• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/08/31 01:03

<IFA>シャープ、第2世代8K液晶テレビをプレスカンファレンスにて公開。日本発売は今年末を予定

欧州限定のピニンファリーナモデルやスマホも出展
編集部:風間雄介・成藤正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
シャープ(株)は、IFA2018のプレスカンファレンスにおいて、日本でもこの12月の4K8K衛星放送にあわせて発売を予定する、第2世代8K液晶テレビを出展した。

第2世代8Kテレビを展示した

新モデルの画面サイズは60型/70型/80型で、新たな高画質化機能を搭載したほか、色の純度も高めた。欧州ではこのうち80型を2019年に発売する。なおアジアでは、欧州より少し早く販売を開始するという。

シャープは欧州において、8Kテレビ「LV-70X500E」を発売済み。フルHDテレビの16倍の解像度、33メガピクセルの画素数などをアピールしている。

欧州では55型以上のモデルの需要が急伸しており、このニーズの高まりにあわせて8Kテレビのラインナップを広げていく。

本機には、同社が最近開発したという8Kイメージプロセッサーを搭載。2Kや4Kの映像を高精度に8Kへアップスケールでき、100/120Hz駆動にも対応するとしている。

新イメージプロセッサーなど新機能を搭載する

8K、AIoTの2面から事業を拡大

プレスカンファレンスでは、同社欧州代表の石田佳久氏が登壇。「Feel Sharp」をスローガンとして、シャープの2018年からの戦略を、主に8KとAIoTの2面から語った。

シャープ 石田佳久氏

8K分野においては、昨年から始まったAQUOS 8Kの展開を2018年、2019年以降もさらに推し進め、8Kによるエコシステムの実現を目指すと力強く宣言した。

そのためにまずは、第2世代のAQUOS 8Kを世界的に発売する。サイズは現行の70型に加え、80型/60型とバリエーションを増加。欧州市場では、2019年春ごろを目処に80型を投入する。さらに、映像の魅力をより引き出すためサウンドバーなど関連商品も拡充していく。

一例としてサウンドバーでは、8K放送のフォーマットとして考えられている22.2ch音声を、より一般的な3.1.2chに変換する機能や、5.1chと2.0chをミックスして3.1.2chにする機能、さらにはドルビーアトモスなど、AQUOS 8Kとの組み合わせに最適となる製品の開発を進めているという。

22.2chの変換やドルビーアトモスなど、AQUOS 8Kに最適なサウンドバーの開発を進めているという

また同社が495を超える関連特許を取得し、実証実験も繰り返している5Gなど、次世代技術と8Kを組み合わせた展開や、8K映像の精細さを活かした医療・インフラのメンテナンス・教育など、様々な分野への8Kの浸透を続けていくという。

5Gなど新技術との組み合わせや、あらゆる分野への浸透を通じてエコシステム構築を図る

AIoT分野においては、今年7月に発表した欧州向けスマートフォンを皮切りに、新規事業までを見据えていることが語られた。

スマートフォンは、独自のフリーフォームディスプレイ技術により4辺を狭額縁化した「AQUOS D10」、狭額縁を3辺に減らすかわりに価格を抑えた「AQUOS C10」、テレビとセットで販売するユニークな販売形態を取る「AQUOS B10」などの欧州独自モデルを今年7月に発表。さらに、2018年第3四半期に有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンを投入すると予告している。フリーフォームディスプレイ技術と組み合わせ、曲面を描くディスプレイを搭載するという。

AIoT製品として、欧州モデルのスマートフォンが投入される他、OLED搭載スマホの投入も予定している

スマートフォン以外では、今年東芝から買収したPC事業をAIoTソリューションに組み込んでいく他、ヘルシオやプラズマクラスター清浄機といった家電製品、さらに新規事業としてペットの健康をモニタリングする製品にも取り組んでいくことが述べられた。

買収したPC事業やペットに関わる新規事業を通じ、AIoT事業の拡大を図る

また、SHARP UMCのヴァイスプレジデントマネージャー、Sascha Lange氏からは、第2世代AQUOS 8Kやサウンドバーなど製品の詳細に加え、イタリアの著名なデザインスタジオ・ピニンファリーナとの共同開発モデルを欧州限定で投入することが語られた。

SHARP UMC Sascha Lange氏


ピニンファリーナと共同開発したモデルが欧州限定で投入される
また、AQUOS 8Kのみならず、4K液晶テレビのラインナップも引き続き充実させていくとし、欧州では2018年10月に70型、60型という大型モデルの発売を予定していることが発表された。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX