DS10M」などがラインナップする。
また腕時計形のタッチパネルリモコン“SmartWatch”は、NFC対応でXperiaとのワンタッチ接続に対応、防滴仕様にもなった「SmartWatch2 SW2」が発売される。