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公開日 2016/01/29 16:28
ソニー、'15年3Qは300億円増益。テレビやスマホは高付加価値戦略で台数減カバー
ゲームはPS4ソフト好調
ソニーは、2015年度第3四半期(2015年10月1日から12月31日まで)の連結業績を発表。売上高は2兆5,808億円、営業利益が2,021億円、四半期純利益が1,201億円と、いずれも前年同期を上回った。
売上高は、前年同期比0.5%増加。スマートフォンの販売台数が大幅に減少したモバイル・コミュニケーション(MC)分野や、主にイメージセンサーの大幅な減収のあったデバイス分野において減収となったが、PS4のソフトウェアが大幅な増収となったゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野や映画製作の大幅な増収があった映画分野において増収となったことなどにより、全体ではほぼ前年同期並みとなった。
営業利益は、その他分野、映画分野、MC分野、及びG&NS分野での改善などによって、前年同期比201億円(11%)増加。ただしデバイス分野においては、306億円の長期性資産の減損を含む電池事業の悪化などにより、損益が大幅に悪化した。
■テレビやオーディオは販売台数減で減収も、高付加価値戦略などによって増益
テレビやオーディオが含まれるホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野の売上高は、前年同期比4.3%減少し、4,020億円。
これは、液晶テレビの高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善があったものの、液晶テレビの販売台数の減少や市場縮小にともなう家庭用オーディオ・ビデオの販売台数の減少、及び為替の影響などにより、分野全体で減収となった。
営業利益は、前年同期比52億円増加し、312億円。コストの米ドル建て比率が高いことによる米ドル高の損益に対する悪影響や、前述の減収の影響などがあったが、主にコスト削減および製品ミックスの改善により、分野全体で増益となった。なお、為替の悪影響は149億円。
テレビの売上高は、ほぼ前年同期並みの2,785億円。高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善があったものの、売上規模を追わない戦略を徹底することにより液晶テレビの販売台数が減少したこと、および為替が影響したという。
営業利益については、コストの米ドル建て比率が高いことによる米ドル高の損益に対する悪影響、及び販売台数の減少の影響などがあったが、コスト削減や製品ミックスの改善により、前年同期比66億円増加し、159億円となった。
■スマホ、ゲーム、カメラも増益
MC分野の売上高は、売上規模を追わない戦略でスマートフォン販売台数が大幅に減少し、前年同期比14.7%減少となる3,845億円。しかし、高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善に加え、マーケティング費用や研究開発費などの削減により、前年同期比138億円増加の241億円と、大幅な増益となった。
G&NS分野の売上高は、前年同期比10.5%増加し、5,871億円。PS4のソフトウェアの増収、及びPS4のハードウェアの販売台数の増加などにより、分野全体で大幅な増収となった。これらの影響により、営業利益も前年同期比126億円増加の402億円となった。
デジタルカメラを含むイメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野は、売上高が前年同期比5.0%減少の1,919億円で、営業利益は、前年同期比40億円増加の237億円。市場縮小の影響などで減収となったが、高付加価値モデルへのシフトなどによって増益を達成した。
■通期見通しは据え置き。前年度から2,600億円兆の損益改善で黒字化見込む
なお、第1四半期からの9ヶ月通算では、売上高は、ほぼ前年同期並みの6兆2,816億円で、営業利益は前年同期比2,207億円増の3,871億円。純損益では、前年同期の192億円の損失に対し、当年度9ヵ月間では2,361億円の利益計上を達成した。
また、2015年度通期の連結業績見通しは、2015年10月29日に発表したものを据え置き。売上高7兆9,000億円(前年度比3.8%減)、営業利益3,200億円(前年度比2,515億円、純利益1,400億円(前年度比2,660億円)の黒字転換を見込んでいる。
売上高は、前年同期比0.5%増加。スマートフォンの販売台数が大幅に減少したモバイル・コミュニケーション(MC)分野や、主にイメージセンサーの大幅な減収のあったデバイス分野において減収となったが、PS4のソフトウェアが大幅な増収となったゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野や映画製作の大幅な増収があった映画分野において増収となったことなどにより、全体ではほぼ前年同期並みとなった。
営業利益は、その他分野、映画分野、MC分野、及びG&NS分野での改善などによって、前年同期比201億円(11%)増加。ただしデバイス分野においては、306億円の長期性資産の減損を含む電池事業の悪化などにより、損益が大幅に悪化した。
■テレビやオーディオは販売台数減で減収も、高付加価値戦略などによって増益
テレビやオーディオが含まれるホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野の売上高は、前年同期比4.3%減少し、4,020億円。
これは、液晶テレビの高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善があったものの、液晶テレビの販売台数の減少や市場縮小にともなう家庭用オーディオ・ビデオの販売台数の減少、及び為替の影響などにより、分野全体で減収となった。
営業利益は、前年同期比52億円増加し、312億円。コストの米ドル建て比率が高いことによる米ドル高の損益に対する悪影響や、前述の減収の影響などがあったが、主にコスト削減および製品ミックスの改善により、分野全体で増益となった。なお、為替の悪影響は149億円。
テレビの売上高は、ほぼ前年同期並みの2,785億円。高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善があったものの、売上規模を追わない戦略を徹底することにより液晶テレビの販売台数が減少したこと、および為替が影響したという。
営業利益については、コストの米ドル建て比率が高いことによる米ドル高の損益に対する悪影響、及び販売台数の減少の影響などがあったが、コスト削減や製品ミックスの改善により、前年同期比66億円増加し、159億円となった。
■スマホ、ゲーム、カメラも増益
MC分野の売上高は、売上規模を追わない戦略でスマートフォン販売台数が大幅に減少し、前年同期比14.7%減少となる3,845億円。しかし、高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善に加え、マーケティング費用や研究開発費などの削減により、前年同期比138億円増加の241億円と、大幅な増益となった。
G&NS分野の売上高は、前年同期比10.5%増加し、5,871億円。PS4のソフトウェアの増収、及びPS4のハードウェアの販売台数の増加などにより、分野全体で大幅な増収となった。これらの影響により、営業利益も前年同期比126億円増加の402億円となった。
デジタルカメラを含むイメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野は、売上高が前年同期比5.0%減少の1,919億円で、営業利益は、前年同期比40億円増加の237億円。市場縮小の影響などで減収となったが、高付加価値モデルへのシフトなどによって増益を達成した。
■通期見通しは据え置き。前年度から2,600億円兆の損益改善で黒字化見込む
なお、第1四半期からの9ヶ月通算では、売上高は、ほぼ前年同期並みの6兆2,816億円で、営業利益は前年同期比2,207億円増の3,871億円。純損益では、前年同期の192億円の損失に対し、当年度9ヵ月間では2,361億円の利益計上を達成した。
また、2015年度通期の連結業績見通しは、2015年10月29日に発表したものを据え置き。売上高7兆9,000億円(前年度比3.8%減)、営業利益3,200億円(前年度比2,515億円、純利益1,400億円(前年度比2,660億円)の黒字転換を見込んでいる。