• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/09/06 04:37

<IFA>東芝、「4Kの先駆者からリーダーへ」 - グローバルで4Kテレビ積極展開

Z8Xシリーズの4K/60p対応も発表
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)東芝はIFA 2013の開催に合わせ、国内報道陣向けにデジタルプロダクツ商品戦略説明会を開催した。

同社は、東芝が4Kテレビの先駆者であることを強調しつつ、商品力をさらに高め、4Kテレビをグローバルで積極展開する計画を表明。デジタルプロダクツ&サービス社 ビジュアルソリューション事業部 事業部長の村沢圧司氏は「我々は4Kテレビの先駆者であるという自負がある。ただし先駆者で終わるのではなく、グローバルで4Kテレビの真のリーダーになる」と宣言した。

デジタルプロダクツ&サービス社 ビジュアルソリューション事業部 事業部長の村沢圧司氏

北米、欧州、日本、そしてアジア・中近東で4Kテレビを展開する

同社は世界初の4Kテレビを発売したメーカーだが、今年6月には84/65/58型の4Kテレビを日本で発売。8月からは欧州や北米でも発売した。アジア・中近東でも、2013年秋から84/58型を展開するなど、グローバルでの4Kテレビ展開を推し進めていく。

今回のIFAでは、新たに50型の4Kテレビを参考出展した。具体的な発売時期や仕様等は「改めて紹介する」とのことで、今後、改めて製品発売のアナウンスが行われるようだ。

村沢氏は4Kテレビについて「進化の方向性を色々と考えている。画質を良くすることはもちろんだが、サイズの拡充ということも考えられる。4Kの精細感が50型クラスでどう出るか研究してきたが、50型でも非常に綺麗ということが分かったので、今回投入を決めた。社内的にも良いものができたと考えている」と述べた。

これまでの84/65/58型に加え、50型の4Kテレビを参考出展した

同社ブース内に展示された50型4Kテレビ試作機

なお同氏は、さらに小さな画面の4Kテレビ投入の可能性についても「開発検討している」と述べ、さらなるラインナップ拡大の可能性を示唆した。

また村沢氏は、既存のZ8Xシリーズを、HDMI 2.0相当の4K/60p入力に対応させるファームウェアアップグレードを行うことを紹介。実施時期や方法等は今後正式にアナウンスするという。

Z8Xシリーズを4K/60p入力に対応させるアップグレードを行う

■国内の販売金額構成比では半数が4Kに

説明会では、同社のテレビビジネスの現状が説明された。村沢氏は、社内の組織改正が8月1日に行われ、デジタルプロダクツ&サービス社が、ビジュアルソリューション事業部、ビジネスソリューション事業部、パーソナルソリューション事業部という3つの組織に分かれたことを説明。テレビ事業はビジュアルソリューション事業部が展開する。

村沢氏はまた「50型以上の大型テレビの比率がグローバルで高まっている」と説明。「55型以上の台数構成比も増加し、メインストリームになりつつある」と、大画面化が世界的に進んでいることを紹介した。

グローバル市場で、50型以上のテレビの市場が急拡大しているという

国内市場では、6月に投入したZ8Xシリーズの販売が好調に推移しているという。「7月の実績値では、台数ベースでも4分の1が4K、金額構成比では約半分が4Kになった」と、大画面化にあわせて4Kの比率が高まっていると説明した。

金額構成比では45%を4Kテレビが占めた

これに伴い、テレビの平均売価が上昇したと村沢氏は説明。10型以上で約2.1万円、55型以上では約5.5万円の平均売価上昇が見られたとし、これが「事業収益に貢献している」と評価した。

Z8Xシリーズの投入によりテレビの販売平均単価が大幅に向上したという

村沢氏は「東芝のテレビのコアコンピタンスは画質だ」と強調。消費者だけでなくプロからも評価されていると説明し、「編集スタジオ、カメラメーカー、映画製作者、写真家などから、レグザの画質に高評価を頂いている」と説明した。

東芝のテレビのコアコンピタンスは画質と説明。4Kテレビはその画質を追求したものだという

■PCは「2 in 1」で2つの需要に対応

PC事業については、ビジネスソリューション事業部 事業部長の檜山太郎氏が説明を行った。

ビジネスソリューション事業部 事業部長の檜山太郎氏

なお、デジタルプロダクツ&サービス社のPC事業は、ビジネスソリューション事業部とパーソナルソリューション事業部の両事業部で担当している。

檜山氏は、「いまのPCを取り巻く環境はパラダイムシフトの時期を迎えている」と説明。「タブレットが強い“コンサンプション”の機能と、昔からPCが得意としている“クリエーション”の機能の両方が求められている」とし、これらを統合した製品を展開することで多彩な顧客ニーズに対応する、とした。

檜山氏はタブレットとPCの2つの機能を併せ持った「2 in 1」端末として、「Portege Z10t」を紹介。また、同じく2 in 1端末だが、タブレット側に500GB HDDを搭載し、タブレットとして使っている際も大きなストレージにアクセスできる「Satellite W30t」も紹介した。

「Portege Z10t」

そのほか、スタイラスペンでの「紙のような書き心地」にこだわったタブレット端末「Excite Write」や、Windowsベースのタブレット端末「Encore」シリーズなども紹介。PCだけでなく、タブレット端末にも引きつづき力を入れていく。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Shokz初のイヤーカフ型TWS「OpenDots ONE」クラファンに、限定サコッシュ付きプランが追加
2 ハイクオリティでコスパ抜群な4K Mini LED液晶レグザ「85Z770N」を徹底視聴!Hi-Fiオーディオも組み合わせた
3 テクニクス「SL-1200」をデザインモチーフにした機械式腕時計が販売開始。トーンアームが分針
4 【インタビュー】VGP総合金賞受賞、エプソンの「dreamio」シリーズで広がるホームプロジェクターの可能性
5 TCL、最上位7.1.4chサウンドバーのクラファンを4/1より開始。Dolby Atmos/DTS:Xの立体音響に対応
6 キングインターナショナル、4/25に事業を終了。海外高音質レーベルを日本に紹介
7 Amazon、テレビや家電の設置/回収が“110円”で利用できるキャンペーン実施中
8 アキュフェーズ、上位機の技術を踏襲したAB級プリメイン「E-3000」。新サイズに再設計
9 【moraアニソンTOP10】米津玄師×羽生結弦まさかのコラボで話題、『メダリスト』主題歌がトップ!
10 世界初!特殊ガラス振動板搭載のフルレンジ・ユニットがクラファン展開中。清涼感ある高域表現に惚れる
3/14 10:25 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX