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公開日 2017/02/01 11:00
アイ・オー、「CDレコ」にLightningモデルを追加。アプリには「ブックレット機能」も
4K液晶には49型。そのほか新製品多数
アイ・オー・データ機器は、「CDレコ」の新製品としてLightning接続対応の「CDRI-L24I」を2月下旬、Wi-FiおよびUSB接続対応の「CDRI-W24AIW」を2月中旬に発売する。価格はオープンで、CDRI-L24Iが11,800円前後、CDRI-W24AIW が10,800円前後での実売が予想される。また製品の発売に合わせて「CDレコアプリ」がアップデートされる。
また、4K対応49型液晶ディスプレイ「LCD-M4K491XDB」を2月下旬に発売する。価格はオープンで、予想実売価格は99,800円前後。
CDRI-L24Iは、Lightningケーブルで接続し、iPhoneにCDを直接取り込むことができる世界初のiPhone用CDレコーダー。「CDレコアプリ」をiOS端末にインストールしておけば、ALACやAAC形式でCDを取り込めるほか、iTunesの曲をCDレコアプリで再生可能。ジャケット画像などタグ情報は、インターネットと接続しておくことでgracenoteを利用して自動取得される。
CDRI-W24AIWは、Wi-Fi接続によりiPhoneやAndroid端末へとCDの取り込みが可能。Android端末とはUSB接続も行える。また、CDレコで取り込んだ楽曲は、機種変更時にiPhoneからAndroid端末に変更、またはその逆であっても引き継ぐことができる。
49型液晶ディスプレイLCD-M4K491XDBは、4K UHD(3840×2160)の高解像度で、上下左右178度の広視野角ADSパネルを採用。HDMI入力は3系統備え、HDMI2.0/HDCP2.2対応
。そのほかDisplayPortとアナログRGBを各1系統備え、HDMIのうち1ポートとDisplayPortは4K/60Hzが表示可能。PIP/POP機能で最大2画面表示が行える。
本体には6W+6Wのステレオスピーカーを内蔵し、3.5mmステレオミニのヘッドホン出力も装備。オーバードライブ機能を搭載し、約4msの高速応答を実現している。またフリッカーレス機能やブルーリダクション機能により、長時間の使用での目の負担を軽減。外形寸法は1109W×679H×217Dmm、質量は12.2kg(ともにスタンドあり)。
これらの発売に先駆け、同社は2017年の新商品に関するメディア向け発表会を実施。まず代表取締役社長の細野昭雄氏が登壇し、同社の取り組みについて次のように述べた。
「2016年に40周年を迎え、この先3年、5年、10年と、これまでやってきたことをただ続けるのではなく、こう変わっていくのではないか、ということを考えていく。モニターや外付けドライブなど単独では動かないものであっても、アイ・オー・データ機器の製品を組み合わせることで、最終ユーザーがそれだけで使えるよう多角的に取り組んでいる。日々のビジネスの延長ではあるが、新しいことにチャレンジしていきたい」
●CDレコの機能強化、より使いやすく
CDレコ新モデル開発の背景について、事業戦略本部 プロジェクト推進室 CDレコプロジェクトリーダーの小柳新一氏は「CDレコのコアターゲットを知るために実施したグループインタビューから、“CDを聴くのにPCを立ち上げるのが面倒”といったユーザーの声があった。アイ・オー・データ機器がこれまでターゲットとしてきたコンピューター/ITデバイスの周辺機器に強い法人や個人ではなく、個人の一般的なユーザー層を取り込んでいく必要がある」とし、機能強化でより使いやすい製品を目指したことを語った。
また「新しいCDレコには、CDにこだわり、つながっていく楽しさを表現したアイコンをつけた。“音楽に包まれる生活”の提案を、NASやスピーカーなど色々な製品で行って新しいファンを作っていきたい」として、今後の展開を語った。
また具体的な機能について、同じく事業戦略本部 企画開発部 シニアリーダーの北川典明氏が解説。LightningやWi-Fiで接続するだけでCDが取り込める利便性の高さと共に、アップデートされる「CDレコアプリ」の追加機能である「CDブックレット機能」をアピールした。
CDブックレット機能は、取り込んだCDの発売当時に書かれた解説や、アーティストのプロフィール、ディスコグラフィー、関連ニュースといった楽曲解説を提示する「情報サービス」と、性別や年代、地域で検索できる「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」のCDレコアプリでの再生数TOP100を示す「ランキング」を実装。
CDレコアプリの機能について「例えば、家事の最中に気分を盛り上げるためにお気に入りの曲だけで構成したプレイリストを聴きたい、ライブやカラオケの前に歌詞を確認して予習したい、ある年代でいま流行っている楽曲などを知りたい、スマホならではの視覚的な楽しみとしてジャケット画像や解説を見たい、といったユーザーからのニーズに応えた」と、実際の利用者の声を参考に搭載していることをアピールした。
●液晶ディスプレイや周辺機器に関する取り組み
液晶ディスプレイに関して、事業戦略本部 企画開発部 チーフリーダーの澤野貴史氏は「2016年はBCNシェアNo.1を獲得することができた。今後も、これまでも掲げてきた“5年保証、5つの安心”を継続し、お客様からの信頼に応えたい」と、改めて同社の理念を解説。
新製品として49型4K液晶ディスプレイLCD-M4K491XDBのほか、同社初のカーブドパネル搭載のゲーム向け27型ディスプレイ「LCD-GC271XCVB」を参考出展。144Hzリフレッシュレートに対応し、暗部の視認性を向上させる「Night Clear Vision」機能、ティアリングを解消する「Free Sync」機能など、ゲーミング用途に適した性能を保持。またディスプレイのトレンドとして、HDRやUSB TypeCに対応した製品が登場していることについても触れられた。
液晶ディスプレイだけでなく、周辺端末を含むシステムについて「ソリューションメーカーとして、幅広い展開を行っていきたい。そのひとつとして、液晶ディスプレイとサイネージ端末としてスティック型PC、スタンド、サイネージアプリによる『サイネージセット』の提案を検討している」としている。
サイネージ用の端末として、4K対応スティック型PC”CLIP PC”、「CLPC-32W1」を参考出展。CPUにIntel Atom x5-Z8550を搭載し、4K/30Hzの動画再生が可能。OSはWindows 10 Homeで、メモリ/ストレージは2GB/32GB、カードリーダーはMicro SDカードスロットを装備し、USBポートはUSB3.0を2系統搭載する。
最後に、事業戦略本部 企画開発部 副部長の平林 朗氏がIoTビジネスへの取り組みについて「IoTビジネスは各種分野、市場が多岐に広がっており、今後市場の大きな成長性が見込まれる。ただそれだけに、サービス提供事業者を含むユーザーにとっての利便性確保が容易ではない。アイ・オー・データ機器として、これまでのモノづくりの経験、ノウハウを活かし、またビジネス分野の範囲として特に絞ることはせず、得意分野を中心に、関係各社とのアライアンスを強化して展開していきたい」とコメント。
同社はIoTソリューションビジネス展開として、「Raspberry Pi」や「BeagleBone」の製造を担当する中国「Embest」社製品の国内販売を行う。第一弾として「Raspberry Pi」およびそのオプション品などを2月中旬より随時販売開始し、スターターキットのセット販売も予定しているという。同社が取り扱うことによる特徴として、1年間の保証期間がつけられ、期間中は無料修理交換に対応する。
また、4K対応49型液晶ディスプレイ「LCD-M4K491XDB」を2月下旬に発売する。価格はオープンで、予想実売価格は99,800円前後。
CDRI-L24Iは、Lightningケーブルで接続し、iPhoneにCDを直接取り込むことができる世界初のiPhone用CDレコーダー。「CDレコアプリ」をiOS端末にインストールしておけば、ALACやAAC形式でCDを取り込めるほか、iTunesの曲をCDレコアプリで再生可能。ジャケット画像などタグ情報は、インターネットと接続しておくことでgracenoteを利用して自動取得される。
CDRI-W24AIWは、Wi-Fi接続によりiPhoneやAndroid端末へとCDの取り込みが可能。Android端末とはUSB接続も行える。また、CDレコで取り込んだ楽曲は、機種変更時にiPhoneからAndroid端末に変更、またはその逆であっても引き継ぐことができる。
49型液晶ディスプレイLCD-M4K491XDBは、4K UHD(3840×2160)の高解像度で、上下左右178度の広視野角ADSパネルを採用。HDMI入力は3系統備え、HDMI2.0/HDCP2.2対応
。そのほかDisplayPortとアナログRGBを各1系統備え、HDMIのうち1ポートとDisplayPortは4K/60Hzが表示可能。PIP/POP機能で最大2画面表示が行える。
本体には6W+6Wのステレオスピーカーを内蔵し、3.5mmステレオミニのヘッドホン出力も装備。オーバードライブ機能を搭載し、約4msの高速応答を実現している。またフリッカーレス機能やブルーリダクション機能により、長時間の使用での目の負担を軽減。外形寸法は1109W×679H×217Dmm、質量は12.2kg(ともにスタンドあり)。
これらの発売に先駆け、同社は2017年の新商品に関するメディア向け発表会を実施。まず代表取締役社長の細野昭雄氏が登壇し、同社の取り組みについて次のように述べた。
「2016年に40周年を迎え、この先3年、5年、10年と、これまでやってきたことをただ続けるのではなく、こう変わっていくのではないか、ということを考えていく。モニターや外付けドライブなど単独では動かないものであっても、アイ・オー・データ機器の製品を組み合わせることで、最終ユーザーがそれだけで使えるよう多角的に取り組んでいる。日々のビジネスの延長ではあるが、新しいことにチャレンジしていきたい」
●CDレコの機能強化、より使いやすく
CDレコ新モデル開発の背景について、事業戦略本部 プロジェクト推進室 CDレコプロジェクトリーダーの小柳新一氏は「CDレコのコアターゲットを知るために実施したグループインタビューから、“CDを聴くのにPCを立ち上げるのが面倒”といったユーザーの声があった。アイ・オー・データ機器がこれまでターゲットとしてきたコンピューター/ITデバイスの周辺機器に強い法人や個人ではなく、個人の一般的なユーザー層を取り込んでいく必要がある」とし、機能強化でより使いやすい製品を目指したことを語った。
また「新しいCDレコには、CDにこだわり、つながっていく楽しさを表現したアイコンをつけた。“音楽に包まれる生活”の提案を、NASやスピーカーなど色々な製品で行って新しいファンを作っていきたい」として、今後の展開を語った。
また具体的な機能について、同じく事業戦略本部 企画開発部 シニアリーダーの北川典明氏が解説。LightningやWi-Fiで接続するだけでCDが取り込める利便性の高さと共に、アップデートされる「CDレコアプリ」の追加機能である「CDブックレット機能」をアピールした。
CDブックレット機能は、取り込んだCDの発売当時に書かれた解説や、アーティストのプロフィール、ディスコグラフィー、関連ニュースといった楽曲解説を提示する「情報サービス」と、性別や年代、地域で検索できる「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」のCDレコアプリでの再生数TOP100を示す「ランキング」を実装。
CDレコアプリの機能について「例えば、家事の最中に気分を盛り上げるためにお気に入りの曲だけで構成したプレイリストを聴きたい、ライブやカラオケの前に歌詞を確認して予習したい、ある年代でいま流行っている楽曲などを知りたい、スマホならではの視覚的な楽しみとしてジャケット画像や解説を見たい、といったユーザーからのニーズに応えた」と、実際の利用者の声を参考に搭載していることをアピールした。
●液晶ディスプレイや周辺機器に関する取り組み
液晶ディスプレイに関して、事業戦略本部 企画開発部 チーフリーダーの澤野貴史氏は「2016年はBCNシェアNo.1を獲得することができた。今後も、これまでも掲げてきた“5年保証、5つの安心”を継続し、お客様からの信頼に応えたい」と、改めて同社の理念を解説。
新製品として49型4K液晶ディスプレイLCD-M4K491XDBのほか、同社初のカーブドパネル搭載のゲーム向け27型ディスプレイ「LCD-GC271XCVB」を参考出展。144Hzリフレッシュレートに対応し、暗部の視認性を向上させる「Night Clear Vision」機能、ティアリングを解消する「Free Sync」機能など、ゲーミング用途に適した性能を保持。またディスプレイのトレンドとして、HDRやUSB TypeCに対応した製品が登場していることについても触れられた。
液晶ディスプレイだけでなく、周辺端末を含むシステムについて「ソリューションメーカーとして、幅広い展開を行っていきたい。そのひとつとして、液晶ディスプレイとサイネージ端末としてスティック型PC、スタンド、サイネージアプリによる『サイネージセット』の提案を検討している」としている。
サイネージ用の端末として、4K対応スティック型PC”CLIP PC”、「CLPC-32W1」を参考出展。CPUにIntel Atom x5-Z8550を搭載し、4K/30Hzの動画再生が可能。OSはWindows 10 Homeで、メモリ/ストレージは2GB/32GB、カードリーダーはMicro SDカードスロットを装備し、USBポートはUSB3.0を2系統搭載する。
最後に、事業戦略本部 企画開発部 副部長の平林 朗氏がIoTビジネスへの取り組みについて「IoTビジネスは各種分野、市場が多岐に広がっており、今後市場の大きな成長性が見込まれる。ただそれだけに、サービス提供事業者を含むユーザーにとっての利便性確保が容易ではない。アイ・オー・データ機器として、これまでのモノづくりの経験、ノウハウを活かし、またビジネス分野の範囲として特に絞ることはせず、得意分野を中心に、関係各社とのアライアンスを強化して展開していきたい」とコメント。
同社はIoTソリューションビジネス展開として、「Raspberry Pi」や「BeagleBone」の製造を担当する中国「Embest」社製品の国内販売を行う。第一弾として「Raspberry Pi」およびそのオプション品などを2月中旬より随時販売開始し、スターターキットのセット販売も予定しているという。同社が取り扱うことによる特徴として、1年間の保証期間がつけられ、期間中は無料修理交換に対応する。