公開日 2015/10/27 16:00

<CEDIA>世界最大のホームシアター展示会で見つけた注目の製品たち(3)

埋め込みスピーカーで作るアトモス視聴環境など
松崎 圭志
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オーディオ・ビジュアルショップ「GLANCE」の松崎圭志氏が、10月14日からアメリカのダラスで開催された世界最大のカスタムインストール展示会「CEDIA EXPO」に参加。その模様をレポートする。

ハーマンインターナショナル

ハーマンインターナショナルブースのJBLコーナーでは、プロ用と共に家庭用ハイエンドのDD67000、K2 S9900のスペシャルカラーフィニッシュモデルが展示されていました。

DD67000、K2 S9900のスペシャルカラーモデルが展示

ハイエンドサラウンドプロセッサーの「SDP-75」も出展。こういったハイエンドのホームシアター製品が日本に入って来なくなって久しくなりました。

ハイエンドサラウンドプロセッサーの「SDP-75」も出展

ホームオートメーションシステム、AMXも、去年からハーマン傘下となりました。タッチパネルだけが展示されていましたが、他社のタッチパネルよりも断然スマートなデザインです。ただし、今年から新しくなったマスターコントローラーが一切展示されていなかったのは残念。

去年からハーマン傘下となったAMX。他社のタッチパネルよりも断然スマートなデザインです


JVC

先日のIFAで発表された新製品のプロジェクター、CEDIAではインストーラー専用モデルと共に発表されました。DLA-X550R/RS400は、E-Shift4の4KやHDMI2.2に対応し、1,700lm (従来比+30%)。DLA-X750R/RS500は同じくE-Shift4の4KやHDMI2.2、それに加えてISFに対応し、1,800lm (従来比+38%)。

JVCのブース

DLA-X550R/RS400


DLA-X750R/RS500

DLA-X950R/RS600

Integra

日本で唯一カスタムインストーラー専用モデルとして販売されているサラウンドアンプ、Integraは毎年落ち着いた設えです。

Integraのブース

最新のDTR-20.7、DTR-30.7、DTR-40.7、DTR-50.7、DHC-60.7が勢ぞろい。DHC-80.6は最新スペックなのでそのまま継続のようです。やはり19インチラックにマウントされている姿は様になります。アメリカでは単体のパワーアンプやBDプレーヤー等もラインナップされています。

最新のDTR-20.7、DTR-30.7、DTR-40.7、DTR-50.7、DHC-60.7が勢ぞろい

19インチラックにマウントされている姿は様になります

また、アメリカにはサウンドバー「DLB-40.6」があります。ここにもちょっと音を足したい、という時に活躍しそうです

サウンドバー「DLB-40.6」


ORIGIN ACOUSTICS

注目の埋込スピーカーメーカー、ORIGIN ACOUSTICS。


こちらの埋込スピーカーは外枠と内枠に分かれていて、先に外枠を取り付けしてから内枠のスピーカーをはめ込むと言う斬新な発想。しかも、スピーカーの外枠を取り付けする時に電動ドライバーが不要で、手でアタッチメントを下ろすだけで完了するのです。これがあれば上向きに重たい電動ドライバーを持ち上げなくても済むかもしれません。非常によく考えられています。

こちらの埋込スピーカーは斬新な発想が特徴

電動ドライバーも要りません

試聴室でドルビーアトモスを試聴しましたが、音の癖が無くバランス良くまとめられていました。ラインナップはコーン紙の素材別に3種類ありますが、どれも同じ外枠フレームなので、システムアップも簡単にできます。

埋め込みスピーカーでドルビーアトモスを再生できる環境を提案

ラインナップはコーン紙の素材別に3種類あります

ORIGINの方にお話を聞いたところ、会社ができたのは去年の11月頃で歴史は新しいのですが、実はオーナーが長年他社のOEM製品を作ってきたノウハウがあるとのこと。それでいきなりこれだけの製品が出せたのだと納得しました。非常に注目しています。


SONANCE

CEDIA EXPOではすっかりお馴染みのメーカー、SONANCE。INVISIBLEシリーズは壁がスピーカーになります。こちらはインボックス型のインウォールスピーカー。ウーファーまでインボックス型です。

SONANCEのブース

インボックス型のインウォールスピーカー。ウーファーまでインボックス型です

インボックス型スピーカーを使い、ドルビーアトモスの提案を行っているパネル。これなら完全にスピーカーを隠したままでサラウンドが楽しめます。SONANCEならではの提案です。

インボックス型スピーカーを使ったドルビーアトモスシステムの提案も

OUTDOORシリーズも充実のラインナップ。壁付や植木への埋込はもちろん、サブウーファーまで。きのこのような形をしているのがサブウーファーです。草むらからヒョコッと顔を出しているカワイイスピーカー。これなら違和感無く馴染みます。

OUTDOORシリーズも充実のラインナップ

草むらからヒョコッと顔を出しているカワイイスピーカー


SONOS

去年初めて見た時に衝撃を受けたSONOS。今年も大きなブースを構えています。住宅のような設えの空間の様々な場所へSONOSを置いて鳴らしています。

SONOSのブース

ラインナップに大きな変更は見当たりませんが、確か去年は無かったiTunesの文字が。今年始まった音楽ストリーミングサービスに既に対応済みとは早いですね。

製品ラインナップには大きな変更ナシ

いちはやく様々な音楽ストリーミングサービスに連携しています

SONOSの強みは音楽ストリーミングサービスとの連携も勿論ですが、Control4を始めとする多くのホームオートメーションに柔軟に対応していたり、機器を増やす事で自分なりにどんどん音を良くして行ける点だと感じています。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オンキヨーの特許技術を搭載したヘッドホンアンプキットを作ってみた…ら思ったよりも高難度!でも音は最高!
2 B&W「707S3 Prestige Edition」とDALI「KUPID」がスピーカー両部門で首位堅持<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
3 高額査定のポイントとは? 買取専門店に聞いた、オーディオ売るコツ/買うコツ
4 カーオーディオの頂点からホームへ──AV Kansai岩元秀明氏が構築した理想郷。京都・宇治に誕生したハイエンドショールーム
5 マライア・キャリーの美声を110インチのホームシアターで堪能!“クリスマスの女王”からの特別プレゼント
6 ヤマハ、オートバックスとの協業で車載スピーカーを開発中。新たな振動抑制技術も投入
7 final、音色を個人最適化できる完全ワイヤレスイヤホン「TONALITE」の一般販売スタート
8 Sonos、最上位サウンドバーやヘッドホンなどが最大20%オフの「New Year Sale」。12/27から
9 iFace、税込1980円のUSB-Cイヤホン。3.5mmプラグ仕様モデルも
10 B&W、予約制マンスリー試聴会を来年1/10より実施。第1回は「803 D4で聴くニューイヤーコンサート」
12/24 11:01 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX