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公開日 2013/10/01 20:08
<CEATEC>クラリオン、ハイレゾ対応デジタルSP&ヘッドホン参考出展
インテルは“4Kソリューション”展示
10月1日〜5日まで千葉・幕張メッセで開催中のIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」。本記事では、クラリオン、インテル、TransferJetコンソーシアム、加賀ハイテック、DXアンテナ、マスプロ電工の模様をレポートする。
■クラリオン
クラリオンは「つながる機能」をテーマに掲げ、同社のカーナビシステムや商用車向け各種製品のほか、車載用フルデジタルスピーカー「01DRIVE」の技術を応用したハイレゾ対応のPC用フルデジタルスピーカーおよびフルデジタルヘッドホンを参考出展している。
同社のフルデジタルスピーカーは、オーバーサンプリング機能+デジタル変調器機能+マルチDクラスドライバー機能を搭載するフルデジタルドライバーICを内蔵する。これにより、入力されたデジタル音声信号をアナログ信号に変換せず、6ch分のデジタル信号に変換してそのまま出力することができるというもの。アナログ変換を行わなくて良いため、DACを必要としない。
今回参考出展されているPC用のフルデジタルスピーカーは、音声入力にUSB端子を装備しており、最大96kHz/24bitまでの入力に対応する点がポイント。ユニット構成は、トゥイーター×1/ミッドレンジ×1と本体底面にパッシブラジエーターを搭載する。同社では、PCとの直接接続のみで高音質再生が行えるPC用スピーカーとしてアピールする。2014年中の製品化を目指しているとのことで、価格は未定だが「20〜30万円台より下の、ユーザーにとって手の届きやすい価格帯を想定している」(同社説明員)とのことだ。
さらに、上述の技術を応用したフルデジタルアクティブヘッドホン製品も参考出展。こちらも96kHz/24bitまでの音声ソースに対応しており、スマホでハイレゾ音源を持ち歩く環境が一般的になることを想定した製品となる。本機もスマホとの接続は専用ケーブルからUSB経由で行う。スマホからの給電で駆動することが可能。内部には、独自開発した5mm厚のマルチ駆動型平板ユニットを搭載している。
なお同社では、192kHz/24bitまでの入力ソースに対応する次のモデルの開発も進めているとのことだ。
■インテル
インテルのブースでは、ワイヤレス通信技術「インテルWiDi」のほか、“4Kソリューション”と題して開発中のGPU「XJiveスウィングウェブエンジン」のデモを行っている。
「XJiveスウィングウェブエンジン 4KUHD」は、HEVC/3,840×2,160映像に対応する画像処理エンジンで、HTML5/javascript/Webレンダーを搭載。映像とHTML5の融合を目的として開発されたもので、映像と一緒にウェブの情報や画像を画面に表示させることができる。
4K映像は<video></video>タグで表示させ、インターネットのリンクや画像もHTML5のコードで呼び出すシステムとしている。同社説明員によれば、既に本機の提供について各メーカーとの交渉を開始しており、来年にもメーカー向けへの出荷を見込んでいるとのこと。
そのほかに、オンキヨーが開発中のデジタルスピーカーを使用した車載オーディオのデモも実施している。本機は、デジタル信号をアナログに変換せずにそのまま出力できるフルデジタルシステム。PoEを採用しており、イーサネットケーブル1本で音声データの送信と電源の供給が行える点もポイント。
なお、同社のCMに出演する虎人間が“ウルウルウルトラ〜”の音楽に合わせて踊るダンスタイムも設けられており、ブースを盛り上げていた。
■TransferJet コンソーシアム
TransferJetコンソーシアムのブースでは、スマートフォン/タブレット用のTransferJetアダプターを使用し、スマホ内のデータをTransferJet経由でPCやクラウドストレージにアップロードするデモを実施していた。
スマートフォン/タブレット用のTransferJetアダプターは、microUSB端子に接続するタイプ。PCと送受信を行う場合は、PCのUSB端子に接続するタイプのTransferJetアダプターを使用する。
このスマホ/タブレット用アダプター、およびPC用アダプターは、東芝とサンワサプライから発売されることが決まっている。東芝の「TJM35420MU(microUSB)」「TJM35420UX(USB)」が12月、サンワサプライの「ADR-TJMUBK(microUSB)」「ADR-TJAUBK(USB)」が月内に発売する予定。価格は未定とのこと。
そのほか、TransferJetを使用して、実際の本屋さんで電子書籍を購入できるシステムも提案していた。これは、欲しい書籍の実物をレジに持って言ってバーコードを読み取り、専用機にTransferJet対応のスマホ/タブレットをかざすと、TransferJet経由で書籍のデータをダウンロードしてそのまま購入できるというもの。
また、ブース内ではTransferJetとNFCを両方搭載したコンボモジュールも参考出展している。「TransferJetとNFCは機能的に親和性が高く、両方を搭載した製品の開発も今後見込まれる」(同社説明員)。
さらにTransferJetコンソーシアムでは、転送速度を10Gbpsまで向上させたTransferJet次世代規格も開発中とのことだ。
■加賀ハイテック
加賀ハイテックは、“スマホを中心としたシームレスな音楽の空間”をテーマに、同社が展開するTAXANブランドの“Meo”シリーズ新製品「Juke」「Shower」「Splash」の3機種を展示している。いずれもBluetooth機能に対応するスピーカーで、11月末の発売を予定。
Jukeは2.1chユニットを搭載するモデルで、NFCペアリングにも対応。日本語の音声ガイダンスにも対応しており、「ペアリングが完了しました」「充電してください」などの音声で本体の状態を知らせてくれる。ハンズフリー通話も行える。価格は8,800円(税込)。
ShowerとSplashの2機種は防水対応モデル。NFCペアリングにも対応する。Showerは浴室での使用も想定した製品で、内部には2.1chユニットを搭載する。価格は7,980円(税込)。Splashはポータブルスピーカーとしてコンパクトなデザインを採用した。価格は7,500円(税込)。
そのほか、Bluetooth対応FMトランスミッター「MEO-SUND-BTFM」や、Wi-FiルーターにもなるUSB/SDカードリーダー「MeoBankSD+」など発売中の新製品に加え、開発中のBluetoothアダプターも参考出展している。
■DXアンテナ
DXアンテナは、BS/110度CSアンテナの新製品「BC452APCK」を出展。アンテナの角度を地域別に調整しやすく工夫した機構や、取付金具の穴をダルマ穴にして取付を簡単にした点が特徴だ。
また、テレビ放送と連動して手元のスマホ/タブレットで番組内の情報を同時に確認できるIPDC技術を使用した「次世代伝送システム」や、「ハイビジョンみまもりシステム」などのシステム・製品も公開し、“情報伝送システム企業”としての同社の新たな取り組みをアピールしている。
■マスプロ電工
マスプロ電工は、26素子相当の利得性能を確保する壁面取付用UHFアンテナ「U2SWL26」を展示。本機は、従来モデルと比較して高利得を実現しながらも、薄さ約60%、質量約70%のダウンサイジングを実現した。さらにユーザーの声を製品や付属品に反映させており、本体に作業性を重視した機構を設けるなど改良を行い、機能と作業性をさらに向上させた地上デジタルアンテナとしてアピールしている。
そのほか、増幅部と電源部間の接続状況がLED表示で分かる異常お知らせ機能を備える家庭用ブースターの展示や、低電圧仕様でRF入力タイプのエリア放送用ワンセグ送信機「AOT2RF10T」の実演も行っている。
■クラリオン
クラリオンは「つながる機能」をテーマに掲げ、同社のカーナビシステムや商用車向け各種製品のほか、車載用フルデジタルスピーカー「01DRIVE」の技術を応用したハイレゾ対応のPC用フルデジタルスピーカーおよびフルデジタルヘッドホンを参考出展している。
同社のフルデジタルスピーカーは、オーバーサンプリング機能+デジタル変調器機能+マルチDクラスドライバー機能を搭載するフルデジタルドライバーICを内蔵する。これにより、入力されたデジタル音声信号をアナログ信号に変換せず、6ch分のデジタル信号に変換してそのまま出力することができるというもの。アナログ変換を行わなくて良いため、DACを必要としない。
今回参考出展されているPC用のフルデジタルスピーカーは、音声入力にUSB端子を装備しており、最大96kHz/24bitまでの入力に対応する点がポイント。ユニット構成は、トゥイーター×1/ミッドレンジ×1と本体底面にパッシブラジエーターを搭載する。同社では、PCとの直接接続のみで高音質再生が行えるPC用スピーカーとしてアピールする。2014年中の製品化を目指しているとのことで、価格は未定だが「20〜30万円台より下の、ユーザーにとって手の届きやすい価格帯を想定している」(同社説明員)とのことだ。
さらに、上述の技術を応用したフルデジタルアクティブヘッドホン製品も参考出展。こちらも96kHz/24bitまでの音声ソースに対応しており、スマホでハイレゾ音源を持ち歩く環境が一般的になることを想定した製品となる。本機もスマホとの接続は専用ケーブルからUSB経由で行う。スマホからの給電で駆動することが可能。内部には、独自開発した5mm厚のマルチ駆動型平板ユニットを搭載している。
なお同社では、192kHz/24bitまでの入力ソースに対応する次のモデルの開発も進めているとのことだ。
■インテル
インテルのブースでは、ワイヤレス通信技術「インテルWiDi」のほか、“4Kソリューション”と題して開発中のGPU「XJiveスウィングウェブエンジン」のデモを行っている。
「XJiveスウィングウェブエンジン 4KUHD」は、HEVC/3,840×2,160映像に対応する画像処理エンジンで、HTML5/javascript/Webレンダーを搭載。映像とHTML5の融合を目的として開発されたもので、映像と一緒にウェブの情報や画像を画面に表示させることができる。
4K映像は<video></video>タグで表示させ、インターネットのリンクや画像もHTML5のコードで呼び出すシステムとしている。同社説明員によれば、既に本機の提供について各メーカーとの交渉を開始しており、来年にもメーカー向けへの出荷を見込んでいるとのこと。
そのほかに、オンキヨーが開発中のデジタルスピーカーを使用した車載オーディオのデモも実施している。本機は、デジタル信号をアナログに変換せずにそのまま出力できるフルデジタルシステム。PoEを採用しており、イーサネットケーブル1本で音声データの送信と電源の供給が行える点もポイント。
なお、同社のCMに出演する虎人間が“ウルウルウルトラ〜”の音楽に合わせて踊るダンスタイムも設けられており、ブースを盛り上げていた。
■TransferJet コンソーシアム
TransferJetコンソーシアムのブースでは、スマートフォン/タブレット用のTransferJetアダプターを使用し、スマホ内のデータをTransferJet経由でPCやクラウドストレージにアップロードするデモを実施していた。
スマートフォン/タブレット用のTransferJetアダプターは、microUSB端子に接続するタイプ。PCと送受信を行う場合は、PCのUSB端子に接続するタイプのTransferJetアダプターを使用する。
このスマホ/タブレット用アダプター、およびPC用アダプターは、東芝とサンワサプライから発売されることが決まっている。東芝の「TJM35420MU(microUSB)」「TJM35420UX(USB)」が12月、サンワサプライの「ADR-TJMUBK(microUSB)」「ADR-TJAUBK(USB)」が月内に発売する予定。価格は未定とのこと。
そのほか、TransferJetを使用して、実際の本屋さんで電子書籍を購入できるシステムも提案していた。これは、欲しい書籍の実物をレジに持って言ってバーコードを読み取り、専用機にTransferJet対応のスマホ/タブレットをかざすと、TransferJet経由で書籍のデータをダウンロードしてそのまま購入できるというもの。
また、ブース内ではTransferJetとNFCを両方搭載したコンボモジュールも参考出展している。「TransferJetとNFCは機能的に親和性が高く、両方を搭載した製品の開発も今後見込まれる」(同社説明員)。
さらにTransferJetコンソーシアムでは、転送速度を10Gbpsまで向上させたTransferJet次世代規格も開発中とのことだ。
■加賀ハイテック
加賀ハイテックは、“スマホを中心としたシームレスな音楽の空間”をテーマに、同社が展開するTAXANブランドの“Meo”シリーズ新製品「Juke」「Shower」「Splash」の3機種を展示している。いずれもBluetooth機能に対応するスピーカーで、11月末の発売を予定。
Jukeは2.1chユニットを搭載するモデルで、NFCペアリングにも対応。日本語の音声ガイダンスにも対応しており、「ペアリングが完了しました」「充電してください」などの音声で本体の状態を知らせてくれる。ハンズフリー通話も行える。価格は8,800円(税込)。
ShowerとSplashの2機種は防水対応モデル。NFCペアリングにも対応する。Showerは浴室での使用も想定した製品で、内部には2.1chユニットを搭載する。価格は7,980円(税込)。Splashはポータブルスピーカーとしてコンパクトなデザインを採用した。価格は7,500円(税込)。
そのほか、Bluetooth対応FMトランスミッター「MEO-SUND-BTFM」や、Wi-FiルーターにもなるUSB/SDカードリーダー「MeoBankSD+」など発売中の新製品に加え、開発中のBluetoothアダプターも参考出展している。
■DXアンテナ
DXアンテナは、BS/110度CSアンテナの新製品「BC452APCK」を出展。アンテナの角度を地域別に調整しやすく工夫した機構や、取付金具の穴をダルマ穴にして取付を簡単にした点が特徴だ。
また、テレビ放送と連動して手元のスマホ/タブレットで番組内の情報を同時に確認できるIPDC技術を使用した「次世代伝送システム」や、「ハイビジョンみまもりシステム」などのシステム・製品も公開し、“情報伝送システム企業”としての同社の新たな取り組みをアピールしている。
■マスプロ電工
マスプロ電工は、26素子相当の利得性能を確保する壁面取付用UHFアンテナ「U2SWL26」を展示。本機は、従来モデルと比較して高利得を実現しながらも、薄さ約60%、質量約70%のダウンサイジングを実現した。さらにユーザーの声を製品や付属品に反映させており、本体に作業性を重視した機構を設けるなど改良を行い、機能と作業性をさらに向上させた地上デジタルアンテナとしてアピールしている。
そのほか、増幅部と電源部間の接続状況がLED表示で分かる異常お知らせ機能を備える家庭用ブースターの展示や、低電圧仕様でRF入力タイプのエリア放送用ワンセグ送信機「AOT2RF10T」の実演も行っている。